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平成21年度危険物安全週間推進ポスター

平成21年度(第8回)

危険物事故防止対策論文

全戸を訪問して住民に住警器設置の意識啓発・普 及促進を図る事業を実施している地域の事例を紹 介します。

愛媛県伊予市湊町婦人防火クラブでは、以前よ り火災予防運動期間中の防火・防災教室をはじ め、機会があるごとに住民への住警器設置を促し ていましたが、設置率が向上する気配はありませ んでした。またパンフレット等による普及活動を 行うことで必要性は理解してもらえるが設置行動 には至らないことが課題となっていました。

そこで年2回の住警器研修等で会員自らが積極 的に学習して知識を深めるほか、消防署員等を講 師として招き、地域住民への説明会を実施するこ とで「防火意識の底上げ」を行いました。

また地域の広報区長の協力により、取付けの可 否および設置個数等を訪問調査により実施する旨 の住民周知を行い、その後クラブ員が各家庭を訪 問して意識啓発・普及促進を図るとともに実態調 査を実施しました。

設置希望者に対しては住警器の共同購入を実施 するほか、設置が困難な高齢者宅等については、

地域で結成されている自主防災組織等の協力によ り、取付け作業を無償で行いました。この取組に より、170個の住警器が設置済みとなりました。

住警器を購入した家庭には、取付け状況等の確 認を行い、「住宅用火災警報器個別台帳」を作成 することで地域における設置状況を管理していま す。

○おわりに

消防庁では各地域、各方面で行われている様々 な住警器普及の取組事例を集めているところで す。

こうした情報が各地域、各方面において共有さ れ 、 そ れ を 参 考 と し て 様 々 な 工 夫 が 実 践 さ れ 、 住 警 器 普 及 が 推 進 さ れ る こ と を 期 待しています。

○はじめに

住宅火災による死者発生防止に有効な住宅用火 災警報器(以下「住警器」という。)の早期普及 は、国民の安心・安全を実現する上で極めて重要 な課題です。この課題に取り組むため、昨年12月 に「住宅用火災警報器設置推進基本方針」が決定 されました。本方針に基づき、住警器普及のため の取組が各地域で展開されているところです。

本稿では、そうした取組の中から、「第13回防 災まちづくり大賞」において優れた事例として表 彰されたものを紹介します。

○住警器配布から取付けまでの徹底した取組 住警器の普及策の一つとして期待されるのが共 同購入です。地域で購入者を募って大量注文する ことで安価に安心して住警器を購入することがで きます。ここでは共同購入を計画的に実施、継続 している地域の事例を紹介します。

東京都江戸川区なぎさニュータウンでは、住警 器の設置義務化を受け、区分所有者によって組織 されている管理組合の総会で、安全・安心街づく りの一環として住警器の設置対象住戸全てへの配 布と設置を管理組合事業計画で行うことを決議し ました。

必要個数の確認、業者決定についてプランを練 り、自動火災報知設備の設置されている住戸を除 く809戸(7戸空室)を対象としました。また、

正確な必要個数を把握するために数回の調査を実 施しました。

これまで取引のあった業者等へ住警器購入の見 積もりを依頼し、自分で取付けできない高齢者世 帯があることを考慮して設置工事費を含む低価格 な条件を提示した業者から合計3,500個購入しま した。

各戸に設置する住警器は管理組合の所有物と し、入居者に10年間貸与して設置することを受取 同意書に明確にし、これを住民説明会で周知した 上で住警器を配布しました。

全戸訪問による住警器設置促進事業

地域の実態を把握し、隣近所の住人について理 解し合うことで、火災・災害発生時に迅速かつ適 切な対応ができる地域づくりを進めようと、地域

地域における住宅用火災警報器普及の取組

総務省消防庁 予防課

住警器を手に鳩山 夫総務大臣と 小倉優子さん

平成7年に入団し、今年100周年を迎える伝統ある湖山分団で、

ポンプ車操法の指揮者を任されている中村哲也さん。市大会連 覇を目指し、この為に編成されたチーム「TETSU」を率い、

日々訓練を重ねています。

分団では、機械部長としてポンプ車の維持管理に努める傍ら、広報誌「纏(まとい)」の 編集委員としても、広報・啓発活動に取り組んでいます。

また、中学校のPTA副会長や、小学校の「こやまおやじの会」、「湖東グリーンゾーン」、 地区の壮年団員として、子どもや地域とのつながりを大切にしながら活動しています。さら に、全国でも珍しい中国龍舞のチーム「鳥取醒龍團」のメンバーとして、県内外のイベント や、福祉施設へのボランティア公演など、日々忙しく飛び回っています。

鳥取市消防団鳥取地区団湖山分団 班長 中村 哲也

木村さんは夫婦で消防団に入っています。普段、典由さんは 自営業である豆腐屋さんで朝早くから働き、珠美さんは病院 で医療事務の仕事をしています。2人とも忙しく働いていま すが、消防団ではラッパ隊にも入っており、週に1回行われ る訓練には必ず2人で出席し、出初式や辞令交付式でその訓練の成果を披露しています。

典由さんは副分団長として自分の分団はもとより他の分団の方との交流をしていきたい と、珠美さんは地域の方との交流を深め、女性消防の活動を多くの市民に知ってもらいた いとこれからの目標を語ってくれました。

裾野市消防団 富岡分団 副分団長 木村 典由

女性消防 団員 木村 珠美 鉄砲伝来の地、種子島の西之表市からは、女性団員の兼山さ んを紹介します。

大阪に生まれ、大阪の高校を卒業。平成18年に観光で訪れた サーフィンのメッカである種子島が気に入り移住。特別養護 老人ホームに勤務しながら、休日はボディボードを楽しむ活発な

女性です。また、平成19年に自ら入団した消防団の訓練にも積極 的に参加し、分団員の訓練参加率向上にも一役かっています。こ れからも、入園者の方々や地域の「じいちゃん・ばあちゃん」達 が、安心・安全に暮せるように活動していこうと頑張っています。

西之表市消防団 下西分団 団員 兼山 佳子

鹿

電気工事会社を営む佐戸分団長は、当町議会議員として安 心安全で活気あるまちの実現に向け活動を行っています。

第1分団は、年間通じて波穏やか で、舟屋の建ち並ぶ伊根湾を有し、

消防団としては珍しい「消防艇」を所有していることが特色です。

ひとたび火災、海難捜索者等がでると分団員約90名を指揮し、

海から陸からの波状的な対応でその手腕を発揮します。

伊根町消防団 第1分団 分団長 佐戸 仁志

綾部市消防団は特殊技能を持った団員ばかりを集め「ハイ パー消防団員」を結成した。その中部ブロック救護班のリー ダーに選ばれた鈴木団員は消火活動などに活躍すると共に、

消防署救命講習インストラクター制度発足時から応急手当指 導員として百回以上参加し、教え子は千人を超える。大災害発生時に地域住民の命を守る 地区応急救護所の核として活躍が期待されています。

綾部市消防団 綾部分団第6部 団員 鈴木 賢治

久御山町は、京都府南部に位置し、宇治川と木津川に挟ま れ、過去に大きな水害に見舞われた地域でありますが、現在 は、近郊農業と工業地域には多くの企業が入るすばらしい町 であります。

この久御山町の消防団に、親子3人が所属し、地域防災の担い手として消防団活動に従 事する家族がおられます。父親の福造さんは、久御山町へ引っ越してきた平成元年に入団 し、地域のため団活動に従事され、その父親の背中を見て育った長男の誠造さんは、平成 15年に入団され現在、部長を勤めておられます。そして、次男の悠造さんも平成19年に入 団され、3人そろって、火災や水害から「自分たちの住む町は、自分たちの手で守る。」

ということを身をもって若い団員たちに発信されています。

久御山町消防団 班長 澤闢 福造

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