鎮痛薬腎症は減少している
フェナセチンは米国では1983年、日本では2001年4月に製造中止
Mihatsch MJ, et al: Nephrol Dial Transplant 21: 3139-3145, 2006
乳頭壊死と確認された剖検例は1978年~1980 年には4%
2000年~2002年には616名の剖検例中、乳頭
壊死は79歳の男性1例のみ(0.2%)に減少
⽣涯にわたる鎮痛薬服⽤量が
3001
g以上の患者のみ、他群に⽐し
6.02
倍 有意に透析患者になりやすいMichielsen P, et al: Nephrol Dial Transplant 24: 1253-1259, 2009)より引用。元データはVan der woude FJ, et al : BMC Nephrol]:15、2007より
5/6腎摘ラットへのアセトアミノフェン投与は 腎機能保護作⽤を⽰す
NSAIDのインドメタシンは⽣存率を低下させたが,
アセトアミノフェンは⽣存率を低下させなかった
0 20 40 60 80 100
0 5 10 15 20 25 30
腎不全+アセトアミノフェン150mg/kg 腎不全+アセトアミノフェン750mg/kg)
投与⽇数 (day)
腎不全+溶媒
Kadowaki D, Sumikawa S, Arimizu K, Hirata S, et al., Life Sciences. 2012
腎不全+インドメタシン
Indomethacin 5 mg/kg 血中尿素窒素
血清クレアチニン
0 1 2 3 4
5 *
*
0 100 200 300
400 *
*
投与4週目
まとめ:
NSAIDsとアセトアミノフェンの腎への影響 1996年、米国腎臓財団のAd Hoc Committeeは腎臓病患者 への鎮痛薬はアセトアミノフェンを推奨。NASIDsは医師の 指示なしで服用しないこととした。2009年、米国老年医学学会では高齢者の持続的な痛みに 対する初期および持続的薬物療法、特に筋・関節痛に対して はアセトアミノフェンを推奨した。
Henrich WL, et al: Am J Kidney Dis 27: 162-165, 1996
透析導入に至るリスクはアセトアミノフェンの方が高かった 報告に関しては、アセトアミノフェンの方が腎障害症例の
疼痛コントロールに好んで処方されたという交絡因子が排除 されていない。そのためさらなる検証を要する。
Kuo HW: Pharmacoepidemiol Drug Saf 19: 745-751, 2010.
JACS 57: 1331-1346, 2009
しかしアセトアミノフェンは主にケースコントロールスタディで 腎障害の原因薬物になるという報告も散見される。
まとめ:
NSAIDsとアセトアミノフェンの腎への影響 1996年、米国腎臓財団のAd Hoc Committeeは腎臓病患者 への鎮痛薬はアセトアミノフェンを推奨。NASIDsは医師の 指示なしで服用しないこととした。2009年、米国老年医学学会では高齢者の持続的な痛みに 対する初期および持続的薬物療法、特に筋・関節痛に対して はアセトアミノフェンを推奨した。
Henrich WL, et al: Am J Kidney Dis 27: 162-165, 1996
透析導入に至るリスクはアセトアミノフェンの方が高かった 報告に関しては、アセトアミノフェンの方が腎障害症例の
疼痛コントロールに好んで処方されたという交絡因子が排除 されていない。そのためさらなる検証を要する。
Kuo HW: Pharmacoepidemiol Drug Saf 19: 745-751, 2010.
JACS 57: 1331-1346, 2009
しかしアセトアミノフェンは主にケースコントロールスタディで 腎障害の原因薬物になるという報告も散見される。