図
1 概念モデル図
地域包括支援センター看護職の社会福祉士、主任介護支援専門員との職種間協働のプロセスにおける包括的ケア マネジメント
概念モデルの先行研究
53) 小山道子.
地域包括支援センター看護職の社会福祉士,主任介護支援専門員との職種間協働のプロセス. 日本地域看護学会2016;19(3):60-9.
54) 小山道子.
地域包括支援センターの保健師が他職種協働を確立するまでのプロセス. 第4
回日本公衆衛生看護学会学術集会講演集 2016:76.
: 影響の方向 :展開〈変化〉の方向 : 連結・連動 【 】:コアカテゴリー 〔 〕:カテゴリー 《 》:サブカテゴリー 〈 〉:概念
45
図
2.概念モデル図
地域包括支援センター看護職の社会福祉士、主任介護支援専門員との職種間協働のプロセスにおける包括的ケア マネジメントの概念モデルから尺度が生成されたカテゴリ・サブカテゴリ・概念
マーカー(青色塗り)された箇所:尺度項目の生成に寄与したカテゴリ・概念
マーカー(赤色塗り)された箇所、斜字の箇所 :尺度項目の生成に寄与されなかったカテゴリ・概念
〔ケアマネジメント業務へのスライデイング・ジレンマ〕 〔試行錯誤する帰結のないケアマネジメント業務への定住〕
〈異種業務への抵抗感〉
〈看護業務で経験のない役割への戸惑い〉 〈正解のないケアマネジメントへの不安の付き纏い〉
〈ケアマネジメントの視点の獲得の自信〉
〈介護・福祉職とのギャップ〉 〈介護・福祉職への尊敬の念〉
〈看護の同職種が存在することの安心〉 〈職種を超えたこだわりのない感覚〉
〔他職種と融合する意識の変容〕
への変容〕
〈専門性の意識の高揚〉 〈専門性の意識の埋没〉
〈看護職の専門性の帰属意識の保守〉 〈看護職の専門性の帰属意識の喪失〉
〔専門性の意識の満ち欠け〕
〔看護職の専門性の帰属意識のアンビバレンス〕
〈寄り合い・共有〉
〈職種間の役割決め〉
〈一致団結〉
【包括的役割への変容】
〈本来の専門的役割〉 〈職種を超えた包括的役割〉
〈専門的役割の発揮〉 〈役割の機能拡大〉
〈割り当てられた役割〉
《専門性を活かした相互支援》
〈相談機能付き単独態勢〉
〈他職種への支援要請〉
〈他職種との伴走態勢〉
《教え合い(相互学習)》
〈医療・看護を教える〉〈福祉を教わる〉
《主体的な他職種領域の学習》
〈他職種からの模倣〉〈他職種領域の本格的学習〉
〔職種間の統合〕
〔職種間の専門性の融合〕
〔円滑な職種間協働を図るための調整〕
他職種とチームを 形成する
〈ヒエラルキーの表出を抑制する調節〉
〈円滑にコミュニケーションが循環する調節〉
〈ポジティブな職場の雰囲気づくりの調整〉
〈専門的機能の内蔵〉=〔内蔵化された看護専門性機能〕
〈内蔵化された保健指導機能〉
〈内蔵化された臨床看護機能〉
(センターのネットワークづくり)
〈センター外の人・機関との連携・
協働〉〈戦略的顔つなぎ〉
: 影響の方向 :展開〈変化〉の方向 : 連結・連動 【 】:コアカテゴリー 〔 〕:カテゴリー 《 》:サブカテゴリー 〈 〉:概念
46
図
3.
『職種間協働のプロセス評価』と『包括的ケアマネジメント評価』の相関図 数値は相関係数
第2因子「「他職種と円滑に循環する コミュニケーションを心掛ける」
(寄与率16.25%)
第3因子「他職種を支援し医療・
健康の知識・技能を教える」
(寄与率15.25%)
第5因子「協働の中に 看護職の専門性が内蔵すること
を見出す」(寄与率11.50%)
『包括的ケアマネジメント 評価』
第1因子「他職種から相談援助の支援 を受けながら知識・技能を教わる
(寄与率16.49%)
0.475
0.270 0.158
0.140 0.532
0.310
0.390
0.369
0.451
0.630 0.285
0.614
0.440
0.504
0.347 0.480
47
図
4.
『職種間協働のプロセス評価』『包括的ケアマネジメント評価』と外的基準との相関図外的基準:「職種間協働の評価」「職種間協働のアウトカム」「協働における役割ストレッサー」
数値は相関係数
第2因子「「他職種と円滑に循環する コミュニケーションを心掛ける」
(寄与率16.25%)
第3因子「他職種を支援し医療・
健康の知識・技能を教える」
(寄与率15.25%)
第5因子「協働の中に 看護職の専門性が内蔵すること
を見出す」(寄与率11.50%)
『包括的ケアマネジメント評価』
第1因子「他職種から相談援助の支援 を受けながら知識・技能を教わる
(寄与率16.49%)
職種間協働の評価
職種間協働のアウトカム
協働における役割ストレッサー 0.608
0.395
0.475
0.231 0.126
0.544
0.261 0.273
0.452 0.194
0.437
0.390
0.311
0.305 0.394
0.323
0.333
0.216
0.569
0.467
0.012
0.150 0.164
0.427
48
図
5.地域包括看護職の実務経験キャリアにおける『職種間協働と包括的ケアマネジメント』のデベロップメント
の想定
1年未満
1年以上5年未満 5年以上10年未満
10年以上 円滑に循環する
コミュニケーションを心掛ける
チームとして他職種と 統合する
協働の中に看護職の専門性が 内蔵することを見出す
職種間協働における包括 的ケアマネジメントの デベロップメント
地域包括の実務経験キャリア