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重症の関節リウマチやMTX効果不十分な患者さん に対して、MTXと生物製剤、MTXと他の抗リウマチ薬の

ドキュメント内 スライド 1 (ページ 46-58)

2010年RA分類基準

リウマチの治療の 4 本柱

④ 重症の関節リウマチやMTX効果不十分な患者さん に対して、MTXと生物製剤、MTXと他の抗リウマチ薬の

併用は、単剤での治療に比べて優れた効果を発揮する。

MTX がアンカードラッグに位置づけられる理由

MTX

生物 製剤

抗リウ マチ薬

アンカー=錨(いかり)

船を海底につなぎ止める重要な役割

試合を左右する重要な役割を果たしている人物

アンカードラッグ

関節リウマチ治療の中心的薬剤

他の薬剤と併用するときの基本薬

6mg/週で 開始 副作用危険因子(+)

・高齢者

・GFR<60ml/min

・肺病変(+)

・アルコール常飲者

・NSAIDsなど複数薬物

通常

予後不良因子(+)

・高活動性(非高齢)

・血清反応高値

・骨びらん(+)

・身体機能制限

・RF or CCP抗体陽性

・難治例(2年以上、他の 2剤以上のDMARD

2-4mg/週で開始 漸増

適宜 葉酸併用

8mg/週で開始 適宜 葉酸併用

継続

効果減弱

8mg/週に増量 適宜 葉酸併用

継続

効果減弱

16mg/週まで 漸増

抗リウマチ薬併用

生物学的製剤 併用

MTXをアンカーと した併用療法

治療目標 達成

効果不十分

4-8週間

4-8週間

治療目標 達成

効果不十分

4-8週間

4-8週間

MTX の投与開始量とその後の調節

MTX

診療ガイドライン

2011

年版)

疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)(MTX以 外)

・免疫の働きを調節したり、免疫異常を改善して、

関節が壊れるのを抑えます。

・人によって効き目が異なることが多く、

効果があらわれるのに、通常1~数ヵ月かかります。

・はじめは効果があった人が途中から効かなくなる(エス ケープ現象)ことがある。

疾患修飾性抗リウマチ薬

(DMARDs)

【主な副作用】

個々のお薬によって異なります。

次スライドを参照ください。

ディーマーズ

痛みを抑える 腫れを抑える 関節が壊れるのを 抑える

効果が現れる までの時間

△ △ △ 1- 数ヶ月

日本で使用可能なDMARDsの種類と副作用

免疫調節薬 主な製品名 注意すべき副作用

金チオリンゴ酸ナトリウム シオゾール 皮疹、蛋白尿

オーラノフィン リドーラ 下痢・軟便

D-ペニシラミン メタルカプターゼ 皮疹、蛋白尿、肝障害、血小板減少、自 己免疫疾患の誘発

イグラチモド ケアラム、コルベット 胃腸障害、肝機能障害 サラゾスルファピリジン アザルフィジンEN 皮疹、発熱、肝障害

ブシラミン リマチル 皮疹、蛋白尿、黄色爪

アクタリット オークル、モーバー 皮疹

免疫抑制薬 主な製品名 注意すべき副作用

メトトレキサート(MTX) リウマトレックス 間質性肺炎、骨髄障害、肝障害、口内炎 嘔気、脱毛

ミゾリビン プレディニン 高尿酸血症

レフルノミド アラバ 肝障害、骨髄障害、下痢、感染症、間質

性肺炎

タクロリムス プログラフ 腎障害、高血圧、耐糖能異常

「診断のマニュアルとEBMに基づく治療ガイドライン」(厚生労働省研究班)より改変

抗リウマチ薬の種類と分類

強力な抗リウマチ薬

有効率>

50%

、関節破壊抑制効果

(+)

免疫抑制作用(+)

マイルドな抗リウマチ薬

有効率

25-40%

関節破壊抑制効果

(?)

特殊な抗リウマチ薬

血管炎や間質性肺炎など の

関節外症状に保険適応外 で使用

リマチル

アザルフィジンEN シオゾール メタルカプターゼ

リウマトレックス メトレート(MTX) アラバ

プログラフ

イムラン エンドキサン ネオーラル

ブレディニン

ミノマイシン

モーバー、オークル カルフェニール

生物学的製剤

生物学的製剤

【主な副作用】

細菌感染症、結核、ウイルス感染、ニューモシスチス 肺炎、帯状疱疹などの感染症

間質性肺炎、注射部位反応、インフュージョンリアク ション(点滴時の血圧低下や発熱、皮疹など)

・バイオテクノロジー技術を用いて開発された最新の薬。

・病気を引き起こす物質を標的とし、その働きを抑え、

関節リウマチの症状を改善し、関節破壊を抑制します。

・開始後すぐに効果があらわれることが多く、約80%の 患者さんに有効です。

・点滴や皮下注射のお薬です。

3)-11

痛みを抑える 腫れを抑える 関節が壊れるの を抑える

効果が現れる までの時間

○ ○ ◎ 1-8 週間

日本で使用されている生物製剤

一般名

エタネルセプト

ETN

アダムマブ ADA

ゴリムマブ GLM

インフリキシマブ IFX

トシリズマブ TCZ

アバタセプト ABT

商品名

エンブレル ヒュミラ シンポニー レミケード アクテムラ オレンシア

作用

TNFα阻害剤 IL-6阻害 T細胞の活

性化調節

MTX

併用

併用が効果良 必須

投与経路

皮下注射 点滴

2時間

点滴 1時間

点滴 30

投与間隔

1or2回 自己注射○

2週に1回 自己注射

4週に1回 自己注射×

初回投与後 2,6週後、

以後8週毎

4週に1回 初回投与後 2,4週後 以後4週毎

特徴

長期安定

感染少ない 妊娠中使用例

MTX併用 ないと効果

不十分

即効性 Bio Free

可能性

MTX非認容

例に単独で 有効

発現まで 3-6ヶ月かかる

こともある

リコンビナント蛋白と ヒトIgG-Fcの融合蛋白

リコンビナント蛋白と ヒトIgG-Fcの融合蛋白 キメラ型抗体 ヒト化抗体

ヒト型抗体 ヒト型抗体

生物製剤の作用機序

ヘルパー

T

細胞

(

司令官)

樹状細胞

(伝令係)

B

細胞 マクロファージ

軟骨細胞 滑膜線維芽細胞 骨

破骨細胞

TNF-α

、INF-γ 、IL-2

IL-6

MMP3

TNF-α

IL-1

IL-

IL-6

RANKL RANK

RANKL

軟骨破壊

関節裂隙狭小化 関節の腫れ、疼痛 関節の炎症

骨吸収 骨破壊 オレンシア

レミケード ヒュミラ シンポニー シムジア エンブレル

アクテムラ

生物製剤の副作用

低 低 高

重症度 頻 度

感染症

投与時反応

心不全の増悪

自己免疫疾患の誘発

悪性腫 瘍?

臨床検査値異 常

注射部位反応

生物製剤の市販後調査における感染症の発症

インフリキシマブ エタネルセプト アダリムマブ トシリズマブ アバタセプト

症例数 5000 13894 7740 7901 7413 副作用発現例数 1401 3714 1857 3001 885

同発現率 28.0% 26.7% 24.0% 38.0% 11.9%

重篤な副作用発現例 数

308 636 348 589 162

同発現率 6.2% 4.6% 4.5% 7.5% 2.2%

細菌性肺炎 108(2.2%) 174(1.3%) 104(1.3%) 118(1.5%) 32(0.4%) 間質性肺炎 25(0.5%) 81(0.6%) 53(0.7%) 35(0.4%) 16(0.2%) ニューモシスチス肺炎 22(0.44%) 25(0.18%) 26(0.34%) 14(0.18%) 10(0.13%)

結核 14(0.28%) 10(0.08%) 9(0.12%) 5(0.06%) 4(0.05%)

生物学的製剤投与時の感染症予防対策

ワクチン接種は? 肺炎球菌ワクチン

インフルエンザワクチン接種を検討

結核は?

病歴

(

家族歴、既往症

)

胸部レントゲン、CT検査

ツベルクリン反応、クオンティフェロン

抗結核剤の予防投与

ニューモシスチス肺炎は?

高齢

(65

)

、既存の肺病変 ステロイド(PSL6mg以上)、MTX

B 型肝炎は?

HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体

HBV-DNAの定期的な測定

陽性時は核酸アナログ製剤の 投与を検討

ST

合剤の予防内服

生物学的製剤の使用を考慮するケース

④抗リウマチ薬による治療経験がなくても、関節リウマチと診断されてから6ヵ月未満で、

病気の勢いが強く、関節の壊れるスピードが速いと予測される場合、TNF阻害薬と MTXの併用による治療を考慮する。

抗リウマチ薬(DMARDs)治療歴がなくても、

生物学的製剤が使用できる場合があります。

関節リウマチ歴

6ヵ月未満 かつ

高疾患活動性

ドキュメント内 スライド 1 (ページ 46-58)

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