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1)経営主がより高齢になるまで営農を継続することによって、農家人口の移動確率が上 昇傾向にあること等を踏まえて予測法を修正した。道総研農試資料第

40

号では

2015

年 の農家戸数誤差が

10

%以上となる市町村は

30

%あったが、これにより

19

%に縮小でき た。農家人口誤差は

4.3

%だったが、

1.2

%に改善できた。

2)販売農家戸数は

2000

年から

2015

年の

15

年間で

6.3

万戸から

3.8

万戸(

2000

年比

61

%)に減少したが、

2030

年に

2.5

万戸(

2015

年比

66

%)となることが予測された。

販売農家戸数の減少率は石狩、上川、胆振、後志、釧路で高く、水田作地帯で高い傾向 が見通された。

3)販売農家の人口は

2015

年に

14.3

万人だが、

2030

年に

8.4

万人(同

59

%)となるこ とが予測された。また販売農家人口に占める高齢者比率は

2030

年に

39

%となることが 予測された。

4)販売農家の耕作する経営耕地面積は

2005

年から

2015

年の

10

年間で

96.6

ha

から

90.1

ha

6.6

ha

2005

年比

7

%)減少したが、このうち

4.4

ha

は協業法人等 の組織経営体によって担われ経営耕地面積の減少は

2

%に抑制できた。とりわけ上川、

空知、石狩、根室で販売農家の経営耕地面積が大きく減少しつつも、組織経営体がこれ を補完した。販売農家の経営耕地面積が過去

10

年間と同程度で減少することを想定す ると、

2030

年には販売農家の経営耕地面積は

81.2

ha

2015

年比

90

%)となること が予測され、地帯別には、日高、上川、石狩、留萌、釧路において販売農家の経営耕地 面積の減少が大きいことが見通された。これまで以上に、農地の受け手として組織経営 体が果たす役割が重要となる。

5)予測された販売農家の経営耕地面積を維持するために必要となる販売農家

1

戸当たり 平均経営耕地面積は、

2030

年には

32.4ha/

戸(

2015

年比

137

%)となることが予測され た。酪農地帯では平均

60

90ha

、畑作地帯では平均

40

60ha

、水田作地帯では平均

15

30ha

程度までの拡大が予測された。

6)販売農家の乳牛飼養戸数は

2015

年に

5.9

千戸であるが

2030

年に

4.0

千戸(

2015

年 対比

68

%)となることが予測された。販売農家の乳牛飼養頭数が過去

10

年間と同程度 で推移することを想定すると、販売農家の乳牛飼養頭数は

63.3

万頭(

2015

年対比

88

%)

となることが予測された。

7)予測された販売農家の乳牛飼養頭数を維持するに必要となる販売農家

1

戸当たりの平 均乳牛飼養頭数は、

2030

年には

157

/

戸(

2015

年比

129

%)となることが予測された。

これまで以上に、組織経営体による乳牛飼養頭数の拡大が重要となる。

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補足資料(付表) 市町村別の動向予測結果

注:1)北海道および振興局の「実績値」については、センサスに記載されている値(=秘匿さ れた市町村等も含む値)を記載した。「予測値」については、分析対象とした市町村の合 算値を記載した。2015 年値は、各表に合わせて「実績値」または「実績補正値」を掲載 している。このため、北海道および振興局の 2015 年値は、表により若干の違いがある。

注:2)センサスにおいてデータ秘匿等により市町村別の値が得られなかったものは、以下の表 示とした。

x:センサスにおいてデータ非公表のもの

-:センサスにおいて事実が確認されなかった もの

*:上記により算出不能だったもの

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<留意事項>

【分析における留意事項】

1)統計分析の前提とした地域区分(再掲)

道総研農試資料(

2013

)に準じ、本資料では、市町村別および地域別に行った。すなわ ち、

179

市町村、

14

振興局(ただし、上川、空知、十勝、オホーツクについては、生産力 を加味した地帯区分(小区分)を追加した)に則した分析を行った。地帯区分は以下とし た(表補

-1

)。

また、

2005

10

月、および

2010

4

月に振興局の管轄が移動した以下の(旧)市町 村は、

2015

年センサス時点での振興局に合わせて過去のセンサスを修正したうえで予測 した。

・旧熊石町:檜山→渡島

・幌加内町:空知→上川

・幌延町:留萌→宗谷

2)地域別の予測値の算定方法(再掲)

本資料では、市町村ごとに販売農家の農家人口、農家戸数、経営耕地面積、乳牛飼養頭 数を推計し、これを積算することで振興局、北海道全体の動向を予測している。データ秘 匿等によって、推計対象から除外した市町村があることから、その分、農家人口、農家戸 数、経営耕地面積、乳牛飼養頭数の合計値は小さい恐れがあることに留意する必要がある。

表補-1 各地帯区分に属する市町村(再掲)

振興局 地帯区分 市町村

上川北部 士別市、名寄市、和寒町、剣淵町、幌加内町、下川町、美深町、音威子府村、

中川町

上川中部 旭川市、鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町 富良野 富良野市、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村

北空知 深川市、妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町

中空知 芦別市、赤平市、滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、

新十津川町、雨竜町

南空知 夕張市、岩見沢市、美唄市、三笠市、南幌町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町 中央 帯広市、音更町、芽室町、幕別町

中央周辺 士幌町、鹿追町、清水町、中札内村、更別村、池田町、本別町 山麓 上士幌町、新得町、足寄町、陸別町

沿海 大樹町、広尾町、豊頃町、浦幌町 北見周辺 北見市、訓子府町、置戸町

斜網 網走市、美幌町、津別町、斜里町、清里町、小清水町、大空町

遠紋 紋別市、佐呂間町、遠軽町、湧別町、滝上町、興部町、西興部村、雄武町 上川

空知

十勝

オホーツク

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