120
121 -(4) 色 彩
工事現場において、防護施設に色彩を施す場合は、黄色と黒色の斜縞模様(各
縞の幅10cm)を用いること。
(5) 管 理
工事現場における標示施設及び防護施設は、堅固な構造として所定の位置に整 然と設置して、修繕、塗装、清掃等の維持を常時行うほか、夜間においては遠方 から確認し得るよう照明または反射装置を施すこと。
(6) 工事情報看板の設置
道路工事を開始する約1週間前から道路工事を開始するまでの間、工事内容、
工事期間等を標示する工事情報看板を、道路工事が予定されている現場付近にド ライバーから看板内容が見えないように設置すること。ただし、短期間に完了す る軽易な工事等については、この限りでない。
(7) 工事説明看板の設置
道路工事開始から道路工事終了までの間、工事内容、工事期間等を標示する工 事説明看板を、道路工事現場付近にドライバーから看板内容が見えないように設 置すること。ただし、短期間に完了する軽易な工事等については、この限りでな い。
(8) 標示板の設置場所
歩行者及び自動車ドライバーの視認性を確保するため、交差点及び横断歩道付 近を避けて標示施設を設置すること。「表-6.1 保安施設の種類」参照
図-6.1 標示板の設置場所
122 -6 - 1 保安施設の種類
ア.保安施設の種類
表-6.1 保安施設の種類 施 設 記 号 交通の
誘導 立入 防止
場所の予告 明示
交通 指導 その他 摘 要
工 事
標示板 ① - ○
迂回路 標示板 ② - ○
工事情報
看板 ③ - ○
工事説明
看板 ④ - ○
まわり道
(120-A) ⑤ ○
車線数減少
(211) ⑥ ○
道路工事中
(213) ⑦ ○
車両通行止
(302) ⑧ ○
指定方向外 進行禁止
(311-F) ⑨ ○
(329) 徐行 ⑩ ○
規制予告
(409-A) ⑪ ○
歩行者通路
(509-2-B) ⑫ ○
工事予告板 ⑬ ○
移動防護柵
(Aバリ) ⑭ ○ ○ 砂 袋 等 に よ り 半 固 定 さ れ た バ リ ケード
セイフティ
コーン ⑮ ○ ○
作業区域
警戒灯(赤灯) ⑯ ○ ○ ○
誘導員 ⑰ ○ ○ 旗の寸法は 70×
75cm程度、色彩 は赤と緑
※ 道路標識の柱には、必ず「仙台市長」と記入すること
イ.保安施設標準様式図の例示中、文字及び指定のない色彩については、「道路標識、
区画線および道路標示に関する命令」による。
ウ.標識類の寸法は図示のとおりとする。ただし、道路の形状または交通の状況によ り警戒標識および案内標識は1.3倍、1.6倍または2.0倍に、規制標識は2.0倍ま でそれぞれ拡大することができる。
123
-表-6.2(1) 保安施設標準様式図
記号 名称 様式および標準寸法(単位mm) 注
① 工 事 標示板
② 迂回路 標示板
③ 工事情報 看板
124
-表-6.2(2) 保安施設標準様式図
記号 名称 様式および標準寸法(単位mm) 注
④ 工事説明 看板
※ 標示板、看板の仕様(記号①~④) 記号①:工事標示板
1) 色彩は「ご迷惑をおかけします」等の挨拶文「舗装修繕工事」等の工事種別に ついては青地に白抜き文字とし「〇〇〇〇をなおしています」等の工事内容、
工事期間については青色文字、その他の文字及び線は黒色、地を白色とする。
ただし、必要に応じて、安全確保のため、地を透明としてもよい。
2) 縁の余白は2cm、縁線の太さは1cm、区画線の太さは0.5cmとする。
3) 交通の支障となる場合は、表示内容の視認を可能とした上で幅を縮小すること ができる。
4) 工事金額は、当初請負額とし、その後に請負額の変更契約が行われた場合であ っても、記載の変更は行わない。有効数字は、3桁程度(端数は四捨五入)とする。
5) 発注者の電話番号は、主任監督員(勤務地)の連絡先とする。
6) 記載内容に変更があった場合は、直ちに修正すること。
記号②:迂回路標示板
1) 色彩は、矢印を赤色、その他の文字及び記号を青色、地を白色とする。ただし、
必要に応じて、安全確保のため、地を透明としてもよい。
2) 縁の余白は2cm、縁線の太さは1cmとする。
3) 交通の支障となる場合は、表示内容の視認を可能とした上で幅を縮小すること ができる。
記号③、④:工事情報看板、工事説明看板
1) 色彩はご迷惑をおかけします等の挨拶文については青地に白抜き文字「〇〇〇
〇をなおしています」等の工事内容については青色文字、その他の文字及び線
125 -は黒色、地を白色とする。
2) 工事情報看板及び工事説明看板の下部に、当該工事に関する番号や問い合わせ 先等を掲示することができる。
表-6.2(3) 保安施設標準様式図
記号 名称 様式および標準寸法(単位mm) 注
⑤ まわり道 (120-A)
⑥ 車線数減少 (211)
拡大率1.6倍を標準と
する。全面反射シート 貼付とする。材質は鋼 板またはアルミ板
⑦ 道路工事中 (213)
拡大率1.6倍を標準と
する。全面反射シート 貼付とする。材質は鋼 板またはアルミ板
地 色 は 青 色 文 字 及 び 図縁は白銀を用いる。
全 面 反 射 シ ー ト 貼 付 とする。
1800 程度
720×720
1800 程度
720×720
126
-表-6.2(4) 保安施設標準様式図
記号 名称 様式および標準寸法(単位mm) 注
⑧ 車両通行止 (302)
拡大率1.6倍を標準と する。全面反射シート 貼付とする。材質は鋼 板またはアルミ板
⑨ 指定方向外 進行禁止
(311-F)
拡大率1.6倍を標準と する。全面反射シート 貼付とする。材質は鋼 板またはアルミ板
全 面 反 射 シ ー ト 貼 付 とする。材質は鋼板ま たはアルミ板
1800 程度
φ900
φ900
1800 程度
127
-表-6.2 (5) 保安施設標準様式図
記号 名称 様式および標準寸法(単位mm) 注
⑩ 徐行 (329)
拡大率1.5倍を標準と
する。全面反射シート 貼付とする。材質は鋼 板またはアルミ板
全 面 反 射 シ ー ト 貼 付 とする。
⑪ 規制予告 (409-A)
⑫ 歩行者通路 (509-2-B)
⑬ 工事予告板
地 色 は 青 色 文 字 及 び 図縁は白銀を用いる。
全 面 反 射 シ ー ト 貼 付 とする。
1800 程度 W=1200
128
-表-6.2 (6) 保安施設標準様式図
記号 名称 様式および標準寸法(単位mm) 注
⑭ 移動防護柵
(Aバリ)
バリケード鋼製 板は反射式とする
⑮ セイフティ コーン
反 射 式 ま た は 内 部 照 明式とする
材質はラバー製・樹脂 製とする
⑯ 作業区域 警戒灯(赤灯)
確認距離 200m 以上 の 効 果 を 持 つ 赤 色 回 転灯とする
小型 大型
129
-表-6.2 (7) 保安施設標準様式図(必要がある場合設置する)
表-6.2 (8) 保安施設標準様式図(必要がある場合設置する)
仙 台 市
130 -6 - 2 保安施設の設置方法
以下の作業項目について、保安施設の設置方法例を示す。
保安施設の設置に際しては、個々の工事現場により自動車及び歩行者の交通条件、
作業内容、作業条件が異なることから、現場の状況に合わせて細心の配慮を払うこ と。
ア. この基準に定める標示板および標識の設置位置は、中央分離帯での作業を除 き、左側の路端で進行方向に対して正面に設置すること。
イ. 道路工事箇所予告標示板は工事箇所の手前300m、200m、100mのそれぞれ の地点に設置すること。
ウ. 工事箇所は防護柵でとり囲むことを原則とする。
エ. 夜間工事中の箇所または夜間に現場の保全を要する場合はかならず保安灯 を設置すること。
オ. 道路上にやむを得ず建設機械、工事資材等を駐車、堆積する場合または電柱 等の移転を要する物件が路面上に存置する場合はこの基準により保安施設 を設置すること。
カ. 標識類は前面反射または照明装置を施すこと。
キ. 1 日の昼間作業で完了する維持管理作業で作業箇所が移動する場合はセフテ ィーコーンを主体に設置し、必要に応じて工事箇所予告標示板を設置するこ と。
ク. 工事箇所が複数の工区に分割し施行する場合の非工事区間については、工事 発注者と工事請負者が協議して保安施設を設置すること。
131 -(1) 歩道緑地帯の作業
① 植栽、高木剪定、支柱替え、根囲いブロックの修繕、移植・撤去
132
-② 低木刈込、除草、病害虫防除、清掃等の簡易な作業(掘削が伴わず順次作業 が移動する場合)
133 -(2) 中央分離帯の作業
① 植栽、高木剪定、支柱替え
134
-② 芝刈り、中低木の剪定、薬剤除草、病害虫防除、清掃
135 -6 - 3 その他の措置
前述の保安施設の設置方法のほかに、工事現場における交通事故および交通渋滞 を防止するため次の項目について特に注意する。
ア. 作業中の工事現場の前後には原則として交通整理員を配置すること。
イ. 剪定作業や病害虫防除作業等で完了部ごとに交通開放する場合は、通行車両 の走行に支障のない区間ごとに行うこと。
ウ. 工事箇所内にすれ違い区間を設ける場合は、路面および路肩等の維持管理に は十分配慮すること。
エ. 建設機械および工事資材の搬入は工程にあわせて行ない、一般交通に支障を 与えることのないよう配慮すること。
オ. 工事発注機関においては植栽工事に伴う交通規制について事前に各関係機 関と十分協議するとともに、道路利用者・地域住民に対して周知徹底を図る こと。
カ. 工事完了後は保安施設を撤去し、工事請負者は現場を点検し、車両はもとよ り歩行者の通行に際しても支障の有無を確認してから一般交通の用に供す ること。
キ. 工事の変更、中止その他の理由により、工事を休止する場合の現場の保全に ついては特に注意し、工事請負者にあっては1日につき2回以上の巡視を行 うこととし、工事区間の維持には十分配慮すること。
ク. 豪雨雪等のあった場合、請負者はその都度現場を巡視し、点検結果を工事発 注者に報告すること。