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④施設内の垂直避難も含めた施設利用者ごとの避難場所・避難経路、避難方法を 定めるとともに、避難先での場所を確保する
⑤避難誘導に関する責任者の明確化
⑥これらの計画を避難経路図等に分かりやすくまとめる 3.要配慮者利用施設等管理者への説明会の実施
防災関係部局、福祉関係部局等が必要に応じて調整・連携し要配慮者利用施設等 の管理者に対して説明会等を開催することや個別に説明を行うこと等により、土砂 災害に関する知識や防災意識の向上を図ることが重要です。
4.避難勧告等の要配慮者利用施設等管理者への伝達
市町村は、要配慮者及び家族・親戚、福祉サービス事業者等の避難支援関係者へ 避難勧告等の情報を確実に伝達し、避難誘導の支援を行う必要があります。このた め、市町村は、これらの者に対して早い段階から情報提供できるよう、情報伝達体 制を地域防災計画に定める必要があります。
平成21年~25年に発生した土砂災害による犠牲者のうち、
高齢者、幼児等の要配慮者が占める割合(国土交通省砂防部調査)
土砂災害防止法に基づく要配慮者利用施設等への情報の伝達方法の整備について
土砂災害防止法は、市町村防災会議に対して次の事項を規定しています。
※同法第八条より関係部分を抜粋
(警戒避難体制の整備等)
第八条 市町村防災会議(災害対策基本法 (昭和三十六年法律第二百二十三号)第十六条第一項 の市 町村防災会議をいい、これを設置しない市町村にあっては、当該市町村の長とする。次項において同 じ。)は、前条第一項の規定による警戒区域の指定があったときは、市町村地域防災計画(同法第四 十二条第一項 の市町村地域防災計画をいう。以下この条において同じ。)において、当該警戒区域 ごとに、次に掲げる事項について定めるものとする。
四 警戒区域内に、社会福祉施設、学校、医療施設その他の主として防災上の配慮を要する者が利用 する施設であって、急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における当該施設を利用してい る者の円滑かつ迅速な避難を確保する必要があると認められるものがある場合にあっては、これら の施設の名称及び所在地
2 市町村防災会議は、前項の規定により市町村地域防災計画において同項第四号に掲げる事項を定め るときは、当該市町村地域防災計画において、急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合におけ る同号に規定する施設を利用している者の円滑かつ迅速な避難を確保するため、同項第一号に掲げる 事項として土砂災害に関する情報、予報及び警報の伝達に関する事項を定めるものとする。
土砂災害の犠牲者における要配慮者の割合
■ 要配慮者(高齢者、幼児等)
■ その他
2.在宅の要配慮者への避難支援
【解 説】
1.在宅の要配慮者への避難支援
要配慮者利用施設等の利用者だけではなく、自力での避難が困難な在宅の要配慮 者についても、防災関係部局と福祉関係部局等が連携して、避難支援体制を整備す る必要があります。
緊急時の避難場所・避難経路等を、家族や自主防災組織等の避難支援関係者に周 知するとともに、土砂災害に関する情報(避難準備情報、避難勧告等)を確実に伝 達し、避難に際しては、緊急車両などによる移動手段の確保を図る等、在宅の要配 慮者を安全かつ迅速に避難場所へ避難させることが必要です。その際には、避難支 援関係者自身の安全確保を十分図る必要があります。
また、自主防災組織や地区の民生委員、隣近所の住民による声かけ等も重要とな ります。
2.在宅の避難行動要支援者に関する情報の共有
在宅の避難行動要支援者に関する情報について、個人情報保護に十分配慮しつつ、
防災関係部局と福祉関係部局等が連携し情報の共有を図る必要があります。災害対 策基本法第四十九条の十、十一により市町村長は、避難行動要支援者名簿を作成し、
避難支援等を実施するために、民生委員や消防機関等の避難支援等に携わる関係者 に名簿情報をあらかじめ提供することとされています。
名簿情報の提供を事前に行うときは本人の同意が必要ですが、災害が発生し、又 は発生するおそれがある場合において、避難行動要支援者の生命又は身体を災害か
■防災関係部局と福祉関係部局等が連携し、在宅の要配慮者に対する避難支援体 制を確立する。また、自力での避難が困難な在宅の要配慮者が、避難時に支援 を要する旨を自発的に前もって避難支援者や市町村に伝える意識を持つよう、
土砂災害に対する意識の向上を図る。
■市町村は、要配慮者に対する避難勧告等について、消防団、自主防災組織、福 祉関係者等を通じて、要配慮者や避難支援者に確実に伝達する。
■市町村長は、高齢者、障害者等の災害時の避難に特に配慮を要する者について 名簿を作成し、本人からの同意を得て消防、民生委員等の関係者にあらかじめ 情報提供する
■介護福祉士や民生委員等を対象として、在宅の要配慮者の避難支援に関する説 明会等を実施する。
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3.避難勧告等の発令及び伝達
市町村は、消防団、自主防災組織、福祉関係者等を通じて、要配慮者に避難勧告 等を確実に伝達する必要があります。また、要配慮者利用施設等に対しても、避難 勧告等が発令されていることを伝達することが必要です。
また、安全な状況下で要配慮者が避難できるようにするため、避難が夜間になる と予想される場合には日没前に避難を完了できるよう大雨警報や降雨の予測情報等 を活用し、早めに避難準備情報を発令する等の措置が重要となります。
4.介護サービス事業者、医療従事者、民生委員等への説明会の実施
避難勧告等が発令された場合に要配慮者の避難が円滑に行われるよう、日頃から 在宅の要配慮者に接している介護サービス事業者、医療事業者、民生委員等に対し、
避難支援に関する説明会を実施するなどにより、土砂災害に対する防災意識の向上 を図ることが重要です。
3.要配慮者利用施設等を保全する土砂災害対策施設整備
【解 説】
1.要配慮者利用施設等を保全する土砂災害対策施設整備の推進
土砂災害に対して、要配慮者利用施設等の安全性を確保することは施設管理者の 責務です。要配慮者利用施設等が土砂災害に対して危険な区域に立地している場合 には、関係機関と十分な連携及び調整を図った上で、要配慮者利用施設等を保全す る土砂災害対策施設整備に取り組むなど、警戒避難体制と一体となった取り組みを 進める必要があります。
また、要配慮者利用施設等の管理者自らが対策施設を設置することによって安全 確保を行うことも重要です。
土砂災害警戒区域等の土砂災害のおそれのある区域内の要配慮者利用施設等に関 しては、施設の立地状況やハード対策の状況を定期的に把握することが必要です。
また、防災関係部局と福祉関係部局等の間において、定期的に情報交換を行い、
土砂災害のおそれのある区域、及び同区域に立地する要配慮者利用施設等に関する 基本的情報の共有を図ることが重要です。
■要配慮者利用施設等の土砂災害に対する安全性を確認した上で、土砂災害に対 して危険な区域に立地する施設を保全する土砂災害対策施設を整備する。ま た、施設管理者が自ら対策施設を整備することによる施設の安全性確保も重要 である。
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