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評点法による評点結果

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第 4 章   評 点 法 に よ る 評 点 結 果  

   

「省エネルギー型化学技術創成研究開発補助事業」に係る研究開発制度評価の実施に併 せて、以下に基づき、本評価検討会委員による「評点法による評価」を実施した。その結 果は「3.評点結果」のとおりである。 

  1.趣  旨 

 

評点法による評価については、産業技術審議会評価部会の下で平成11年度に評価を行 った研究開発事業(39プロジェクト)について「試行」を行い、本格的導入の是非につ いて評価部会において検討を行ってきたところである。その結果、第9回評価部会(平成 12年5月12日開催)において、評価手法としての評点法について、 

  (1)数値での提示は評価結果の全体的傾向の把握に有効である、 

  (2)個々のプロジェクト毎に評価者は異なっても相対評価はある程度可能である、 

との判断がなされ、これを受けて今後のプロジェクト評価において評点法による評価を行 っていくことが確認されている。 

  また、平成17年4月1日に改定された「経済産業省技術評価指針」においても、プロ ジェクト評価の実施に当たって、評点法の活用による評価の定量化を行うことが規定され ている。 

これらを踏まえ、研究開発制度の中間・事後評価においては、 

  (1)評価結果をできる限りわかりやすく提示すること、 

  (2)研究開発制度の相対評価がある程度可能となるようにすること、 

を目的として、評価委員全員による評点法による評価を実施することとする。 

  本評点法は、各評価委員の概括的な判断に基づき点数による評価を行うもので、評価報 告書を取りまとめる際の議論の参考に供するとともに、それ自体評価報告書を補足する資 料とする。 

 

2.評価方法   

・各項目ごとに4段階(A、B、C、D<a,b,c,dも同様>)で評価する。 

・4段階はそれぞれ、A(a)=3点、B(b)=2点、C(c)=1点、D(d)=0点に該当 する。 

・評価シートの記入に際しては、評価シートの《判定基準》に示された基準を参照し、該 当と思われる段階に○を付ける。 

・大項目(A,B,C,D)及び小項目(a,b,c,d)は、それぞれ別に評点を付け る。 

・総合評価は、各項目の評点とは別に、研究開発制度全体に総合点を付ける。

   

3.評点結果 

   

評点法による評点結果 

(省エネルギー型化学技術創成研究開発補助事業) 

   

評  価  項  目  平均点(※)  標準偏差  1.目的及び政策的位置付けの妥当性  2.5  0.50 

2.目標の妥当性  1.7  0.75 

3.成果、目標の達成度の妥当性  2.2  0.69  4.事業化、波及効果についての妥当性  2.0  0.58  5.マネジメント・体制・資金・費用対効果等の妥当性  2.5  0.50 

6.総合評価  2.5  0.50 

(※)1〜6の評価項目ごとに、各委員の評点の平均値を算出。 

2.5 2.5 2.2 2.0

1.7 2.5

0 1 2 3

1.目的及び政策的位置

付けの妥当性 2.目標の妥当

3.成果、目標の達成度 の妥当性 4.事業化、波及効

果についての妥当性 5.マネジメント・体

制・資金・費用対効果等 の妥当性 6.総合評

平均点 標準偏差

(各項目:3点満点)

 

テーマ別研究開発概要 

(省エネルギー型化学技術創成研究開発補助事業  平成16年度〜19年度採択テーマ) 

概 要 No. 

 

研究課題   

テーマ名   

実施者名   

実施年  開 始

終 了 化学プロセスにおけるテーマ 

高効率酸 化プロセス 技術の開 発 

プロピレンオキシド(PO)製造プロセスの開

発  住友化学株式会社  16 18

「炭酸エステル&蓚酸エステル製造プロセ ス開発」「酸化二量化プロセス開発」、およ び、副生成物の有効利用 

宇部興産株式会社  16 18 3  酸化触媒高度化技術の開発  高効率酸化触媒技術

研究組合  17 19

4  規則性ナノ空孔を利用した高機能ハイブリ

ッド触媒技術の開発  太陽化学株式会社  18 19 5  次世代ディーゼル用 PM 等酸化技術の開

発 

(株)  三菱化学科学技

術研究センター  19 21 6  プラント運転高度安定化技術の開発  三菱化学株式会社  16 19 7 

高機能石 灰省エネ 製造技術 の開発 

排ガス処理用高性能消石灰の開発  宇部マテリアルズ株式会社  16 17 8  洗石廃泥(フィルターケーキ)有効利用技

術の開発 

吉澤石灰工業株式会

社  16 16

9  小型ロータリーキルン熱効率改善技術の 開発 

訓子府石灰工業株式

会社  16 16

10 

高性能分 離膜およ びシステ ムの開発 

高純度水素精製用膜分離システムの開発 宇部興産株式会社  16 18 11  耐有機溶剤性高効率分離膜の開発  宇部興産株式会社  17 19 12  高性能膜ろ過システムの開発  ダイセル化学工業株式会

社  16 18

13  高純度水素精製用分離システムの開発  三菱ガス化学株式会社  16 18 14  高機能タンパク質分離材の開発  東ソー株式会社  19 21 15  クロマトグラフィー材料の高効率合成法の開発  東ソー株式会社  16 19 16  光応答性と耐久性に優れた有機感光体ドラム材料の開

発  東ソー株式会社  16 19

17  微細結晶複合酸化物材料技術の開発  東ソー株式会社  19 21 他産業におけるテーマ 

18  次世代半導体製造装置用低発塵部材の開発  東ソー株式会社  16 19 19  高機能コ

ンデンサ 等電子部 材の開発 

高分散超微粒炭酸バリウムの開発  宇部マテリアルス株式会社  18 19 20  革新的低コスト蓄電デバイスの開発  日本ゼオン株式会社  18 19

別添 

21  非晶質金属酸化物薄膜化技術の開発  出光興産株式会社  18 20 22  高機能フッ化物単結晶材料技術開発  株式会社  トクヤマ  18 20 23  高機能電解質膜技術の開発  JSR株式会社  19 21 24  次世代封止材用高性能シリカの開発  株式会社  トクヤマ  16 18 25  高耐候通気性フィルムの開発  株式会社  トクヤマ  16 17 民生部門におけるテーマ 

26  自動車 用高機 能プラス チック・

ゴム材 料の開 発 

高発泡熱可塑性樹脂成形材料の開発  株式会社  カネカ  16 18

27  高機能ゴム材料の開発  JSR株式会社  16 19

28  高性能ポリエチレン材料の開発  東ソー株式会社  16 18 29  フレキシブルフラットハーネス用プラスチック

の開発  昭和電工株式会社  18 19

30 

省エネ ルギー 型有機 素子材 料創成 技術の 開発 

有機半導体トランジスタの開発  出光興産株式会社  18 20 31  高分子光回路基盤技術の開発  住友ベークライト株式会社  18 20 32  高分子光導波路加工プロセス等の開発  日本ペイント株式会社  18 19 33  高性能有機ELプロセス技術開発  コニカミノルタテクノロジーセンター

株式会社  19 20

34  受動デバイス内蔵による省電力型超高集積

RFフロントエンドモジュールの開発  日本ゼオン株式会社  19 20 35  ハイブリッド自動車用SiCインバータ実用化

技術の開発  株式会社ADEKA  19 20

36  ナノインプリント法を用いたパターニング技術

の開発  昭和電工株式会社  19 20

37  高感度二酸化炭素濃度測定器の開発  フィガロ技研株式会社  16 17 その他のテーマ 

38  新規光 電変換 デバイス 材料の 開発 

有機太陽電池の開発  出光興産株式会社  19 21 39  太陽電池原料用シリコンの新規製造技術の

開発  住友化学株式会社  19 20

「研究開発概要1」 

 

1.研究開発の名称:高効率酸化プロセス技術の開発(うち  酸化反応プロセスの選択性の向上 の「プロピレンオキシド(PO)製造プロセスの開発」) 

 

2.実施者名:  住友化学株式会社  

3.補助期間:  平成16年度〜18年度   

4.事業目的: 

    ウレタン原料等の用いられるプロピレンオキシド(PO)の製造プロセスは、主にクロルヒドリン法、

ハルコン法、クメン法の3種であるが、エネルギー的に有利でありかつ環境にやさしい化学技術

(グリーン・サステイナブル・ケミストリー)であるという両者を満足するプロセスはまだ存在しない。

プロピレンの空気酸化による製造(以下 PO 直酸法)が実現できれば、省エネルギー化を促進する のみならず、事業性のみならずグリーン・サステイナブル・ケミストリーをも満足する PO の次世代 プロセスとなる。 

 

5.事業概要: 

プロピレンオキシド(PO)の製造プロセスに関する補助事業。①反応状態直接観察法により反 応活性種、活性点を見極め、②その有効な反応活性点種、活性点を発生させる方法を開発し、③ その知見をもとに高選択性且つ高生産性を有するPO製造の基本プロセスを開発する。 

 

6.成果: 

    PO 生成に有効な反応活性点の特定から、PO 合成を有利に進めるには表面不純物濃度を抑 えながら金属の粒子径を均一に揃え、かつ触媒活性表面に均一に添加剤を存在させることが好 ましいこと等が分かった。また、これら知見を反映させた反応活性点の選択的発生方法として新し い触媒調製法を開発した結果、PO 選択率および C3H6(プロピレン)転化率が大幅に向上し、選 択率は所期目標の70%程度にとどまっているものの、PO の生産性は基本触媒の目標性能を超 えるレベルに達した。ただし、PO 製造プロセス構築のためには一層の触媒の高性能化が必要で あり、これまでに得られた知見をベースに、有効な反応活性種・活性点をより選択的に発生する 方法の開発を本補助事業後も継続している。 

 

7.成果の革新性 

    本事業の中で達成した触媒性能は、公開特許実施例ベースで世界最高水準に相当する。ま た、反応活性点を捉えるために構築したその場観察法は、触媒反応が進行していることを反応物 分析で確認しながら分光分析を行うもので世界最高レベルのシステムであり、触媒表面上に存在 する複数の活性酸素種の観測に成功した。 

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