6−5 回避・軽減案の実現可能性と州政府の業務上の留意事項
2) 補償費の予算確保
中央政府、地方政府の上位意思決定者と関連する実務担当部署や機関の責任者に対し て、次のような項目を行うことを検討する意志があるか確認することが重要である。
確認できない場合、上記の実現可能性を確保できないため、より厳しいスケジュール・
マネジメントが求められる日本の無償資金協力による事業実施は難しくなると予想 される。
a.
非自発的移転を予防するための補償予算や対象者に対する支援事業予算を含む補 償業務計画を作成することb. 上記 a.のために地方議会などに対象住民も参加して土地収用に対して社会的合
意を行うこと
1) 移転先の準備: 土地・住宅の財産権に対する補償だけでは移転先に土地と住宅を準備できない住民 に対する代替地と代替住宅の建設、引越しなどに係る費用など
2) 住宅以外の移転及び住宅の移転に付随して生じる移転、補償: 構内移転(除去や改造など改築)や 住宅以外の施設を含めた移転、作物や樹木などの補償費、土地収用のみの用地、土捨て場などの付 帯施設用地などの補償費、Tenda Shortcutなどの一時移転箇所や仮置場の設置費、河川敷内の利用に 対する補償費など
3) 移転者のケア: 受益者との協働事業実施体制における移転者の支援事業費など
6−5−2 州政府の業務上の留意事項
上記の検討をもとに、州公共事業/居住・地域インフラ局を中心とした州政府機関が当面行う必 要がある環境社会配慮業務を、図
6-6
に提案する。これらの業務のうち、「EIAの延長・改定手続 き」、「基本合意形成手続きと補償業務計画の完了」を確認することが、無償資金協力の開始に当 たって重要であると考えられる。これらの業務に関する事業実施主体を含む州政府の担当者や責 任者を明確にするとともに、アクション・プランを確認することが必要である。また、EIA
に基づ く環境モニタリング・管理計画の施行、土地収用に対する社会配慮プロセス(土地収用対象者の参 加を含む)、住民移転対象者に対する補償や支援内容などをモニタリングしていくことが重要であ る。Kimpraswil schedule New Article No change
図
6-6 州公共事業/地域インフラ局の環境社会配慮業務の概要
(無償資金協力基本設計調査団派遣前確認事項)
(担当者レベル協議後案)
(1) 環境影響評価制度に基づく環境配慮プロセス
ドキュメント内
12_第5章.doc
(ページ 55-58)