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避難行動要支援者名簿の作成

ドキュメント内 釜石市地域防災計画(案) (ページ 33-36)

1 災害時要援護者台帳について

当市では、災害時要援護者について以前から登録制で災害時要援護者台帳を作成してい ました。台帳は地区ごとに作成し、要援護者の名前、住所、連絡先などの他に担当民生委 員、情報伝達や避難支援をする者について記載することとしており、災害時の備えとして 整備を進めていました。

2 避難行動要支援者名簿について

避難行動要支援者名簿は、市の情報に基づき収集したものであり、既存の要援護者名簿

(前項)の情報と組み合わせて構成されます。名簿に登録される避難行動要支援者のうち、

本人の同意がある場合のみ、名簿情報を避難支援等関係者へ事前に提供します。

名簿情報の事前提供に不同意の回答があった避難行動要支援者については、平常時にお いては市の担当課のみが閲覧できる名簿への登録を行い、通常の避難行動要支援者名簿と は別に管理し、避難支援等関係者への名簿情報の事前提供は行いません。しかし、災害時 に適切な支援を実現するためには事前に情報を提供し、個別計画を作成しておくことが重 要であるため、避難行動要支援者名簿への登録の際にはできるだけ、名簿情報の提供に同 意していただけるよう働きかけます。

3 避難行動要支援者名簿作成に必要な個人情報及びその入手方法 (1)必要な個人情報

・氏名

・生年月日

・性別

・住所又は居所

・電話番号、その他の連絡先

・避難支援等を必要とする事由

・その他避難支援等に必要な情報

(2)入手方法

市が保有する要介護高齢者や障がい者等の情報、岩手県への情報提供依頼及び避難 行動要支援者本人やその家族等からの情報提供により入手します。

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4 避難支援等関係者への名簿情報の提供

災害発生時の効果的な避難支援を実現するためには、平常時から避難支援等関係者が対 象の避難行動要支援者を把握しておくことが不可欠となるため、災害対策基本法第49条の 11第2項において、避難行動等要支援者名簿の情報を避難支援等関係者に提供すること とされています。釜石市では避難支援等関係者となる釜石消防署、岩手県警察、釜石市社 会福祉協議会、自主防災組織、消防団、民生委員、町内会、その他避難支援等の実施に係 わる関係者への名簿情報の提供を行います。その提供には個人情報保護の観点から本人の 同意が必要ですが、同意の確認は基本的に文書(添付資料:様式)にて行うほか、状況に 応じて口頭でも行います。また、同意に際して避難行動要支援者支援計画や名簿への登録 について詳細な説明が必要な場合には、市の職員などが充分な説明を行います。

5 避難行動要支援者名簿の更新・共有

転出や死亡による避難行動要支援者の異動が、住民登録の変更等により確認された場合 は、避難行動要支援者名簿から削除するとともに、その変更内容を避難支援等関係者間で 共有します。また、避難行動要支援者の避難支援に係わる事項に変更が生じた際も同様に その情報を避難支援等関係者で随時共有し、名簿の更新を行います。

6 避難支援等関係者以外への名簿情報の漏洩防止

避難行動要支援者名簿は、当該避難行動要支援者を担当する地域の避難支援等関係者に 限り提供します。その際、市は、災害対策基本法に基づき、避難支援等関係者個人に守秘義 務が課せられていることを十分に説明し、避難行動要支援者に関する個人情報が無用に共 用、利用されないように指導します。また、避難行動要支援者名簿を必要以上に複製しない よう関係者に指導します。

7 名簿作成に関する関係部署の役割分担

避難行動要支援者名簿の作成に関する各関係部署の役割について、次のとおり定めます。

福祉担当

避難行動要支援者情報を収集・整理した避難行動要支援者名簿の作成・更新を行いま す。また、避難行動要支援者名簿を活用して日頃から地域の関係機関等と情報を共有 するとともに、地域における避難支援体制の構築に努めます。

防災担当

自主防災組織の立ち上げや体制の強化、地域への情報伝達体制の整備を進めます。ま た、避難行動要支援者名簿を活用して日頃から地域の関係機関等と情報を共有すると ともに、地域における避難支援体制の構築に努めます。

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8 避難支援等関係者への依頼事項

自主防災組織を基本として、避難支援等関係者の方々には避難行動要支援者の避難支援 計画の立案、また実際に避難が必要になった際には避難支援計画に従って避難支援にご協 力いただきます。

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ドキュメント内 釜石市地域防災計画(案) (ページ 33-36)

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