オムロン株式会社および子会社
連結財務諸表の作成基準
当連結財務諸表は、日本円で表示されており、米国財務会計基準審議会基準書(以下、「FASB基準書」という)第131 号「企業のセグメントおよび関連情報の開示」の規定で要求されるセグメント情報を除き、米国において一般に公正妥 当と認められる会計原則に基づいて作成されているため、会計帳簿に記帳されていないいくつかの修正事項が含まれ ています。
なお、一部の報告済数値について、2001年3月31日現在または同日をもって終了した事業年度の表示に合わせるた めに、組替を行っています。
連結方針
当連結財務諸表は、オムロン株式会社(以下、「当社」という)および子会社(以下、当社および子会社を総称して「連 結会社」という)の勘定を含んでいます。連結会社間のすべての重要な取引ならびに債権債務は相殺消去されています。
子会社に対する投資の取得価額が、取得時における被投資会社の純資産の公正価額に占める持分額を超える場合の差 額は、5年均等償却しています。
関連会社(20%〜50%所有会社)に対する投資は、取得価額に未分配利益または損失に対する連結会社の持分額を 加えた額で計上しています。
会計上の見積り
米国において一般に公正妥当と認められる会計原則に基づく連結財務諸表作成にあたり、事業年度末日現在の資 産・負債の金額、偶発的な資産・負債の開示および報告対象期間の収益・費用の金額に影響を与えるさまざまな見積り や仮定が必要となります。実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。
現金同等物
現金同等物は、取得日から3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い投資から成っており、定期預金、コマーシャ ルペーパー、現先短期貸付金および追加型公社債投資信託の受益証券等を含んでいます。
短期投資及び投資有価証券
当社および子会社の保有する市場性のある負債証券および持分証券は、すべて売却可能有価証券に区分されます。
売却可能有価証券は未実現損益を反映させた公正価額で評価し、未実現損益は関連税額控除後の金額で資本の部のそ の他の包括利益累計額に含めて表示しています。売却可能有価証券のうち、その公正価額の下落が一時的でないもの については、正味実現可能額まで評価減を行い、評価減金額は当期の損益に含めています。
その他の投資は、取得原価または見積り上の正味実現可能額のいずれか低い価額で計上しています。売却原価の算 定は、移動平均法によっています。
たな卸資産
たな卸資産は主として先入先出法に基づく取得価額または時価のいずれか低い価額で計上しています。
有形固定資産
有形固定資産は取得原価で計上しています。減価償却費はその資産の見積耐用年数をもとに、主として定率法で算 出しています。建物及び構築物の見積耐用年数は概ね3年から50年、機械その他の見積耐用年数は概ね2年から15年 です。
広告宣伝費
広告宣伝費は発生時に費用認識しています。2001年、2000年および1999年3月31日終了事業年度の広告宣伝費は、
それぞれ8,796百万円( 70,935千米ドル)、8,428百万円および9,822百万円です。
退職給付引当金
退職給付引当金は、FASB基準書第87号「雇用主の年金会計」の規定に従って計上し、FASB基準書第132号「年金 および退職後給付の開示」の規定に従って開示しています。また、退職給付引当金には当社の取締役および監査役に対 する退職給付に備える引当額を含んでいます。
法人税等
繰延税金は税務上と会計上との間の資産および負債の一時的差異を反映しています。繰越欠損金や繰越税額控除に 対する税効果は、将来における実現可能性があると認められる部分について認識しています。
税率の変更に伴う繰延税金資産および負債への影響は、成立日の属する事業年度において損益認識しています。
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デリバティブ
当社および子会社は、デリバティブ取引(為替予約取引および通貨オプション取引)を外国通貨リスク管理のために 利用しています。ヘッジ会計は充足しないが、予定される取引に対するヘッジを目的とするデリバティブ取引は、時価 で評価し、評価差損益を連結損益計算書上、為替差損−純額−に含めて表示しています。
また、連結会社の長期債務の一部にかかる利息を対象にして、金利変動リスクの管理のために金利スワップ取引を 利用しています。金利スワップ取引に関して生ずる損益は支払利息に含めて表示しています。
1998年6月、米国財務会計基準審議会はFASB基準書第133号「デリバティブ商品およびヘッジに関する会計処理」
を公表しました。さらに、2000年6月にFASB基準書第138号「特定のデリバティブ商品および特定のヘッジに関する 会計処理(FASB基準書第133号の修正)」を公表しました。これらの基準書は、デリバティブ商品およびヘッジに関す る会計処理および開示の基準を規定しており、すべてのデリバティブ商品を公正価値で貸借対照表上、資産または負 債として認識することを要求しています。デリバティブ商品の公正価値の変動額は、商品の仕組みに応じて当期純利益 またはその他の包括利益として認識されることになります。
FASB基準書第133号は、FASB基準書第138号で修正されたとおり、2000年6月15日以降に開始する事業年度か ら発効します。連結会社では、2001年4月1日付でこれらの基準書を適用しました。この適用に伴う2001年4月1日時 点でのその他の剰余金に対する累積的影響額は軽微でした。
現金配当額
現金配当額は、翌事業年度の当初において開催される定時株主総会まで未承認であっても、それぞれの事業年度の 利益処分として提示される額に従って連結財務諸表に計上しています。その結果、未払配当金は連結貸借対照表上、そ の他の流動負債に含めて表示しています。
包括利益
包括利益は当期純利益、為替換算調整額、最小退職年金債務調整額および売却可能有価証券未実現利益により構成 され、連結包括利益計算書に記載しています。
事業活動
当社は先進的なコンピュータ、コミュニケーションおよびコントロール技術により、自動化機器、部品、システムなど を国際的に製造・販売しています。当社の活動は世界30ヶ国以上に及んでおり、日本、北米、欧州、アジア・パシフィッ クおよび中国の5ヶ所にエリア統括会社を設置しています。
当社の商品は、タイプおよび市場などにより区分され、以下のとおり、5つの社内カンパニーおよび事業開発本部に て取り扱っています。
インダストリアル オートメーション ビジネスカンパニーでは、プログラマブルコントローラ、センサ、スイッチなど を含む産業用制御機器およびシステムを製造・販売しています。当カンパニーは、先進の生産システムにおける、省力 化・自動化、環境保全、安全性の向上、検査自動化などのソリューションを提供しています。
エレクトロニクス コンポーネンツ ビジネスカンパニーでは、家電製品、自動車、電話システム、自動販売機、オフィ ス機器などに用いられる電子・電気機器を製造・販売しています。
ソーシアル システムズ ビジネスカンパニーでは、現金自動預金支払機などの電子決済システム機器、カード認証端 末、POSシステム、自動改札機・券売機などの駅務システム、交通管制・道路情報提供などの交通管理・道路管理シス テムなどを製造・販売しています。
ヘルスケア ビジネスカンパニーでは、電子血圧計、電子体温計、体脂肪計、ネブライザ、赤外線治療器などを提供 しています。
クリエーティブ サービス ビジネスカンパニーでは、 物流、広告宣伝、人事総務管理、福利厚生、会計などのトータ ルアウトソーシングサービスを提供しています。
事業開発本部は、成長可能性のある新規事業などで構成されており、周辺機器などのOA用機器、カードリーダ、モ デム、スキャナ、無停電電源装置などを提供しています。
収益の認識
連結会社は、商品の所有権の移転、商品の配達、売価の決定あるいは確定、債権の回収が可能であることなどを含 む納得性のある事象の発生をもって、収益の認識をしています。これらの事象は、商品の出荷やサービスの提供時点で
2. 米ドルへの換算
3. たな卸資産
4. 短期投資及び投資 有価証券
連結財務諸表は、当社が所在し、活動を行っている日本の通貨である円で表示しています。円貨額の米ドル額へ の換算は読者のために便宜的に行っており、2001年3月31日現在のおおよその為替レートである 1米ドルあたり 124円 を用いています。これらの換算は、円貨額が上記の為替レートまたはいかなる為替レートにより米ドルに換 金されると解釈されるべきものではありません。
3月31日現在のたな卸資産の内訳は次のとおりです
単位:百万円 単位:千米ドル
2001 2000 2001
製品および商品... ¥52,188 ¥44,080 $420,875 仕掛品... 15,114 15,242 121,886 材料... 24,291 18,485 195,892 合計... ¥91,593 ¥77,807 $738,653 売却可能有価証券は、未実現損益を反映させた公正価額で評価し、未実現損益は当期損益には含めず、関連 税額控除後の金額でその他の包括利益として報告しています。
時価の無い持分証券を除き、3月31日現在の原価、総未実現利益・損失、公正価額は有価証券の種類別に次のとお りです。
単位:百万円
2001 2000
総未実現 総未実現 総未実現 総未実現
原価(*) 利益 損失 公正価額 原価(*) 利益 損失 公正価額 売却可能有価証券:
短期投資:
負債証券 ... ¥ — ¥ — ¥ — ¥ — ¥ 5,008 ¥ — ¥ — ¥ 5,008
持分証券... — — — — 410 896 (14) 1,292
短期投資計... — — — — 5,418 896 (14) 6,300 投資有価証券:
負債証券... 20 — — 20 8 — — 8
持分証券... 43,392 15,646 (7,622) 51,416 39,244 27,449 (2,698) 63,995
投資有価証券計... 43,412 15,646 (7,622) 51,436 39,252 27,449 (2,698) 64,003 売却可能有価証券合計 ... ¥43,412 ¥15,646 ¥(7,622) ¥51,436 ¥44,670 ¥28,345 ¥(2,712) ¥70,303
(*)
負債証券については償却原価、持分証券については取得原価を表示しています。34 Omron Corporation