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視覚障害者,聴覚障害者,肢体不自由者又は病弱者 である生徒に対する教育を行う特別支援学校

ドキュメント内 特別支援学校 教育要領・学習指導要領 (ページ 68-118)

第2章 各 教 科

第1節 視覚障害者,聴覚障害者,肢体不自由者又は病弱者 である生徒に対する教育を行う特別支援学校

第1款 各教科の目標及び各科目の目標と内容

各教科の目標及び各科目の目標と内容については,当該各教科及び各科目に対応する高等学校学 習指導要領第2章及び第3章に示す各教科の目標及び各科目の目標と内容に準ずるほか,視覚障害 者である生徒に対する教育を行う特別支援学校については第3款から第5款まで,聴覚障害者であ る生徒に対する教育を行う特別支援学校については第6款から第9款までに示すところによるもの とする。

第2款 各科目に関する指導計画の作成と内容の取扱い

各科目に関する指導計画の作成と内容の取扱いについては,高等学校学習指導要領第2章及び第 3章に示すものに準ずるほか,視覚障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校については 第3款から第5款まで,聴覚障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校については第6款 から第9款までに示すところによるものとするが,生徒の障害の状態や特性等を十分考慮するとと もに,特に次の事項に配慮するものとする。

1 視覚障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校

(1) 生徒の視覚障害の状態等に応じて,点字又は普通の文字による的確な理解と適切な表現の 能力を一層養うこと。なお,点字を常用して学習する生徒に対しても,漢字・漢語の意味や 構成等についての理解を一層促すため,適切な指導が行われるようにすること。

(2) 視覚的なイメージを伴わないと理解が困難な事柄については,言葉の意味や用法の指導等 を行い,理解を促すようにすること。

(3) 生徒の視覚障害の状態等に応じて,指導内容を適切に精選し,基礎的・基本的な事項に重 点を置くなどして指導すること。

(4) 触覚教材,拡大教材,音声教材等の活用を図るとともに,生徒が視覚補助具やコンピュー タ等の情報機器などの活用を通して,容易に情報の収集や処理ができるようにするなど,生 徒の視覚障害の状態等を考慮した指導方法を工夫すること。

(5) 生徒が空間や時間の概念を活用して場の状況や活動の過程等を的確に把握できるよう配慮 し,見通しをもって積極的な学習活動を展開できるようにすること。

2 聴覚障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校

(1) 生徒の興味・関心を生かして,積極的な言語活動を促すとともに,抽象的,論理的な思考 力の伸長に努めること。

(2) 生徒の言語力等に応じて,適切な読書習慣や書いて表現する力の育成を図り,主体的に情 報を獲得し,適切に選択・活用する態度を養うようにすること。

(3) 生徒の聴覚障害の状態等に応じて,指導内容を適切に精選し,基礎的・基本的な事項に重 点を置くなどして指導すること。

(4) 補聴器等の利用により,生徒の保有する聴覚を最大限に活用し,効果的な学習活動が展開 できるようにすること。

(5) 視覚的に情報を獲得しやすい教材・教具やその活用方法等を工夫するとともに,コンピュ ータ等の情報機器などを有効に活用し,指導の効果を高めるようにすること。

(6) 生徒の聴覚障害の状態等に応じ,音声,文字,手話等のコミュニケーション手段を適切に 活用して,意思の相互伝達が正確かつ効率的に行われるようにすること。

3 肢体不自由者である生徒に対する教育を行う特別支援学校

(1) 体験的な活動を広げて表現する意欲を高めるとともに,生徒の言語活動や身体の動きの状 態に応じて,考えたことや感じたことを表現する力の伸長に努めること。

(2) 生徒の身体の動きの状態や生活経験の程度等を考慮して,基礎的・基本的な事項に重点を 置くなど指導内容を適切に精選するとともに,発展的,系統的な指導ができるようにするこ と。

(3) 身体の動きやコミュニケーション等に関する内容の指導に当たっては,特に自立活動にお ける指導との密接な関連を保ち,学習効果を一層高めるようにすること。

(4) 生徒の学習時の姿勢や認知の特性等に応じて,指導方法を工夫すること。

(5) 生徒の身体の動きや意思の表出の状態等に応じて,適切な補助用具や補助的手段を工夫す るとともに,コンピュータ等の情報機器などを有効に活用し,指導の効果を高めるようにす ること。

4 病弱者である生徒に対する教育を行う特別支援学校

(1) 生徒の授業時数の制約や病気の状態等に応じて,指導内容を適切に精選し,基礎的・基本 的な事項に重点を置くとともに,各教科・科目等相互の関連を図ったり,指導内容の連続性 に配慮した工夫を行ったりして,発展的,系統的な学習活動が展開できるようにすること。

(2) 健康状態の改善等に関する内容の指導に当たっては,特に自立活動における指導との密接 な関連を保ち,学習効果を一層高めるようにすること。

(3) 体験的な活動を伴う内容の指導に当たっては,生徒の病気の状態や学習環境に応じて指導 方法を工夫し,効果的な学習活動が展開できるようにすること。

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(4) 生徒の身体活動の制限の状態等に応じて 教材・教具や補助用具などを工夫するとともに コンピュータ等の情報機器などを有効に活用し,指導の効果を高めるようにすること。

(5) 生徒の病気の状態等を考慮し,学習活動が負担過重とならないようにすること。

第3款 保健理療 第1 目 標

あん摩・マッサージ・指圧に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ,保健理療の本質と 社会的な意義を理解させるとともに,国民の健康の保持増進に寄与する能力と態度を育てる。

第2 各科目

[医療と社会]

1 目 標

医学,医療及びあん摩・マッサージ・指圧の歴史,医療制度と関係法規に関する基礎的な知 識を習得させるとともに,あん摩・マッサージ・指圧に従事する者の倫理について理解させ,

施術者として必要な能力と態度を育てる。

2 内 容

(1) 医学,医療及び保健理療の歴史 ア 西洋における医学,医療

イ 日本,中国,韓国等における医学,医療 (2) 医療制度の現状と課題

ア 医学の分野 イ 医療と社会 ウ 医療従事者 エ 医療機関 オ 医療行政

(3) 保健理療の現状と課題

ア 現代の東洋医学 イ 保健理療の概念 ウ 諸外国の保健理療 エ 保健理療の課題

高 16 -(4) あん摩・マッサージ・指圧従事者の倫理

ア 医療と倫理 イ 保健理療と倫理

(5) あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師等に関する法律 ア 法令の沿革 イ 法令の主な内容

(6) 関係法規の概要

ア 医事関係法規 イ その他の関係法規 3 内容の取扱い

(1) 内容の構成及びその取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。

ア 指導に当たっては,あん摩・マッサージ・指圧の医療における位置付けについて,十分 理解を促すよう取り扱うこと。

イ 内容の(3)及び(4)については 「地域保健理療と保健理療経営」との関連を考慮して指, 導すること。

(2) 内容の範囲や程度については,次の事項に配慮するものとする。

ア 内容の(2)については,現代の医療制度の現状とその当面する課題の概要を理解させる こと。特に,代替医療が注目されていることと保健理療の果たす役割についても理解させ ること。

イ 内容の(3)のアについては,あん摩・マッサージ・指圧のみならず,湯液,鍼灸の概要しんきゆう も扱うこと。

ウ 内容の(3)のウについては,あん摩・マッサージ・指圧のアジアを中心とした諸外国に おける現状の概要を扱うこと。

エ 内容の(4)については,国民の健康の保持増進に寄与する観点から,あん摩・マッサー ジ・指圧従事者の心構えや倫理観,患者の権利,守秘義務等について,十分な理解を促す よう具体的に指導すること。

オ 内容の(6)のアについては 「医療法, 」,「医師法」等の概要を,イについては 「高齢者, の医療の確保に関する法律」,「介護保険法」等の概要を扱うこと。

[人体の構造と機能]

1 目 標

あん摩・マッサージ・指圧に必要な人体諸器官の形態と構造及び機能を相互に関連付けて理 解させ,これを施術に応用する能力と態度を育てる。

2 内 容

(1) 解剖学及び生理学の基礎

ア 人体の構成 イ 細胞 ウ 組織 エ 器官と器官系 (2) 人体の系統別構造・機能及び生体の観察

ア 運動器系 イ 消化器系 ウ 呼吸器系

エ 泌尿・生殖器系 オ 内分泌と代謝 カ 循環器系 キ 神経系 ク 感覚器系

(3) 生体機能の協調

ア 身体の運動 イ 全身的協調 ウ 生体の防御機構 3 内容の取扱い

(1) 内容の構成及びその取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。

ア 指導に当たっては,人体についての理解が,知識に偏ることがないよう実験・実習を取 り入れるようにすること。

イ 内容の(2)については,標本,模型などを有効に活用して,指導の効果を高めるよう配 慮すること。

ウ 内容の(3)については 「疾病の成り立ちと予防」との関連を考慮して扱うこと。, (2) 内容の範囲や程度については,次の事項に配慮するものとする。

ア 内容の(1)のアについては,この科目の導入として,人体の構成と働き,発生と成長の

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