• 検索結果がありません。

第4章 日本郵便からの郵便サービスの見直しに係る要望について

9 郵便の全国均一料金制の例外に係る要望

日本郵便は、上記【要望1】及び【要望2】の他に、郵便の全国均一料金制の例外 に係る次の要望についても併せて表明している。

【要望3】 特別料金設定範囲(郵便区内特別郵便物)の拡大

⇒ 郵便の全国均一料金制の例外は、一の郵便局においてその引受及び配達を行う 郵便物の料金のみとされているところ、現在、一般の配達局で行っている郵便物 の区分作業について、郵便物を地域別・配達局別に区分するハブ局(地域区分 局)への集約を進めていること(「郵便・物流ネットワークの再編」)を踏まえ、

配達側の地域区分局に差し出される郵便物に適用される新たな料金の設定を可能 とすることにより、現在の特別料金(郵便区内特別郵便物)を適用する郵便物の

差出場所を拡大する。

日本郵便によれば、配達局の配達区域内のみでその引受及び配達を行う郵便物につ いて低廉な特別料金を設定している現行の郵便区内特別郵便物制度において、2017 年 度は約 13.4 億通の利用実績(内国郵便物の約8%)があり、主な利用内容は、地方自 治体からのお知らせや金融機関、通信会社等からの請求書等を送付するケースとなっ ている。現状、低廉な特別料金を適用するためには、郵便物の配達を受け持つ局毎に 差し出す必要があるため、例えば、同一市区町村内であっても配達局が複数あるよう な場合は、それぞれの配達局に持ち込む必要がある。実際に、郵便区内特別郵便物の 約4割(5億通程度)は、同一の差出人が年間 100 箇所以上の配達局に差し出している 状況にある。

一方、日本郵便においては、「郵便・物流ネットワークの再編」を進めているところ であり、差出人が各配達局へ持ち込んだ郵便物についても、配達局と地域区分局間の 運送が発生している(郵便区内特別郵便物の約5割(7億通程度)は、配達局ではな い地域区分局で区分)。

こうした状況下において、制度改正要望が実現した場合、地域区分局に差し出され た郵便物に対しても新たな料金設定が可能となるため、現行制度において複数の配達 局へそれぞれ郵便物を持ち込んでいた差出人は、地域区分局の一箇所にまとめて持ち 込んだとしても低廉な特別料金の適用を受けることが可能になる。

日本郵便としては、これらの利用者については、制度改正要望の実現により、差出 に当たっての事務量の軽減等のメリットが見込まれ、サービスの向上につながるとの ことであった。さらに、同社としても、地域区分局に差し出された郵便物に対して配 達局から地域区分局への輸送が不要となるため、業務の効率化にも資すことになり、

実現した場合は、双方にとってメリットが見込まれるとのことであった。

本件は、利用者利便の向上に資するサービス見直しであり、また、新たに特別料金 制度の対象となる郵便物は、同時に大量に差し出され、かつこれまで日本郵便が負担 してきた配達局から地域区分局への輸送コストを差出人が負担することによって削減 できることから、その処理に要するコストが通常の郵便物と比較して低廉であること が明確である。したがって、全国均一料金の例外として不当な差別的取扱いには該当 しないと考えられ、委員会としても本件を了承して差し支えないものと考えるが、本 論点整理案への意見公募の結果を踏まえ、最終的な結論を出すこととしたい。

(図表4-6)見直し後の郵便物引受のイメージ

(出典:郵便局活性化委員会第 15 回 日本郵便説明資料)

今回の改正が実現すれば 新たに「差出可」

関連したドキュメント