第六章 追加実験
6.5. 追加実験の統計解析 1. 肯定回答数の推移
6.5. 追加実験の統計解析
、 。 x軸は均一化した変数の数 y軸は全回答に対する肯定回答数の割合を示している その結果、変数変形を行わないとき、1変数変形を行ったとき、3変数変形を行ったと きの3データは直線上にプロットされた。2変数変形地図による実験は今回行わなかっ たが、この結果に従うなら約50%の割合で肯定回答が得られるものと推測される。
また4変数変形における肯定回答数の割合は約11%と小さく、他の三つのプロット 線上には乗っていない。
6.5.2. χ 検定
2。 。
表6−4−1〜表6−4−4の結果についてχ検定を行った その結果を次に示す2
地図変数 p
道幅 3.769 x10‑18
距離 0.072
角度 5.029 x10‑7
0.005 軌道
変数ごとに集計した結果についてカイ二乗検定を行っ
表6−5 χ 検定の結果.2
た結果を示した。数値にはカイ二乗値からもとめた危険率(p値 。)
道幅、軌道、角度に関しては危険率1%以下で有意差が見られた。距離に関しては 危険率5%以上であり、有意傾向にとどまった。
さらに残差分析を行った結果を次に示す(表6−6−1〜 表6−6−4 。)
表6−6−1 道幅変数の残差分析 表6−6−2 距離変数の残差分析
表6−6−3 角度変数の残差分析 表6−6−4 軌道変数の残差分析
有意な残差の値は、表6−7に従い、定数で決まっている。
表6−7 残差の有意性検定
変数[W] 解釈 不解釈
均一 - 5.484 4.545 不均一 5.484 - 4.545
変数[D] 解釈 不解釈
均一 - 1.026 1.053 不均一 1.026 - 1.053
変数[A] 解釈 不解釈
均一 - 3.095 2.708 不均一 3.095 - 2.708
変数[P] 解釈 不解釈
均一 - 1.575 1.661 不均一 1.575 - 1.661
残差 危険率
1.65以上 10%以下 以上 5%以下 1.96
2.58以上 1%以下
変数については、有意である結果が得られなかった。軌道・距離の両地図変数は、
鋭敏ではない変数であるといえる。
6.5.3. 変数の均一さが他の変数に与える影響
ある一つの変数が均一化されたときに、他の三変数へ与える影響を検出するために 行った集計結果を次に示す。例えば道幅を示す地図変数について検出を行った集計で は、道幅が均一な場合と不均一な場合とについて、不均一状態にある道幅以外(距 離、角度、軌道)の変数に対する回答を集計した。この結果は、唯一均一化されてい る一つの地図変数の状態に伴って現れる、不均一状態な他の三変数の挙動を抽出し た。もし一つの変数が均一化されることによって、不均一な他の三変数が読みとられ ない傾向に変化するようであれば、その一つの変数は不解釈傾向への影響力が強いこ とになる。集計は変数ごとに分けて行った。
道幅(W)について 距離(D)について
解釈 不解釈 解釈 不解釈
均一 21(0) 9(0) 均一 22(‑0.61) 8(0.610) 不均一 21(0) 9(0) 不均一 24(0.610) 6(‑0.610)
カイ二乗値 = 0 カイ二乗値 = 0.373
p値 = 1 p値 = 0.541
角度(A)について 軌道(P)について
解釈 不解釈 解釈 不解釈
均一 18(‑1.09) 12(1.095) 均一 24(0.313) 6(‑0.313) 不均一 22(1.095) 8(‑1.095) 不均一 23(‑0.31) 7(0.313)
カイ二乗値 = 1.2 カイ二乗値 = 0.098
p値 = 0.273 p値 = 0.754
数値は実測値であ
表6−8 不均一な三変数に対する均一な一変数の影響.
り、括弧内には調整された残差を示した。
6.5.4. 変数の不均一さが他の変数へ与える影響
ある一つの変数が不均一であるときに、他の均一な三変数へ与える影響を検出する ために行った集計結果を次に示す。例えば道幅を示す地図変数について検出を行った
道幅(W)について 距離(D)について
解釈 不解釈 解釈 不解釈
均一 4(‑1.291) 26(1.291) 均一 1(‑1.035) 29(1.035) 不均一 8(1.291) 22(‑1.291) 不均一 3(1.035) 27(‑1.035)
カイ二乗値 = 1.667 カイ二乗値 = 01.071
p値 = 0.197 p値 = 0.301
角度(A)について 軌道(P)について
解釈 不解釈 解釈 不解釈
均一 4(‑2.578) 26(2.578) 均一 3(‑1.668) 27(1.668) 不均一 13(2.578) 17(‑2.578) 不均一 8(1.668) 22(‑1.668)
カイ二乗値 = 6.648 カイ二乗値 = 2.783
p値 = 0.0099 p値 = 0.095
数値は実測値で
表6−9 均一な三変数に対する不均一な一変数の影響.
あり、括弧内には調整された残差を示した。