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資源開発工学科・材料開発工学科(資源コース)

ドキュメント内 工学部 (ページ 78-82)

赴任した。2009(平成21)年に横井が定年退職し、後任に城本啓介教授(情報数学・符号理論)

が赴任した。

 数理工学科の設立趣旨は、現代社会の要請に応えて、現代数学と工学技術の両方に通じ た人材を育成することであり、また、その旨に沿った研究を行う環境の充実にあった。

 学生定員は1学年10名である。教職免許については実質、高等学校教諭一種普通免許(数 学)の免許が取得可能である。また、大学院への進学も本学自然科学研究科の数学専攻応用 数理コースが設立され充実している。一方、教員の学生教育関係の負担は大きく、大学初 年次の数学から工学基礎教育センターの学部全学科に展開する数学科目、学科専門科目及 び研究室配属学生の指導と、かなりの負荷となっている。研究面では学科主催の講演会や 研究会が多く行われ、どの講座も先端研究を鋭意究明中である。陣容は以下の通りである。

 ①情報数学:城本啓介、角田法也

 ②複雑系解析:内藤幸一郎、和田健志、中村能久  ③確率解析:桑江一洋、金大弘

 ④統計科学:高田佳和、岩佐学

表21 資源系学科及び講座年表

年 1949年 1959年 1965年 1986年 1987年 1996年 学科 採鉱冶金学科 鉱山工学科 資源開発工学科 材料開発工学科 学科改組

講 座

・石炭採鉱学

・金属採鉱学

・選鉱学

・採鉱学

・選鉱学

・鉱山機械学

・鉱山土木学及 び物理探鉱学

・資源工学

・探査工学

・開発機械理論

・開発機械応用

  ・資源工学

・材料工学

・開発応用工学

環境システム 工学科及び知 能生産システ ム工学科に移 行

大学院    大学院工学研究

科修士課程設置

大学院工学研究 科博士課程設置

高い人気を集めた。また、ベビーブーム世代 が大学入学時期に入り、定員が80名から90名 に増えるとともに教官数も増加した。本学科 には資源工学講座・材料工学講座・開発応用 工学の3つの大講座が開設され、各講座には 両系の教官が配属されて基礎から応用までの 教育と研究を担当した。合併後も学科の体制 としては資源コースと材料コースの2コース 制をとり、研究室の基本的な形は維持された。

 平成に入ると国内の炭鉱数が20(ピーク時

の約50分の1)を下回り、鉱山や開発関係の職業人口も減少するようになった。また、こ の頃には研究内容も資源系、機械系ともに広い分野を対象とするものに変化しており、鉱 山などの開発工学を対象とした学科としてまとまることが難しくなったため、1996(平成 8)年に大学として46年間続いてきた学科を整理し、資源系は土木環境工学科・建築学科 とともに環境システム工学科として、機械系及び材料コースは機械工学科とともに知能生 産システム工学科として改組された。この改組までの間、1,520名の学部学生と140名の修 士学生が卒業し、社会で活躍する人材を輩出した。なお、学科の改組に伴う講座構成の沿 革を表21に示す。

 材料開発工学科は4号館にあったが、1996(平成8)年に新しく完成した研究棟Ⅰに引 越した。写真1は、この年の年末に4号館を背景に撮った教職員の記念写真をである。

 第2項 人事の変遷

 1949(昭和24)年から46年間の学科の教官及び技官の変遷を表22・23に示す。

 教官は、46年間で最も長い歴史を持つ資源開発工学科の講座ごとに配置した。表22の実 線は教官としての在任期間で、教授・助教授などの区別はしていない。また表23では、技 官が所属した講座の区別はしていない。

写真1 工学部4号館を背景に記念写真

(1996年)

表23 資源系学科の技官の変遷

氏 名 1949 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 古荘 福夫        1958

橋村 洋一         1954 福永 由幸        1951 吉武 恒郎    1954    1956

本田 彰義      1953         1987

永井 伸之        1957 1997

山本  保          1960          1985 青木 理恵        1964

宮田 政信        1964

吉永  徹       1989 表22 資源系学科の教官の変遷

講座

氏 名 1949 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 材料開発工学科最終年

資源工学

中村小四郎         1960

神崎 三郎    1950        1960 教育学部へ 兼重  修     1951         1979

岡村  宏        1956          1996 緒方 義弘        1967   1967 公害資源研究所へ

佐藤 健一       1970   1971 通産省へ

秋本 昌胤          1968      1976 九州東海大学へ

菅原 勝彦         1976 環境システム工学科へ 尾原 祐三        1983 環境システム工学科へ 中山 智晴        1990     1995

佐藤  晃        1997 環境システム工学科へ 探査工学 小田 二三      1953   1955

松村 英雄     1951          1967

井上 正康     1952         1983 八代工業高等専門学校へ

大見美智人          1961 環境システム工学科へ

金子勝比古        1979            1997 北海道大学へ 小池 克明         1988 環境システム工学科へ

開発機械理論

土井 増一          1960     1967

野白健次郎          1961     1965 熊本工業大学へ 白本 和晟           1963       1971 機械工学科へ 中嶋 幸敏          1962        1990

近藤  徹        1967        1994 九州東海大学

大庭 英樹         1968 知能生産システム工学科へ 触  純宏       1969   1969 通産省へ

山下 弘徳       1973    1976

本田 逸郎       1987        1998

宗像 瑞恵         1994 知能生産システム工学科へ

開発機械応用 牛尾 広恵       1955     1963 有明工業高等専門学校へ

高木 義郎     1951          1983

松尾日出男         1968 知能生産システム工学科へ 中村 裕一        1976       1985 八代工業高等専門学校へ

大屋 裕二       1984   1986 九州大学へ

廣江 哲幸        1989 知能生産システム工学科へ 藤原 和人        1989 知能生産システム工学科へ

 第3項 教育カリキュラムの変遷

 我が国における産業の変化に応じて採鉱、選鉱を中心とした授業科目から、探査や機械 を含めた総合的なカリキュラムへと変化した。数値シミュレーションが重要になった資源 開発工学科の後半からは情報処理関係科目が増えている。

 教育カリキュラムの変遷の詳細については、『熊本大学工学部百年史』を参照されたい。

 第4項 卒業者数の変遷と表彰制度 1 卒業者数

 材料開発工学科(資源コース)及び材料開発専攻(資源コース)における資源系の卒業者数 を表24・25に示す。なお、これ以前の卒業者数は『熊本大学工学部百年史』を参照されたい。

表24 材料開発工学科(資源コース)

の卒業者数(1991~2002年度)

卒業年度 卒業者数

1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002

33 30 46 48 34 49 60 51 42 14 1 1

総数 409

表25 材料開発工学専攻(資源コース)

の修了者数(1993~1999年度)

卒業年度 卒業者数

1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999

9 6 9 9 6 10 8

総数 57

2 表彰制度

 1979(昭和54)年3月に兼重修名誉教授から寄贈された基金を基に「兼重先生記念基金」

が設けられ、当学科を卒業する者のうち、成績・人物ともに優秀で、模範となる学生に対 して「兼重賞」を授与する表彰制度が設けられた。第19回までの受賞者は『熊本大学工学 部百年史』に掲載されているため、それ以降の受賞者を表26に示す。

 本賞は、資源系学科の改組に伴い、第21回兼重賞を最後に役目を終えた。第1回からの 受賞者は37名に上る。なお、兼重賞が終了した詳細な経緯については、『熊本大学工業会 会報95号』(2010年)69・70ページを参照されたい。

表26 1999年以降の兼重賞受賞者一覧

回 年 度 受賞者

第20回 1999

福岡  崇 鹿児島県庁 福田 耕二 応用地質(株)

水上 陽誠 (独)宇宙航空研究開発機構 第21回 2000 麻植 久史 熊本大学

副島 直史 首都高速道路公団

第10節  冶金学科・冶金科・採鉱冶金学科・金属工学科・

材料開発工学科(材料コース)・知能生産システ

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