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試験運用と評価

ドキュメント内 つくばリポジトリ H21 (ページ 47-63)

本研究のメール配送系統合管刑手法を適用したメー

作業を行うことにより,本手法における管理の手間を 従来の場合と比較して評価を行った

試験迎用は) V MWa r e 仮 想 サ ー バ 上 に Debi an G N U  / Li nux  5. 0 をO S とし, M T Aソフトウェアと

して Post f i x 2. 5,   MD A ・MR A ソ フ ト ウ ェ ア と し てCy r us I MA P  Ser ver   2. 2を 用 い た 導 入 す る 迷 惑メール対策方式としては, Greyl i st i ng, Whi t el i st ,   Cy r us   IMA P  Ser ver が サ ポ ー ト す る Si eve機能を 採用し, Gr ey l i st i ng に関しては, post gr ey お よ び mi l t er‑ gTeyl i st を 採 用 し た

上記の迷惑メール対策の導入・管理作業をいくつか のパターンで行ったところ,従来では最大で操作対象 ファイルが5つで計500行程度であったのに対し,本 手法では約30行の amar et t o記述のみで作業が終了 するなど,手間の低減が確認された

5   おわりに

メール配送系統合管理言語amar et t oとその解釈系 において,従来よりも管理者の作業の手間が低減され ることが示された

また,今後新しい迷惑メール対策方式が実現された 場合でも,その方式のテンプレートおよびルール記述 を用意することで本手法は対応できると考えられる が,その検証については残された課題となっている.

3. 2  解釈系の実現

解釈系は前処理として amar et t o記述とルール記述 を入力し,ルールを適用した中間ファイルを出力する ルール解釈部分と,その中間ファイルとテンプレート を入力して該当部分を置換処理するamar et t o記述解 釈部分である.

解釈系の開発は, J ava言語を用いた. par ser   gen‑

er at or にはSabl eCC/ 4] を用い,生成された各クラス を 利 用 し て 開 発 し た 入 力 さ れ た amar et t o記述は, ルール記述解釈部分により記述の計算や制約の確認が され, amar et t o,記述解釈部分に渡される amar et t o 記述の処理系も,適用ルール記述の処理系と同様に

参 考 文 献

[1]  Dav i d Wo o d ."インターネット上の電子メール" . 電子メールプロトコル.佐々木雅之ほか監訳.オ ライリー・ジャパン, 2002, p.  1‑ 24.  

[2] クリアコード. mi l t er   manager .   ht t p: //rni l t er‑

manager  . sourcef orge. net  / i ndex. ht ml  

[3]  R F C  5228.   Si eve:   A n  Emai l   Fi l t eri ng Lan‑

guage.  

ht t p: / / t ool s. i et f . org/ rf c/ rf c5228. t xt   [4]  S abl eCC proj ect .   Sabl eCC.  

ht t p: / / sab1ecc. or g/ wi ki  

知 識 共 有 コ ミ ュ ニ テ ィ に お け る 参 加 者 の 役 割 と 貢 献 度 に 着 目 し た 分 析 手 法 に 関 す る 研 究 *

l  

はじめに

イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 掲 示 板 サ イ ト や プ ロ グ , 質 問 回 答 サ イ ト な ど で は 各 人 の 意 見 , そ れ ら に 対 す る コ メ ン ト を 共 有 す る こ と で , 様 々 な 知 識 の 共 有 や 新 た な知識の創出がなされている.個々のサイトでは,

類 似 し た 興 味 を 持 つ 人 々 が 集 ま り . 興 味 に 関 す る 発 言 を 繰 り 返 す こ と で コ ミ ュ ニ テ ィ が 形 成 さ れ て い る.これらコミュニティは各々が異なる性質を持っ て お り , そ の 性 質 の 形 成 は 多 種 多 様 な 要 因 が 関 係 し て い る . コ ミ ュ ニ テ ィ や 参 加 者 の 性 質 を 把 握 す る こ と は . 質 問 回 答 サ イ ト の 設 計 , 運 営 を 行 う 上 で 重 要 となる.

本 研 究 で は , 知 識 共 有 コ ミ ュ ニ テ ィ の 1 形態であ る質問回答サイトを研究対象とし,コミュニティと 参加者の性質を把握することを目的とする.

2 . 

本 研 究 の 位 置 づ け

本 研 究 で は . 知 識 共 有 コ ミ ュ ニ テ ィ を 対 象 と し た 参 加 者 に 着 目 す る . 知 識 共 有 コ ミ ュ ニ テ ィ を 対 象 と

し た 研 究 は , 現 在 盛 ん に 行 わ れ て お り . 三 浦 ら

[l]

は, Yahoo! 知 恵 袋 の 利 用 者 に 対 し ア ン ケ ー ト に よ る 意 識 調 査 を 行 い , 利 用 者 の 行 動 パ タ ー ン や 属 性 に つ い て 報 告 を 行 っ て い る . 甲 谷 ら

[2 ]

は,質問者と

回 答 者 の ネ ッ ト ワ ー ク の 成 長 パ タ ー ン に つ い て 分 析 を 行 い , 成 長 バ タ ー ン に 基 づ く 記 事 推 勝 の 方 法 を 提 案している. Ad a mic ら[3] は, Y a h o o Ans we r s を 対 象 と し て . カ テ ゴ リ を 様 々 な 観 点 か ら 多 角 的 に 分 析 し て い る . そ の 結 果 と し て , Y a hoo  Ans we r s の 質 問 者 の 知 識 レ ベ ル や カ テ ゴ リ 内 で 行 わ れ る コ ミ ュ ニケーションのタイプを明らかにしている. Z ha ng   ら

[4 ]

は, J av aF o r u m 利 用 者 の 投 稿 関 係 に 着 目 し Exper t i s e  Ne t wor k を構築,そして, PageR. ankや Hi t. s ア ル ゴ リ ズ ム を 用 い て 分 析 し て い る . そ の 結 果 こ れ ら の ア ル ゴ リ ズ ム がExper t i s e Ne t wor k の 評 価 に 用 い る こ と が 有 効 で あ り . 参 加 者 の 専 門 レ ベ ル と コ ミ ュ ニ テ ィ の 特 性 を 明 ら か に す る こ と に 成 功

している.

• " A St udy  of   Anal ysi s  Met hods   based  on  Rol es  and Cont r i but i ons  of   Me mbe r s  i n  aI <uow  l edge  Shar i ng  Communi t y "   by   Hi roki   Sat o 

佐藤弘樹(学籍番号

200821657)

研究指導教員:佐藤哲司 副研究指導教員:松村敦

Person  P  

図 l コミュニティの活動モデル

本 研 究 の ア プ ロ ー チ は , コ ミ ュ ニ テ ィ の 参 加 者 の 役 割 と そ の 貢 献 度 に 着 目 し , 参 加 者 間 の ネ ッ ト ワ ー ク を 形 成 し た こ と に 新 規 性 が あ る , 統 計 的 分 析 手 法 や ネ ッ ト ワ ー ク 分 析 手 法 を 適 用 す る こ と で 大 域 的 な 貢献度や役割を評価する.

3 . 

提 案 手 法

3 . 1  

役 割 と 貢 献 の モ デ ル 化

現 実 世 界 に お い て , 例 え ば , 先 進 的 な 会 社 と 保 守 的 な 会 社 が あ っ た と す る . 先 進 的 な 会 社 に は , 進 歩 的 な 考 え を 持 ち 行 動 し て い る 人 た ち が 多 い と 考 え ら れ る . 一 方 で , 保 守 的 な 会 社 に は , 伝 統 を 重 ん じ る 考 え を 持 ち 行 動 し て い る 人 が 多 い と 予 想 さ れ る . 会 社 を コ ミ ュ ニ テ ィ と 捉 え た と き , コ ミ ュ ニ テ ィ を 先 進 的 , あ る い は 保 守 的 と 性 質 付 け て い る の は コ ミ ュ ニ テ ィ に 属 す る 人 た ち の 行 動 や 役 割 だ と 考 え る こ と ができる,

そ こ で , コ ミ ュ ニ テ ィ や 参 加 者 の 性 質 を 把 握 す る ため,本研究ではある仮説を立てた.その仮説は,

「参加者には各々の役割があり,その活動(貢献)

が コ ミ ュ ニ テ ィ を 性 質 付 け る 」 で あ る . 役 割 と 貢 献 の 関 係 を 表 す モ デ ル を 図 1に 示 す . 例 え ば 図 l に おいて, Per s on  P は コ ミ ュ ニ テ ィ の 中 で 我 先 に と 率先し発言する役割, Per s on

Q

はコミュニティの 中 で 会 話 を ま と め る 役 割 と す る . こ の 場 合 , P の Co mmu n it y   A お よ び B へ の 貢 献 は 「 話 題 を 提 供 し議論を牽引」,

Q

の Co mmu n i t y B へ の 貢 献 は

「P が作った議論の流れを収束」となる.この

Q

が いないC o mmu n it y A と

Q

がいる Co mmu n it y B  で は そ の 性 質 が 異 な る と す る の が 本 論 文 で 設 け た 仮 説である.

以 下 , 本 研 究 で は 参 加 者 の コ ミ ュ ニ テ ィ に お け る

役割と貢献に着目し分析を進める.

3. 2  分析に用いるデータセット

本研究では,実運用されたYahoo' 知恵袋データ約 1. 5カ年分を用いて提案手法の評価を行う. Yahoo!  

知恵袋では,約300のカテゴリが設けられ,すべて の投稿はいずれか1 つのカテゴリに属する.また.

質問と回答は同じカテゴリに属し,投稿後にカテゴ リを変更することはできない.本研究では,投稿さ れる内容やユーザの特性が異なると考えられる主要 なカテゴリに対して提案手法を適用する.

3. 3  役割に着目した分析

本研究では,知識共有コミュニティの参加者の投 稿活動を役割として区分し,質問に対する第一回答 者.複数カテゴリに投稿する投稿者(質問者,回答 者.ベストアンサー)の4つの役割の回答者分布を カテゴリ方向と時間経過方向の観点で分析する.

そ の 結 果 第 一 回 答 者 の 分 布 が 「P C」のような正 解があるカテゴリと「恋愛相談」のような共感を求 めるカテゴリでは差異があること,また.時間経過 と共にいずれのカテゴリでも分布が一定の値に収束 していくことを明らかにした.

3. 4  貢献度に着目した分析

役割に着目した分析手法では,投稿者に対して統 計的分析を行っている. しかし.この分析手法では 投稿者問の関係性を考慮していないため,第一回答 者やベストアンサーの中でより重要なユーザの存在 を明らかにすることができない.例えば.同カテゴ リにおいて100件の回答が付いた質問でベストアン サーとなったユーザ

A

5

件の回答が付いた質問 で ベ ス ト ア ン サ ー と な っ た ユ ー ザ

B

では.より多 くの競合相手がいる中でベストアンサーを獲得した ユーザ A のほうがカテゴリにおいて貢献度が大で あると考えられる.

本研究では,第一回答者とベストアンサーに着目 し回答者のネットワークを構成する.そして,構成 したネットワークに対し PageR. ank[ 5] を援用する ことで,コミュニティにおける各ユーザの貢献度を 推定する手法 QA R a n k を提案し,コミュニティの 性質を分析する.

そ の 結 果 知 識 共 有 コ ミ ュ ニ テ ィ に 属 す る ユ ー ザ の 性 質 及 び ユ ー ザ の 行 動 に よ っ て 得 ら れ る カ テ ゴ リの特徴を明らかにした(図

2 ).

すなわち,参加者 の貢献度にはコミュニティを性質付ける要因となる ことを確認できた

4 .  まとめ

本研究では,知識共有コミュニティの性質.ある いは.知識共有コミュニティの参加者の性質を把握

"'=  .  

PC‑ ‑ ・ 

...  ―‑‑・・ 

]M\^MM

r

叩 ・ ‑

オカッ

図2 カテゴリに依るユーザの貢献度 することを目的とし,参加者のコミュニティにおけ る役割と貢献に着目し分析を行った.その結果,参 加者の役割や貢献度がコミュニティを性格付けする 要因となっており仮説が有効であった.

本 研 究 の 分 析 結 果 は , こ れ ま で 運 営 者 の 主 観 に よって判断されていたコミュニティ運営を,コミュ ニティの性質を客観的に示すことで適切な判断がな されるよう補助する.また,参加者の性質を示すこ とで投稿を促すための効果的な仕組みを提供できる 可能性がある.

謝 辞

本研究は科研費( ' 21500091) の助成を受けたもので ある.また,実装・評価に際し,大学共同利用機関 法人国立情報学研究所から提供を受けた, Yahoo!

知恵袋のデータを利用している.ここに記して謝意 を示す.

文 献

[l]

三浦麻子,川浦康至,地福節子,大瀧直子,岡本 真知識共有コミュニティを創り出す人たち.第 20回人工知能学会全国大会, 3D3‑ 1, 2006.  

[2] 甲 谷 優 川 島 睛 美 ; 藤 村 孝 . Q A コミュニティ の成長パターンに基づく回答者への質問推牌.

DB S ]  J oumal ,   Vol .   8,  No.   1,  2009.  

[3]  L.   A.   Adami c ,  J.  Zhang,   E.   Bakshy,   and  M. S. Ac ker man.   Knowl edge shar i ng  and ya‑

hoo  answer s:   Ever yone  k nows  somet hi ng.   In  WWW2 0 0 8 ,  pp.   665‑ 674,   2008.  

[4]  J.  Zhang,   M.   S.  Ac ker man,   and  L.   Adami c .   Exper t i se  net wor ks   i n  onl i ne communi t i es:  

St r uct ur e  and  al gor i t hms.   I n  WWW2 0 0 7 ,   pp.   221‑ 230,   2007.  

[5]  L.   Page,   S. Bri n,   R.   Mot wani ,   and  T.   Wi no‑

grad.   T h e  pager ank  ci t at i on  r anki ng:  Br i ng‑

i ng  or der  to t he  web.   Tech.   rep. ,   St anf or d  Di gi t al   Li br ar y  Technol ogi es  Proj ect ,   1998.  

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