ロボット(メカトロニクス)に代表される多く の技術を総合した製品を作るためには、システム
4.3 要求性能
要求性能は、ロボットの研究開発に当たり顧客の要求を技術的な見地から実現の可能性を含めて、具体的なデ ータとして明らかにしたものである。
要求性能は、目的、条件、必要性、性能諸元(スッペク)予算及び爾後の計画等を詳しく述べるものとなって いる。顧客とプロジェクト側の十分な調整のうえで作成された要求性能は、爾後の研究開発に当たっても開発の 根拠として活用される。一方、検討不十分で決定した内容を含む要求性能は、研究開発の過程で常にトラブルの 原因となりやすい。要求性能の決定に際しては、リバースエンジニアリングや推定・置き換えなどのシステム工 学的論理を適用して検討することが大切である。要求性能の1例を付録7.3に示す。
5 マネジメントにおける文書管理
研究開発活動は、技術者の個人的な技術的な欲望によって推進される行動である。1つの目標に向かって進む ためには、プロジェクトマネージャの強い指導と、常に参考になる客観的なデータが必要である。客観的なデー タは、技術審査のたびに必要となるので、常に保存に心がける必要がある。特に電子化されたデータには更新時 期を記入しておくこと及び複製とオリジナルの区別を明らかにしておくことが大切である。
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ロボット(メカトロニクス)開発の手法
6 ロボット研究開発活動の活動例
ロボット製作のためのエンジニアリングデザイン及びエンジニアリングマネジメント活動ならびに作業と提出 を求める成果物の関係例を図22に示す。
図22 ロボット製作のためのエンジニアリングデザイン及びエンジニアリングマネジメント活動ならびに作業と提出を求める成果物の関係例
作業及び
提出成果物
目標の分析 ものづくり組織 期待する性能・定義
技術審査
目標の明確化
ロボット運用ブロック線図
ブレーンストーミング 開発スケジュール
リバースエンジニアリング
(構想段階)
顧客要求 運用構想 期待性能
任務分担表
(技術審査)
初期代替案とポンチ絵
技術審査
要求性能 スケジュール管理 要求性能
予算 システム設計 文書管理 システム提案と正式仕様
WBS
モックアップ
組み立て図
主要機能部図
技術審査
製図 詳細設計 スケジュール管理 修正スケジュール表
部品要求準備 文書管理 ガントチャート
試験評価計画
〔成績評価〕 設計図
技術審査
領収、部品検査 製 作 部品管理 安全規定
ライセンス 文書管理 阻害事項報告
加工法管理 技術審査
納入 スケジュール管理 納入試験
文書管理 最終報告書
教育総括講評 個人レポート
〔成績評価〕
外部展示
展示作業管理
ものづくりの過程
エンジニアリングデザイン 関連活動
エンジニアリングマネジメント 関連活動