1 高齢者の状況
本市の総人口と高齢者人口は、国勢調査結果によると、平成 22 年は総人口 168,057 人・
高齢者人口 37,544 人、平成 27 年は総人口 168,800 人・高齢者人口 44,587 人となっており
(外国人除く)、総人口の伸びに比べ高齢者人口が大きく増加しています。
本市では、帯広市人口ビジョンにおいて、これまでの人口動態や将来推計人口を分析し、
今後目指すべき方向と人口の将来展望を示しており、平成 37 年(2025 年)の総人口は、
162,904 人、高齢者人口は 53,500 人と推計しています。
また、国立社会保障・人口問題研究所においては、平成 37 年(2025 年)の総人口を 153,758 人、高齢者人口を 50,167 人と推計しており、総人口が減少する一方で高齢者人口が増加し ていくことが見込まれています。
さらに、高齢者数の増加のみならず、ひとり暮らし高齢者、高齢者夫婦のみの世帯及び、
認知症高齢者の増加も見込まれているところです。
2 計画推進の基本方向
(1) 施策の推進方向
団塊の世代が要介護認定率の高い後期高齢者となる平成 37 年(2025 年)に向けて、
元気な高齢者はもとより、介護や日常生活上の支援が必要となっても、可能な限り住み 慣れた地域や自宅で生活し続けることができるように医療・介護・予防・住まい・生活 支援が一体的に提供される仕組みである地域包括ケアの取り組みを推進することが重要 です。
国は、平成 29 年6月に公布された「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法 等の一部を改正する法律」により、高齢者の自立支援・重度化防止に向けた取り組みを 制度化し、市町村に対し、リハビリ職等と連携した効果的な介護予防の実施や地域共生 社会の実現に向けて地域住民と協働し、地域や個人が抱える生活課題を解決していける よう、「我が事・丸ごと」の包括的な支援体制の整備に努めるよう求めています。
本市においても、基本理念である『高齢者一人ひとりが住み慣れた地域で健康で生き 生きと充実した生活を営むことができる社会』を目指し、今回の介護保険法等の改正に 基づき、高齢者が地域で自立した生活を営めるよう、医療・介護・予防・住まい・生活 支援が切れ目なく提供される地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを深化させ るとともに、認知症施策の充実や、高齢者自らが日頃から健康の保持・増進や介護予防 に努め、生涯現役を目指して活動できるよう社会参加と自立を促す機会の提供を進めて いきます。
地域包括ケアの取り組みの推進には、高齢者自らの取り組みである自助、地域のボラ ンティア等による助け合いである互助、介護保険や医療保険等の共助、そして、高齢者
保健福祉サービス等による公助の充実に努め、その組合せの多様性により、様々な高齢 者ニーズに対応することが必要です。
こうしたことから、第七期計画は、第六期計画の地域包括ケアシステム構築の方向性 を継承しつつ、認知症施策の推進、生活支援サービスの充実等の視点から、次の施策の 推進方向に沿って具体的な施策の展開を図ります。
① 高齢者のいきがいづくり
② 健康づくり・介護予防の推進
③ 在宅サービスの充実
④ 施設サービスの充実
⑤ 地域で支える仕組みづくり
⑥ 認知症施策の推進
(2) 計画の推進体制
計画の実現に向けて、高齢者にかかわる様々な施策を展開していくため、医療、保健、
福祉をはじめ、住まい、雇用、教育などの関係部課と連携を図りながら施策の推進に努 めます。
また、具体的な施策の推進にあたっては、市民の参加、協力が不可欠なことから、医 療・保健・福祉の関係団体をはじめ、関係する機関や団体等との連携を強め、市民の意 見を反映した施策の推進に努めます。
なお、社会・経済情勢の変化に的確に対応するため、施策の展開にあたっては、常に 事務事業の点検・見直しの視点をもって効率的・効果的な事業の推進を図ります。
(3) 計画の進捗管理・評価
計画の推進にあたっては、その進捗状況を点検し、 P(計画)、D(事業実施)、C(点 検評価)、A(改善)のサイクルに基づき、計画を着実に実施するとともに施策や事業の 効果について、定量的な指標により点検評価を行います。
1 総合的な相談体制の整備 (1)総合相談体制の充実 (2)日常生活圏域
(3)地域包括支援センターの充実 2 介護予防・生活支援サービス事業
(1)訪問型サービス事業 (2)通所型サービス事業
(3)介護予防ケアマネジメント事業 3 在宅医療・介護サービス
(1)介護給付の充実 (2)予防給付の充実
(3)地域密着型サービスの整備・充実 (4)在宅医療の充実
4 生活支援サービス
(1)ひとり暮らし等高齢者への支援 (2)ねたきり・認知症高齢者への支援 (3)介護者への支援
5 住環境の整備
[基本理念]
高 齢 者 一 人 ひ と り が 住 み 慣 れ た 地 域 で 健 康 で 生 き 生 き と 充 実 し た 生 活 を 営 む こ と が で き る 社 会
[施策の推進方向] [具体的な施策]
第1節 高齢者のいき がいづくり
第2節 健康づくり・
介護予防の推 進
第3節 在宅サービス の充実
1 健康づくりの推進 (1)健康づくりの充実
2 生活習慣病予防と重症化予防 (1)各種健診・がん検診などの実施 (2)高齢者に対する予防接種の推進 3 一般介護予防事業
(1)介護予防把握事業 (2)介護予防普及啓発事業 (3)地域介護予防活動支援事業
(4)地域リハビリテーション活動支援事業 (5)一般介護予防事業評価事業
1 交流機会の促進 (1)社会参加の促進 (2)生涯学習の推進 (3)老人クラブの育成 (4)交流の場の提供 2 就労の場の確保・拡大
(1)雇用就業機会の確保・拡大 (2)相談・斡旋機能との連携
第4節 施設サービス の充実
第5節 地域で支える 仕組みづくり
1 市民の意識啓発 2 生活支援体制整備 3 ボランティア活動の促進 4 地域福祉の推進
(1)地域福祉ネットワークの促進 (2)高齢者虐待防止対策の推進
(3)帯広市きづきネットワークの体制強化
(4)悪質な訪問・電話勧誘販売等の防止対策の推進 5 成年後見制度等の充実
6 防災・防犯体制等の整備 1 介護保険施設等の整備
(1)介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
2 多様な住まいの普及の推進
地 域 包 括 ケ ア の 推 進
第6節 認知症施策の 推進
1 正しい知識の普及・啓発 2 予防対策の推進
3 相談・支援体制の充実 4 医療と介護の連携強化 5 地域の見守り体制の構築