1 2 3
sl 非流暢性のタイプ
1 1
; : 萎 殺害1
1 2 3
S7 非流暢性の頻度
2 3
S5 非流暢性のタイプ
隊 ^
1 2 3
s12 非流暢性のタイプ
Fig.1‑5‑6 3群(Sl,S5,S7,S12)における非流暢性頻度の結果
サ o o r ォ o t O '
* f c o c M ( %)
2 3
Sll 非流暢性のタイプ
堅"1
r ' ,. , 7i f‑ ; '';‑:'rV <i
l^^^^^^^^^^^^^E^^^^^^^^^^^^^K s18 非流暢性のタイプ
Fig.1‑5・7 4群(Sll,S18)における非流暢性頻度の結果
I O I f )
* t I O C O L
〇 C M 1 0 i
‑ i n o
T' co cvi T^ d.
悶凸
2 3
S3 非流暢性のタイプ
緊 要
r ;.
*M‑Jr
顧 露v' 1 ,J''1
1 2 3
S14 非流暢性のタイプ
2 3
S4 非流暢性のタイプ
Fig.1‑5‑8 5群(S3,S4,S14)における非流陽性頻度の結果について
o O
>
c o r
‑ 丘 O I O
*
* C O C M
^
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I
( % )
" 1
'
‑ . ‑ ,' ," " " ‑/'!‑" J jJ
2 3
s¢ 非流暢性のタイプ
Fig.1‑5‑9 6群(S6)における非流陽性頻度について
S3 S4 S6 Sll S14S18 SI S2 S5 S7 S8 S9 SIO S12S13S15S16S17 対象児No.
Fig.1‑5‑10 音読場面の発話速度
、
1〜 3 群
‑ ■ ‑ ‑ . ‑ ‑
I ■ ー 【 I ‑ ‑ ■ L , ‑
S3 S4 S6 Sll S14S18 SI S2 S5 S7 S8 S9 SIO S12S13S15 S16S17 対象児No.
Fig.1‑5‑11自由発話場面の発話速度
モーラ/秒
口音読 層自由発話
4 〜6 群 ト 3 群
「
■
● ■
屈
‑ ■ ∫ ■ ー I ■ ‑ I . L ( J T ‑
S3 S4 S6 Sll S14S18 1 S2 S5 S7 S8 S9 SIO S12S13S15S16S17
対象児No.
Fig.1‑5‑12 音読場面と自由発話場面の発話速度
(%)
ロ挿 入 ■言い直し + 単語 ■句繰 り返 し 一団音の 繰 り返 し
■同 一
I ‑
個 ■ E ‥ 臥
■ 】 ‑ ■ ‑
l ■臥
S3 S4 S6 Sll S14S18 SI S2 S5 S7 S8 S9 SIOS12S13S15S16S17 4‑6群 1‑3群 対象児N。.
Fig.1‑5‑13 音読場面の非流暢性タイプ別頻度
(%)
,≡ 誓 重 器し
A
I ■ ■ ■ ‑ I t 同 一 ■ ‑
. 同 ‑ A
■ 】
L 闘 ‑ l l i
S3 S4 86 Sl181481 SI S2 S5 S7 S8 S9 SIOS12S13S15S16S17 対象児No.
Fig.1せ14 自由発話場面の非流暢性タイプ別頻度
(%)
l≡ 誓 ‑ ;f還 し
iS I
l . ‑ ∫ ■ l l
■闘 ‑
I ■ ,
†E i) ← ■■ 一国 一帯 ‑ Ei
S3 S4 S6 Sll S14S18 SI S2 S5 S7 S8 S9 SIOS12S13S15S16S17
4‑6群 1‑3群
Fig.1‑5‑15 絵の説明場面の非流暢性タイプ別頻度
対象児No.
MLU値
1*9
T f i '.¥
S3 S4 S6 Sll S14SI SI S2 S5 S7 S8 S9 SIO S12S13S15S16S17
4‑6群 1‑3群
Fig.1‑5‑16 自由発話場面のMLU
対象児No.
MLU値
w , 0 ォM
S3 S4 S6 Sll S14S18
4‑6群 ト3群
Fig.1せ17 絵の説明場面のMLU値
対象児No.
学習障害
Fig.1‑5‑18 特異的言語発達障害と3つの障害カテゴリ・の関連
第4章 第1部の総合考察 第1項 第1部のまとめ
研究1‑4において, clutteringが疑われる児童として取りあげたA児とB 児の評価と指導の研究を行った。症例Aは発話速度が速く, LDを併せ持つ吃音 であり、症例Bは発話速度が速い吃音であった。研究1と3の結果,吃音指導 の専門家らの評価から,症例AとBはDaly(1993)が提唱したclutteringの特 徴の多くに該当することが分かった。
また,研究2において, A児に対して発話速度のコントロール法の獲得とセ ルフ・モニタリングの改善を目指した指導を実施した。 A児は速い速度,ふつ うの速度、遅い速度というように,速度を変えて音読が出来るようになり,始 めは自分や指導者の読み方についてモニターすることを嫌っていたが,指導の 回数を重ねるうちに、自発的にモニタリングを行うようになった。このように、
課題の場面における発話速度のコントロールは可能になったが、日常会話レベ ルに般化出来たことは確認出来ていない。しかし、 A児のように発話そのもの が不明瞭で周囲に伝わりづらい特徴がみられた場合,まず一定の場面において,
自分の発話を自分で聞き,気づくことや,そこから発展して発話のコントロー ルが可能になることは必要な手続きであったと思われる。これらの目標が達成 されたなら、日常会話では再び自分の話し方に戻ったとしても,後に自分の発 話が相手に伝わらなかったことに気づいた時や、注意集中が高められた場面に おいて、自己の発話をコントロールすることが出来ることが期待出来る。
次に研究4においては, B児を対象に発話速度のコントロール法の獲得とセ ルフ・モニタリングの改善を目指した指導を実施した。 B児の場合は,速度を 変えた音読の課題を達成することは初期の段階から出来たが、指導回数が経過 するに伴い,定着することが困難であった。また, B児は課題に取り入れる前 から,指導者や自分の読み方について言語化したり,評価したりする行動がみ られたため,セルフ・モニタリングの機能が特に低いわけではなかった。しか し,発話のコントロールが持続出来ないのは,注意集中の問題や衝動性がみら れ,自己の行動を抑制出来ないような、行動上の問題に起因することが考えら
れた。よって、 B児のような傾向を持つ児童の場合、今回試みたような発話コ ントロールの課題を行う指導においては,発話の明瞭化についての効果が少な いと思われる。
研究1‑5においては,possible‑cluttering(PC群)とLD(学習障害) ‑ADHD(注 意欠陥・多動障害)との関連性が示唆された(宮本・早坂,2004),一方st. Louis ら(1997)は「clutteringとその他の障害の関連」を既に図示しており(序論P27, Fig.O‑4‑1)、両者の関連性については議論されてきたが,現時点で詳しいこと は解明されていない。しかし, clutteringとLD(学習障害) ADHD(注意欠陥多 動障害)の背景には共通した発生原因が存在することが推測され、中枢神経系の 器質的な障害及び機能的な障害が想定されることが共通の見解である。そこで、
clutteringの研究を遡ると、 Weiss(1964)の「cluttering」が出版された年に LD(学習障害)の概念が登場している(Jhonson&Myklebust, 1964)この時期には, 同様な概念が微細脳損傷等といった様々な名称で呼ばれており、 clutteringは 言語病理学において取り上げられた。当時はLD (学習障害)等の概念との類似 については触れられていない。その後の研究者らが、Weissが唱えたcluttering の症状とLD(学習障害)やADHD(注意欠陥・多動障害)の症状の類似点を検討して、
両者の関連性について議論してきた。その中で, Freeman(1982)がcluttering は言語学習障害児(language‑learning disordered children)という下位分類上 の特徴であると述べたことが最も極論的な示唆であった。ところが, st.Louis
ら(1997)はclutteringとLD(学習障害) ADHD(注意欠陥多動障害)の共通点, 類似性を認めながら, LD(学習障害)の下位分類であるという立場は否定してい
る。
以上に述べたように、 clutteringとLD(学習障害) ‑ADHD(注意欠陥多動障害) の関連性については、現在までのところ,症状の類似点とclutteringという嘆 息単位の独立性についての2点が議論されているところである。そこで、本研 究では、さらに具体的に、 clutteringとLD(学習障害) ADHD(注意欠陥多動障 害)がどのような関連性を持っのか検討したいと考える。
第2項 今後の課題と第2部の概要
第1項において、研究4で行ったB児‑の指導効果が少なかったことを述べ た。今後の課題として、 B児‑のより効果的な指導について考えたい。 B児の指 導介入により,発話速度のコントロールが可能であることは分かったが、その コントロールを維持することが出来ないことが問題だと思われた。 B児の特徴 として,新奇な課題には充分積極的に取り組めるものの,飽きてしまうと注意 集中が途切れる傾向がみられた。このような傾向を示す児童には,指導介入の 動機づけや自分の発話に対する問題の意識化をより強く,頻繁に図っていく必 要があるのではないかと考える。本児は、指導者のとのやりとりの中で、友達 に発話の特徴について言われたことを何度か話している。しかし,発話の訓練
を受ける必要性を本人がどれくらい感じていたかは明確ではなかった。
clutteringの症状の改善には、本人が問題意識を持っている方が、指導効果が 得られやすいため、その手続きを充分しなかった点が不十分であったと思われ
る。
また、自分の話し言葉の問題について意識を持つことは、学年が進まないと 難しいのではないかと思われる。本児に関わった期間は小学校1年生の後半か ら3年生の途中までであったが,音読の仕方のみでなく、本当の意味で自分の 話し方をセルフ・モニタリングするには,精神的に成長していることが必要で ある。従って,幼児期から学童期の前半においてclutteringが疑われる児童に 対して,どのような援助や指導が出来るかということを検討する必要があると 思われる。
次に,第2部の概要である。第1項で述べたように、さらに具体的に, clutteringとLD(学習障害) ‑ADHD(注意欠陥多動障害)がどのような関連性を持 つのか検討し、それらの関係性をより明らかにすること,またclutteringの発 生メカニズムについて検討することを考えている。 clutteringの症状はLD(学 習障害)やADHD(注意欠陥・多動障害)の症状と重なる点が多いため、 cluttering の発生メカニズムを検討する上で、それらとの関連性を無視することは出来な い。第2部においては,第1部の研究5においてPC群であると同定された6 名の児童,新たに募集したLD ADHD群、 pcではなく、またLD ADHDでもない
児童(NonPC+LD‑ADHD群)を対象に,上記のことについて検討することにする。
第2部 possible・cluttering群とLD ADHDの重複に関する背景要因の検討