GPS や自立航法、マップマッチングの組み合わせにより、誤差をより小さくすることができ ますが、状況によってはこれらの機能が正しく動作せず、誤差が大きくなることがあります。
GPS 衛星自体による誤差
• GPS 衛星は米国国防総省によって管理 されており、衛星自体が意図的にずれた 位置データを送信することがあります。
このようなときは測位の誤差が大きくな ります。
• 3 次元測位のときは、約 30 m 〜 200 m の誤差で現在地を測位します。2 次元 測位のときは、3 次元測位のときよりも 誤差がやや大きくなります。
• GPS 衛星の配置が悪いとき(衛星が同 じような方向や同じような高さにあると き)には、十分な精度が得られないこと があります。(GPS 測位では、自車の真 上と東西南北の地平線ぎりぎりにある複 数の衛星を受信した場合に、最も良い精 度が得られるようになっています。)
• GPS 測位の高さ方向に関する精度は、
水平方向に対して、誤差がやや大きくな ります。自車の高さよりも上にある衛星 の電波は受信できますが、下(地球の裏 側)に位置している衛星の電波は物理的 に受信できないため、高さに関して十分 な比較ができません。
誤差が大きくなる走行状態 角度の小さな Y 字路を走ったとき。
直線や緩やかなカーブを、長距離走ったす ぐ後。
砂利道や雪道などで、タイヤがスリップし たとき。
蛇行運転をしたとき。
勾配の急な山道など、高低差のある道を走っ たとき。
チェーンを装着したときや、サイズの違う タイヤに交換したとき。
付 録
駐車場などで、ターンテーブルでの旋回を 行ったとき。
ヘアピンカーブが続いたとき。
道路が近接しているとき (高速道路と側道 など)。
立体駐車場などで旋回や切り返しを繰り返 したとき。
GPS による測位ができない状態が長く続い たとき。
ループ橋などを通ったとき。
地図情報にはない新設道路を走ったとき。
フェリーや車両運搬車などで移動したとき。
渋滞などで低速で発進や停止を繰り返した とき。
碁盤の目状の道路を走ったとき。
• 工場などの施設内の道路を走行中、施設 に隣接する道路に近づいたとき。
• エンジンをかけてすぐに走行し始めたとき。
• 走行中に本機の電源を ON にしたとき。
• 扁平率や径の異なるタイヤに交換して間 もないとき。
高速・高架道路での誤差について 高速道路を乗り降りするときや、高架道路、
立体交差の道路を走行するときは、3D ハ イブリッドセンサーが勾配を検知します。
本機はこの勾配の検知とディスクに収録さ れている道路の高さ(勾配)のデータから、
車が走行している道路を判断します。この ため、勾配を検知しても道路の高さのデー タが登録されていないと、自車マークの位 置表示には反映されません。
MEMO
● サイズの違う 2 種類のタイヤを、それぞ れ別々に学習・補正することができま す(P.136)。この機能によりチェーン を装着したり、冬用タイヤに交換したと きの誤差をより小さくできます。
低速時の位置精度について
車種によっては時速数 km 程度の低速時に車 速信号が出力されないものがあります。そ の様な車種では、渋滞中や駐車場で時速数 km 程度の低速走行が続くと自車マークの位 置が正確に表示されない場合があります。
付 録