5.9 まったく興味がない
3. 観光関連事業者等ヒアリング調査
○石垣島の魅力・強み
【島内事業者の意見】
・自然(森、海、星)、温暖な気候
・希少動植物が生存していること
・いい意味で田舎。国内の「南の島」としてのイメージ
・ 都会から適度な距離があり、遠いことが魅力
・「人」のつながりが強いこと
・島の人と触れ合い。何気ない会話
・空港に降りた時の何とも言えない「島らしさ」
・ちょうどいい距離。そこそこの繁華街もあり、主要都市からの直行便もある
・ 八重山全体の多島の魅力(島それぞれの個性)
・ 昔ながらの沖縄が感じられる。素朴、赤瓦の家、信号がない、静かな沖縄
・ 石垣をハブとした離島観光ができる。いろいろな島に渡れる
・ 本島とは違う伝統芸能の島。異文化体験ができる
・伝統芸能、織物、お祭りなどの文化。島や地域によって異なる多様性
・豊かな食(パインアップル、マンゴー、牛、泡盛、郷土料理等)
・ 八重山全体でみれば、海外と比較し得る魅力
【島外のキーマンの意見】
・新空港の開業や LCC の就航、円安などによる外部環境による特性が石垣観光を支えている。ま た、八重山の海やホスピタリティなども魅力。
・海、陸共にオールラウンドに、快適に楽しめる島。
・海の美しさと個性豊かにミックスされた生活文化。
・本来、価格競争に巻き込まれない独自性をもつ島。非日常を形成する条件がそろっている。
○石垣島の弱み
【島内事業者の意見】
・自然や生活文化に島らしさが無くなりつつあること
・島全体の情報発信力が弱い
・離島であるために、航空運賃の負担が大きく、海外観光地との競合がある。
・全天候型のレジャー施設がない。雨天、冬期に遊ぶところがない。
・空港からの道路が未整備であり、サインわかりにくい。
・公共交通機関が弱い(路線バスとタクシーのみ)。
・高度医療が救急で受けられず、ヘリで本島に運ぶしかない。これにより、移住者も戻ってしま うことがある。
・飛行機会社の施策に左右される。どうしても、パイの取り合いになってしまう。
・島民の民度(モラル)が低い。島を汚しているのは島民。
・労働者が不足している。良い人材が集められない。
・観光素材の再開発。八重山エリア全体で、島の良さをもう一度発掘する必要がある。
・島内に、ワンストップの観光情報(総合案内所)、コンシェルジュ的施設がない。
・海外客に不親切。英語・中国語表記が少ない。
・石垣牛以外のブランド食材の開発が必要。(ヤシガニ、山菜など)
・観光客の数は増えているので、サービスの質を保つことが重要。
・のんびりした自然、都会にないのんびり感が活かされていない。過剰サービスしすぎ。
・情報発信力が弱い(個々には企業等が取り組んでいるが、島全体が弱い)
・情報発信→強みをみんな知らない→深みを持たせた情報発信が必要。
【島外のキーマンの意見】
・石垣だけでなく竹富も含めた「八重山」という視点で、課題を知り協議し連携が重要ではない か。
・癒し系コンテンツの充実、託児所の設営などにより旅の幅が広がるのでは。
・島を広範囲に楽しむための公共交通機関が未発達。
・島の個性が一般に分かりにくい。
・情報を話題に変える力不足をどう解消するか。
【島内事業者の意見】
・小規模事業者は厳しくなる。既に廃業するケースも出ている。現在の状況が限界かもしれない。
・雇用が一番の課題。良い人材が来ない。来ても長続きしない。
・宿泊を売る際は、自社の
PR
だけではダメ。石垣の魅力を打ち出す必要がある。・宿泊だけではなく、飲食や観光施設等の横のつながりが必要になる。
・食材の確保が問題。地元の第一次産業の意識が低く、コンスタントに供給しようとする農水産 業が少ない。
・地元で消費する仕組みができていない。
・急激な観光客数の増加に、サービスが行き届いていない(スタッフの教育が間に合っていない)、 ニーズに対応しきれていない。
・そもそも若い人が少なく、求人を出しても人が集まらない。
・離島の良さを伝えるのに、何でもコストがかかる。不便。
・サービスの質。(商品知識、ある程度きちっとした対応…)
・人材不足。若年層からの応募がない。
・レンタカー増加による交通渋滞が原因で、事故が増えている。
・客単価、商品。団体客の客単価は年々下がっている。薄利多売。
・利用者数を増やすより、内容の充実を進めたい。
・内容の充実により伝統工芸として地元の理解も深めたい。
・人材。島の魅力を伝えられる人、若者。観光客のニーズに対応した人材。島が好きな人材。ハ ローワークで募集しているが応募がない。
・ 客単価が上げられない。価格競争があるため。
・ 海の事故が、業界全体の評判を下げる。
【島外のキーマンの意見】
・マーケットの意見がわかるプレーヤー、例えば女性、外国人など、従来型の組織にとらわれな いプレーヤーの組織構成が必要だ。またその人たちをまとめるコーディネート力は問われる。
・観光客に特化した、シャトルバス、ワンコインバスがあれば便利。ビーチライン、ショッピン グライン、超ローカルルートのように、目的別のコースがあれば楽しそう。
・島に行く理由を明確に打ち出すこと。「おいしいフレンチがあるから行ってみよう」という感覚。
島の情報は巷に出て行ってない。我々の生活の中に石垣島の情報に触れる機会がない。
○10 年後の石垣島観光に向けて
【島内事業者の意見】
・大きく変わる必要はないが、自然環境は保全が必要でその良さが伝わるような状況が必要、豊 かな自然が残る観光地であってほしい。
・洗練された観光地になってほしい。世界から認知される観光地。本当の意味でのリゾート地に なってほしい。自然を残しつつオシャレ度を上げる。
・ 観光素材の見直しが必要。観光客参加型のコンテンツが必要。
・「日本の石垣」「沖縄の石垣」ではなく、「石垣」そのもので勝負できるようにイメージを高め る。
・ 長期滞在型の観光。
・ 個人客のニッチでマニアックな要望に対して、フレキシブルに応えることが求められる。その ような客がリピーターになりうる。島のディープな情報(地名の由来、踊りの意味など)を答 えられるコンシェルジュのような役が必要か。
・今は団体客も多いが、徐々に個人客が主体になっていく。
・右肩上がりでいいのかどうか→自然に対する負荷がわからない→調査が必要
・インバウンドは必要だがターゲットがはっきりしない。みんなで考えるべき
・病院は不可欠。シニアの観光客も増えているが観光地での安心確保は重要
・トレイルラン、ランニングコース、サイクリングロードはすぐにでも必要。海岸線に作る等、
自然を楽しめるようなコース設計に。合わせて、それぞれの受け入れ場所の整備を。
・ 伝統芸能を見ることのできる施設があるとよい。島の PR として、面白いと思う。
・ 国際会議を誘致できるような施設。
・ バリアフリー化が必要。
【島外のキーマンの意見】
・内部環境の連携強化、「遊び」だけでなく八重山の特性を活かした新しい切り口を期待。
→「学び」も面白い。外部人材との交流を通してお互いに教え、学ぶ、質の高い観光を。
・“変わらないこと”。それが島観光における観光客離れを防ぐ条件。
→一番の観光財である自然を守るルールの徹底が必要。
・初めての人もリピーターにも響く多角的な情報提供による、島の魅力の掘り起しを。
→独自の地域性を色濃く反映したライフスタイル学習型の観光展開を。
・日本人観光客とインバウンドのバランスを見据えた施策を。
→強みを明確化し、観光利益を上げていく上で 30 代、40 代の強力なリーダーシップが必要。
・内地の優良顧客や事業者と連携しながら商品開発や観光を進めるべき
・今回のハーブフェスティバルは島の中での連携がある程度できたので良かったと感じている。
このような協同で何かを行う機会を行政でもっと作って欲しい。
・個別では情報発信力が弱いので、是非島全体の効果的な情報発信をして欲しい。
・ビーチに車が乗り入れて環境が破壊されているところが見られる。また、別荘が乱立して森が 無くなっているエリアもある。自然は取り返しのつかない島の財産であり、例えば「景観条例」
のような措置の導入と慎重な農振除外を要望する。
・空港からの直行バスの導入は観光客にとっては良いことであるが、業界としては厳しい。何ら かの支援策を期待する。
・市の動きが遅い。イベントを実施する時は、早く発表してほしい。今のタイミングでは、島外 客を呼び込めない。旅行のサイクルを把握して、発表してほしい。
・行政と民間のコミュニケーションが不足している。
・ 連絡協議会的なものを設けるべき(月 1 回程度)。
・ 今のままでは時代遅れになってしまう。一歩先を見据えねばならない観光業では致命的。
・ 遊園地、水族館など(子どもが遊べる施設)の誘致。
・ シャトルバスばかりを重視しており、タクシー業界は顧みられていない。シャトルバス導入す ればタクシー業界の売り上げは落ちるので、手厚く保護優遇してほしい。
・ ホテルやダイビングの無料送迎バスが多すぎる。白ナンバーでの過剰サービスをやめさせてほ しい。
・プロモーションや、石垣島の魅力アップの具体化、戦略。
・ 旅行エージェントには宿を中心に情報が集まっているが、自然や文化など島の良さを体験して もらうようなファムトリップを積極的にやるべき。
・いろいろな業界・関係者から広く情報を集め、行政として発信してほしい。本当に必要で効果 的な情報発信。