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○ 事業者は、従業者、設備、備品、会計に関する記録を整備しなければならない。

○ 事業者は、次の書類を整備し、各指定権者が定める基準に沿って、5年間又は2 年間保存しなければならない。(詳細は各指定権者が制定している条例を参照のこ と。)

・ 指定居宅サービス事業者等との連絡調整に関する記録

・ 個々の利用者ごとに次の事項を記載した居宅介護支援台帳 居宅サービス計画

アセスメントの結果の記録 サービス担当者会議等の記録 モニタリングの結果の記録

・ 市町村への通知に係る記録

・ 苦情の内容等の記録

・ 事故の状況及び事故に際して採った処置の記録

<実地指導における不適正事例>

・ 書類が整備されていないため、介護支援専門員の勤務形態等が不明。

・ 居宅サービス計画書(第1表から第7表まで)がない。

・ アセスメントの結果の記録が整備されていない。

・ サービス担当者会議等の記録がない。

・ モニタリングの結果の記録がない。

(5) 雑則

〇 電磁的記録について

・ 指定居宅介護支援事業者及び指定居宅介護支援の提供に当たる者は、作成、保 存その他これらに類するもののうち、規定において書面(書面、書類、文書、謄 本、抄本、正本、副本、複本その他文字、図形等人の知覚によって認識すること ができる情報が記載された紙その他の有体物をいう。)で行うことが規定されて いる又は想定されるものについては、書面に代えて、当該書面に係る電磁的記録

(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方 式で作られる指定居宅介護支援事業者記録であって、電子計算機による情報処理 の用に供されるものをいう。)により行うことができる。

電磁的記録により行う場合は、個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護 関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」及び厚生労働 省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等を遵守すること。

〇 電磁的方法について

・ 指定居宅介護支援事業者及び指定居宅介護支援の提供に当たる者は、交付、説 明、同意、承諾その他これらに類するもの(以下「交付等」という。)のうち、

規定において書面で行うことが規定されている又は想定されるものについては、

当該交付等の相手方の承諾を得て、書面に代えて、電磁的方法(電子的方法、磁 気的方法その他人の知覚によって認識することができない方法をいう。)による ことができる。

電磁的方法による同意は、例えば電子メールにより利用者等が同意の意思表示 をした場合等が考えられること。なお、「押印についてのQ&A(令和2年6月 19 日内閣府・法務省・経済産業省)」を参考にすること。

電磁的方法による締結は、利用者等・事業者等の間の契約関係を明確にする観 点から、書面における署名又は記名・押印に代えて、電子署名を活用することが 望ましいこと。なお、「押印についてのQ&A(令和2年6月 19 日内閣府・法務 省・経済産業省)」を参考にすること。

電磁的方法による場合は、個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係 事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」及び厚生労働省

「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等を遵守すること。

3 変更の届出等 (介護保険法第 82 条、同法施行規則第 133 条)

※1 事業者は、下記の事項に変更があった場合、10日以内に、その旨を市町村長に 届け出なければならない。

・ 事業所の名称・所在地

・ 開設者(法人)の名称・主たる事務所の所在地、代表者の氏名・生年月日、住 所及び職名

・ 開設者の定款・寄附行為等及びその登記事項証明書又は条例

・ 事業所の平面図

・ 事業所の管理者の氏名、生年月日・住所及び経歴

・ 事業所の運営規程

・ 居宅介護サービス計画費の請求に関する事項

・ 介護支援専門員の員数、氏名及びその登録番号、勤務形態等

・ 法人役員の氏名、生年月日・住所

<実地指導における不適正事例>

・ 変更の届出がなされていない。

(運営規程、平面図、介護支援専門員等)

※2 廃止(休止)届出書の事前届出

○ 以前は事業所を廃止(休止)する場合には、廃止(休止)後 10 日以内に、廃 止(休止)の届出を提出することとなっていましたが、平成 21 年5月1日か ら、事業所の廃止(休止)の1か月前までに、提出しなければならないことに なっています。

○ 事業所を休廃止しようとする事業者は、利用者等に対する継続的なサービス 確保のための便宜供与(他の事業者へのあっせん等)が法的に義務付けられ ています。

届け出に関する様式等については各市町村HPに掲載しております。

4 指定の取消し (介護保険法第 84 条)

市町村長は、次のいずれかに該当する場合においては指定を取り消し、又は期間を定 めてその指定の全部若しくは一部効力を停止することができる。

ア 事業者が、基準に定める介護支援専門員の人員を満たすことができなくなっ たとき

イ 事業者が、運営に関する基準に従って適正な事業の運営をすることができな くなったとき

ウ 要介護者の人格を尊重し、忠実に職務を遂行する義務に違反したと認められ るとき

エ 要介護認定等の調査の委託を受けた場合、調査の結果について虚偽の報告を したとき

オ 居宅介護サービス計画費・居宅支援サービス計画費の請求に不正があったと き

カ 市町村長から求められた報告、帳簿書類の提出等に従わず、又は虚偽の報告 をしたとき

キ 市町村長から求められた出頭に応じない、質問に答弁しない、虚偽の答弁を する、帳簿書類の検査を拒む・妨げる等のとき

ク 不正の手段により指定を受けたとき

ケ この法律やその他保健医療若しくは福祉に関する法律で、政令で定めるもの 又はこれらの法律に基づく命令若しくは処分に違反したとき

コ 居宅サービス等に関し、不正又は著しく不当な行為をしたとき

サ 指定居宅介護支援事業者の役員等のうちに、指定の取消し又は指定の全部若 しくは一部の効力の停止をしようとするとき前5年以内に居宅サービス等に 関し不正又は著しく不当な行為をした者があるとき

5 主な関係法令等

○ 事業運営関係

・指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第38号)

「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について(平成11年老企第22号」

※ 基準については、上記通知を基本として、市町村において独自基準を定めていますので、

ご注意ください。

○ 介護給付費関係

・指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準(平成12年厚生省告示第20号)

関連:厚生労働大臣が定める基準 (平成27年厚労省告示第95号)

「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指 導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 の制定に伴う実施上の留意事項について(平成12年老企第36号)

6 介護報酬関連

(1) 居宅介護支援費に関する基本事項

○ 月の途中で、利用者が死亡し、又は施設に入所した場合等

死亡、入所の時点で居宅介護支援を行っており、かつ、当該月分の指定居宅介護支 援等の事業の人員及び運営に関する基準第14条第1項に規定する文書(給付管理票) を、市町村(国保連合会)に届け出ている事業者について、居宅介護支援費を算定す る。

○ 月の途中で、事業者の変更がある場合

変更後の事業者についてのみ居宅介護支援費を算定するものとする。(ただし、月の 途中で他の市町村に転出する場合を除く)

〇 月の途中で、要介護度に変更があった場合

要介護1又は要介護2と、要介護3から要介護5までは居宅介護サービス計画費の 単位数が異なることから、要介護度が要介護1又は要介護2から、要介護3から要介 護5までに変更となった場合の取扱いは、月末における要介護度区分に応じた報酬を 請求するものとする。

○ 月の途中で、他市町村に転出する場合

それぞれの市町村で別々に管理することになることから、転入日の前日までの給付 管理票と、転入日以降の給付管理票を別々に作成すること。この場合、それぞれの給 付管理票を同一の居宅介護支援事業者が作成した場合であっても、それぞれについて 居宅介護支援費が算定されるものとする。

○ サービス利用票を作成した月において、利用実績のない場合 給付管理票を作成できないため、居宅介護支援費が請求できない。

※ 病院若しくは診療所又は地域密着型介護老人福祉施設若しくは介護保険施設から 退院又は退所する者等であって、医師が一般に認められている医学的知見に基づき 回復の見込みがないと診断した利用者については、当該利用者に対してモニタリン グ等の必要なケアマネジメントを行い、給付管理票の作成など、請求にあたって必 要な書類の整備を行っている場合は請求することができる。なお、その際は居宅介 護支援費を算定した旨を適切に説明できるよう、個々のケアプラン等において記録 を残しつつ、居宅介護支援事業所において、それらの書類等を管理しておくこと。

※ 介護保険最新情報 Vol.836 新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所 の人員基準等の臨時的な取扱いについて(第 11 報)問5による特例について。

今般の新型コロナウイルス感染症の影響により、当初ケアプランで予定されていた サービス利用がなくなった等の場合は、居宅介護支援事業所において、モニタリング 等の必要なケアマネジメント業務を行い、給付管理票の作成など、請求にあたって必

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