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適切な体重維持

ドキュメント内 1)表紙14年v0 (ページ 42-47)

日本人においては肥満とがんの関係はそれほど強くありません。むしろやせによる栄養 不足は免疫力を弱めて感染症を引き起こします。

《目標値》  BMI(体重kg/身長m2)

中高年期男性 21〜27   中年期女性  19〜25

 栄養食事指導では、管理栄養士が食習慣における問題点を一緒に見つけ出し、改善方法 を考え、食事療法のサポートをさせていただきます。お気軽にお申し込み下さい。

◇バランスのとれた食事とは

 簡単にいえば、「毎食、主食・主菜・副菜をそろえて食べる」ことです。

一品料理も主食・主菜・副菜の役割の食品を組み合わせれば、大丈夫です。

(文責:栄養課 石井 民子)

(13)当院のがん患者のリハビリテーションについて

 当院では全種類のがん医療を提供しているわけではありませんが、がん患者のリハビリ テーション(以下、リハビリ)に占める割合は質・量とも小さくなく、リハビリ・スタッ フはその特徴、病期を考慮し最良な対応ができるよう苦心しております。

1.がんのリハビリの特徴

1)原疾患の進行による機能障害の増悪(骨転移、呼吸循環障 害、悪液質、疲労・倦怠感)に注意し、その都度、訓練目標を 変更することが多々ある。

2)治療の副作用による訓練の変更、中断が多々ある。

(血液、体液、呼吸循環、意識、神経障害)

3)再発の恐怖、心のトラウマに対する配慮が大切である。

4)積極的治療中止後の患者様に対する緩和医療的対応・配慮が必要であ る(患者・家族ニーズ)

5)チーム医療(医師、看護師、ソーシャルワーカー、理学療法士、その他)でのカンフ ァレンスを通じ、がんの進行度、治療経過、全身状態、機能・生命予後、社会資源を考慮 したリハビリ目標の設定、その共有化を図る必要がある。

2.病期によるがんリハビリの分類

1)予防的・・・体力増強(治療前、治療中)

 長期抗がん剤・放射線等治療者

2)回復的・・・治療後、患者本人の機能回復・身体動作工夫。

 術後の呼吸循環機能障害、ADL低下  乳癌術後の上肢の運動障害・浮腫 3)維持的・・・環境を変更、工夫。

 骨転移に対するコルセット、脳転移に対する下肢装具など  一時退院に向けた福祉機器、家屋改造、社会資源の検討

4)緩和的・・・QOL向上。精神的サポート。気晴らし、ストレス発散。

傾聴、共感、受容(死に行く人の怒り、不安、不満)。

触覚(マッサージ)、カウンセリング、

認知行動療法的対応(動機の発現)

3.まとめ

 上記のように、がんのリハビリは多種多様といえ、特に緩和的リハビリが特徴的です。

緩和的リハビリについては、その結果が数値として現し難く科学的でないとの意見もある と思いますが、人間はヒト(生物)であると同時に、その人(歴史を持った社会的存在)

であります。がんをはじめ多くの疾患はリハビリでは治りませんが、自然治癒力を高め、

身体的・精神的障害を軽減できると信じ、我々は日々全人的対応を心がけております。積 極的治療がなくなった患者様に対しても、可能な限り長期にコミュニケーションをとり

(言語以外の触覚・運動感覚も含む)、近くに寄り添い、その人の残された人生設計に、

また、名誉の回復(リハビリ)に参加、貢献できる存在になりたいと考えております。       

(文責 理学療法科 今泉 悟)

(14)相談支援センター相談員の役割について

1)主な相談内容

①がんの告知・治療・検査・症状・副作用・後遺症・補完代替療法に関すること

②セカンドオピニオン(一般・受入・紹介)

③受診・入院方法・転院・在宅医療・緩和ケアに関すること

④健康診断に関すること

⑤在宅療養においての食事・栄養・介護・看護・教育に関すること

⑥社会生活(仕事・就労・学業)

⑦医療費・生活費に関すること

⑧患者会・家族会について

2)相談業務の実際

 医療社会事業専門員は、1989年に健康政策局長より通知された「医療ソーシャルワー カー業務指針」に基づき個別相談に対応しています。

平成22年度の相談件数は約3300件(延件数)で約1000件はがんに関する相談です。内容 別に見ますと、「当院受診・当院への入院方法・当院から他院への転院・在宅医療・緩和 ケアに関すること」と「在宅療養においての食事・介護・看護・教育に関すること」が7 割を占め、2割が「医療費・生活費に関すること」です。

相談の対応方法ですが、電話やメール、FAXの対応も可能ですが、極力面接とさせてい ただいています。メールやFAXですと、相談・回答が一方的になってしまうことがあり ますし、電話ですと説明が難しいことがあります。問題に対して、わかりやすく、ひとつ ひとつお答えするにはやはり面接が一番だと考えています。

相談は当院の受診可否は問いません。

また、相談は無料となっていますの で、多くの方にご利用いただけます。

<注意>

 医療社会事業専門員の業務において 守秘義務は遵守しますが、治療・療養 上に必要な情報・相談内容について は、相談者の了解を得た上で関係機関 や関係職種の方と協議・情報共有を行 なうことがあります。

ドキュメント内 1)表紙14年v0 (ページ 42-47)

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