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本計画の進捗にあたっては、国及び埼玉県の関連計画等の動向にも注視しな がら、庁内の関連部署が連携し、第4章の「子どもの読書活動に関する取組」

を計画的に推進します。(Ⅰ.具体的取組)

具体的取組の進捗管理のため、「家庭における読書活動推進」、「地域における 読書活動推進」、「学校等における読書活動推進」、「子どもの読書への関心を高 める取組」、「子どもの読書活動に関する啓発・広報の推進」からなる5つの施 策ごとに、施策の柱となる数値目標を設定します。(Ⅱ.数値目標)

本計画全体の進捗管理のため、計画の基本理念「子どもたちに生きる力と喜 びを」の実現に向けた2つの成果指標を読書アンケート結果に基づいて設定し ます。(Ⅲ.成果指標)

なお、本計画の期間を 2019 年度(平成 31 年度)からの5年間としているこ とから、目標年度を 2023 年度(平成 35 年度)とします。

第5章 計画の推進に向けて

第5章 計画の推進に向けて

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Ⅰ.具体的取組

1.【施策1】家庭における読書活動推進

(1)読書に親しむきっかけづくり

① ブックスタート事業

継続(〇)

充実(◎)

事業 内容

〇10 か月児健康診査に訪れた乳児と保護者を対象に、絵本の 配布とブックスタートボランティアによる絵本の読み聞 かせを行います。また、ボランティアに対する研修を継続 して実施します。

◎0歳児から1歳児向けのブックリストを改訂し、新しく出 版されたものを含めた赤ちゃん絵本に乳児と保護者が出 合うきっかけづくりに取り組みます。

担当課 こども政策課、社会教育課

② 乳幼児向けおはなし会

充実(◎)

事業 内容

◎図書館3館それぞれで、ボランティアと協力して乳幼児向 けおはなし会を継続して実施します。また、子どもと保護 者が絵本を通じて楽しむ体験を通し、家庭での読書活動に つながるための情報収集と提供に努めます。(指定管理者)

担当課 社会教育課

③ 図書館利用の機会拡大

充実(◎)

事業 内容

◎図書館3館それぞれで、幼い子どもを連れた保護者が周囲 に気兼ねなく図書館を利用できるような時間帯を設定し、

幼い頃からの読書習慣の形成機会を拡大します。(指定管 理者)

担当課 社会教育課

第5章 計画の推進に向けて

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(2)家庭の読書習慣の形成

④ 読書記録

充実(◎)

事業 内容

◎保護者が幼い子どもに読み聞かせた本を継続的に記録す る手段を拡充し、家庭での読書活動推進の動機づけに努 めます。

担当課 社会教育課

① 家読(うちどく)プロジェクト

新規(◆)

事業 内容

◆図書館3館それぞれで、「家族の大事な1冊」取組を実施 します。その本にまつわる家族の思い出エピソードを募集 し、館内掲示等をすることによって、家読の広報を図ると ともに、家族の絆を深め、家庭での読書習慣の形成と継続 を図ります。(指定管理者)

◆学校と連携し、児童生徒が自ら選んだ本を中心に「家読お すすめ本」を選定し、ブックリストの作成・配布を行いま す。また、学校と連携して家読おすすめ本セットの団体貸 出を実施し、家読の広報と利用拡大を図ります。

◆図書館3館それぞれで、家読おすすめ本の展示コーナーを 常設して、ブックリストの配布と本の貸出を行い、家読の 推進に努めます。(指定管理者)

◆家庭に子どものための本棚やコーナーがあるなど、常に子 どもの身近に本がある環境を実現できるよう、家読の広報 を図ります。

担当課 社会教育課

第5章 計画の推進に向けて

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2.【施策2】地域における読書活動推進

(1)図書館の取組

① 児童書の充実・整備

継続(〇)

充実(◎)

事業 内容

〇蔵書の中核を成すような優れた児童書を中心に、新しく出 版された本の中から、魅力的な絵本や物語、最新の情報が 掲載された本など、今を生きる子どもにふさわしいものを 継続して選定し、未来を生きる子どもたちへ継承します。

◎長年読み継がれて激しい汚損や破損が見受けられる基本 図書の買い替えを行い、常に子どもの読書意欲が持続する よう努めます。

担当課 社会教育課

② 読書環境の整備

充実(◎)

新規(◆)

事業 内容

◎図書館3館それぞれで、全ての子どもが読みたい本と出合 えるよう、年齢やテーマを工夫した展示コーナーを充実さ せ、子どもが自主的に本を選べる読書環境を整えます。(指 定管理者)

◆図書館3館それぞれで、中学生や高校生が興味を持つよう なテーマに関する本の展示やYAコーナーの充実に努め、

中学生や高校生が気軽に図書館に足を運び、本を借りたく なるような環境を整え、YAサービスの更なる向上を図り ます。(指定管理者)

担当課 社会教育課

③ ハンディキャップのある子どもの読書活動支援

充実(◎)

事業 内容

◎点字図書、大活字本、DAISY図書、マルチメディア DAISY図書など、障がい者サービス用資料の周知を図 り、障がいのある子どもたちの読書活動の支援に努めま す。(指定管理者)

担当課 社会教育課

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④ 図書館利用者へのアンケート調査

継続(〇)

事業 内容

〇図書館3館それぞれで、子どもと保護者を対象としたアン ケート調査を毎年継続して実施し、アンケート調査結果を 参考に、子どもの読書活動を一層充実するように努めま す。(指定管理者)

担当課 社会教育課

⑤ おはなし会の実施

充実(◎)

事業 内容

◎図書館3館それぞれで、ストーリーテリングを中心とした 年齢別のおはなし会を毎週開催します。おはなしの世界を 想像して楽しむ経験を通し、子どもを自主的な読書活動に 導き、生涯にわたって読書習慣を身につけるきっかけづく りを支援します。(指定管理者)

担当課 社会教育課

⑥ 図書館利用促進のための取組

充実(◎)

新規(◆)

事業 内容

◎図書館3館それぞれで、子どもの年齢的特性や地域の実情 を踏まえ、子どもと保護者を対象とした取組の更なる充実 に努めます。(指定管理者)

◎「図書館を使った調べる学習コンクール」など、子どもた ちの調べ学習や読書の成果の情報が発信される機会を拡 充し、図書館利用の促進を図ります。(指定管理者)

◎YA向け電子書籍の一層の充実を図るとともに、スマート フォン等の電子機器を活用した読書活動推進の取組に関 する調査研究に努めます。(指定管理者)

◆インターネット環境が身近にある子どもたちのため、図書 館システムと連動した読書推進機能を活用します。(指定 管理者)

担当課 社会教育課

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⑦ ボランティア等の支援・育成

充実(◎)

新規(◆)

事業 内容

◎学校での読み聞かせ活動を支援するため、読み聞かせ用ブ ックリストを拡充し、学校等に配布します。

◆学校等で読み聞かせ活動に関わるボランティアを支援・育 成するため、読み聞かせ養成講座等を開催します。

担当課 社会教育課

⑧ 学校等との連携・協力

充実(◎)

新規(◆)

事業 内容

◎団体貸出、学校おはなし会、ブックトークの効果的な広報 を実施し、小・中学校と連携した調べ学習や読書環境の更 なる充実に努めます。

◎学校からの申込みによる団体貸出サービスを一層充実さ せるため、利用アンケート調査を実施して小・中学校の現 状や要望を把握し、調べ学習用図書を整備・充実します。

◆学校の団体貸出の利便性向上を図るため、司書職員による 学校図書館訪問支援の機会を利用して本を運搬し、利用向 上に努めます。

担当課 社会教育課

第5章 計画の推進に向けて

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(2)子育て支援・社会教育施設等の取組

① 児童発達支援センターの取組

充実(◎)

継続(〇)

事業 内容

◎図書館の団体貸出サービスを活用し、行事の集会時や日々 の療育に大型絵本や布絵本などを取り入れるなど、本を楽 しむ機会の更なる充実を図ります。

〇子どもがより読書活動を楽しめるよう、児童発達支援セン ターと連携し、大型絵本などの団体貸出を継続して実施し ます。

担当課 障がい者支援課、社会教育課

② 児童センターの取組

継続(〇)

事業 内容

〇読み聞かせ事業の実施や、読書に通じる活動を取り入れた 事業の実施を継続します。

担当課 こども政策課

③ 子育て支援センターの取組

継続(〇)

事業 内容

〇子どもと保護者が気軽に本と触れ合うことができるよう、

引き続き児童書を配架します。

担当課 保育課

④ 放課後児童クラブの取組

継続(〇)

事業 内容

〇各施設に児童書などを継続して配架します。

担当課 保育課

第5章 計画の推進に向けて

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⑤ 放課後子ども教室の取組

継続(〇)

事業 内容

〇学校の協力のもと、学校図書館等で自由教室を実施するこ とで、子どもが自ら本を手に取れる環境を確保し、読書を 推奨します。

担当課 社会教育課

⑥ 公民館の取組

継続(〇)

事業 内容

○児童書を継続して配架するとともに、公民館によって実施 している読み聞かせに関する事業の継続・充実に努めま す。

担当課 中央公民館

⑦ 地域文庫の取組

充実(◎)

事業 内容

◎効果的な広報手段を検討し、地域の子どもたちの身近な読 書活動の場である地域文庫活動への協力に努めます。

◎地域文庫からの要望に応じ、団体貸出のための児童書の充 実を図ります。

担当課 社会教育課

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