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2. 保安電源設備(33 条関係)

2.4 電線路の物理的分離について

2.4.3 鉄塔基礎の安定性

一般に,送電線ルートはルート選定の段階から地すべり地域等を極力回避しており,地 震による鉄塔敷地周辺の影響による被害の最小化を図っている。また,やむを得ずこのよ うな地域を経過する場合には個別に詳細調査を実施し,基礎の安定性を検討して基礎型を 選定する等の対策を実施している。

さらに,柏崎刈羽原子力発電所 6/7 号炉に連系する 500kV 送電線 4 回線及び 154kV 送電 線 1 回線については,鉄塔敷地周辺で基礎の安定性に影響を与える盛土の崩壊,地すべり,

急傾斜地の土砂崩壊について,図面等を用いた机上調査及び地質専門家による現地踏査を 実施し,鉄塔基礎の安定性が確保されていることを確認している。(第 2.4.3-1 図参照)

第 2.4.3-1表 基礎の安定性評価対象

発電所 送電線区分 対象線路 鉄塔基数 柏崎刈羽原子力発電所

6/7 号炉 外部電源線

500kV 新新潟幹線 500kV 南新潟幹線

154kV 荒浜線

214 基 201 基 26 基

第 2.4.3-1 図 基礎の安定性評価対象線路

柏崎刈羽原子力発電所

西群馬開閉所

東 群 馬幹 線

西

至東山梨変電所 至新富士変電所

至新秩父開閉所

(電源開発株式会社)奥清津発電所

(電源開発株式会社)奥清津第二発電所

(東北電力株式会社)刈羽変電所

500kV 500kV

柏崎刈羽原子力発電所

西

新榛名変電所

(電源開発株式会社)奥清津発電所

(電源開発株式会社)奥清津第二発電所

(東北電力株式会社)刈羽変電所

(東北電力株式会社)154kV荒浜線

500kV 500kV

至新所沢変電所

西

東群馬変電所

41 (1) 評価内容

①盛土の崩壊

【リスク】盛土の崩壊に伴う土塊の流れ込みによる 鉄塔傾斜,倒壊

→送電鉄塔近傍に大規模な盛土がある箇所を抽 出し,リスク評価する。

②地すべり

【リスク】鉄塔を巻込んだ地すべりによる鉄塔傾斜,

倒壊

→地滑り防止地区,地滑り危険箇所,地滑り地形 分布図をもとに地滑り箇所を抽出し,リスク評 価する。

③急傾斜地の崩壊

【リスク】逆T字型基礎における地盤崩壊による鉄 塔傾斜,倒壊

→急傾斜地(30 度以上)で土砂崩壊が発生する可 能性がある箇所を抽出し,リスクを評価する。

崩壊 盛土

地すべり 地すべり

崩壊

逆T基礎

⊿30°以上

(2) 確認結果

①盛土の崩壊リスク

実測平面図や国土地理院発行の地形図等を使用し,人工的に土地の改変が加えられ た箇所などを抽出

→500kV 新新潟幹線 1 基,500kV 南新潟幹線 3 基,東北電力株式会社 154kV 荒浜線 0 基

→抽出された 4 基について現地踏査等により,現時点では基礎の安定性に問題のな いことを確認(第 2.4.3-2 表参照)

②地すべりリスク

地すべり防止区域,地すべり危険箇所,地すべり地形分布図から対象鉄塔を抽出後,

空中写真判読により地すべり地形近傍の鉄塔を抽出

→500kV 新新潟幹線 28 基,500kV 南新潟幹線 33 基,東北電力株式会社 154kV 荒浜線 2 基

→抽出された 63 基について現地踏査等により,現時点では基礎の安定性に問題のな いことを確認(第 2.4.3-2 表参照)

③急傾斜地リスク

国土地理院発行の地形図等を使用し,急傾斜を有する斜面が近傍にある鉄塔を抽出 →500kV 新新潟幹線 25 基,500kV 南新潟幹線 0 基,東北電力株式会社 154kV 荒浜線 2

→抽出された 27 基について現地踏査等により,現時点では基礎の安定性に問題のな いことを確認(第 2.4.3-2 表参照)

第 2.4.3-2 表 基礎の安定性評価結果

線路名 鉄塔基数 現地踏査基数 対策工等対応

必要基数 盛土 地すべり 急傾斜地

500kV 新新潟幹線 214 基 1 基 28 基 25 基 0 基 500kV 南新潟幹線 201 基 3 基 33 基 0 基 0 基 東北電力株式会社

154kV 荒浜線 26 基 0 基 2 基 2 基 0 基 3 線路 441 基 4 基 63 基 27 基 0 基

※基礎の安定性評価以降も巡視・点検を実施しており,基礎の安定性を脅かす兆候(亀 裂等)がないことを確認している。

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