生産技術発表会の模様
大林組の品質方針
お客様満足の向上をめざした継続的改善の実践に基づき、お客 様に安心し、満足し、誇りを持って使っていただける建設物を提供 し、もって、当社に対する信頼を高め、会社の一層の発展を図る。
真のお客様満足のための「4つの柱」
1 誠実な設計・施工のプロセスを通じて実現する「品質」
2 新しいニーズに対応する「技術」
3 工事現場における「安全な施工」
4 お客様の事業継続計画をサポートする「リスク軽減の支援」
お客様とともに
合性を確保できるので、スムーズな工事の進行と品質確保 につなげることができます。
■建物情報の一元化による容易な維持管理
BIMでは、建物情報が一元的に統合されています。モデ ルを利用したレイアウト変更検討や修繕計画の立案に活用 できるだけではなく、工事履歴や更新履歴、また備品情報 なども付加していくことで、これまで煩雑であった建物管 理がより容易に行えるようになります。
当社はBIMの積極的な活用に向け、全店にBIMの専門部 署を設置しています。また、2011年11月にBIM活用の先 駆的な取り組みを行っているAIDEA社(フィリピン)と提携 し、人材育成を進めるなど推進体制を強化しています。
2015年度末には当社設計施工プロジェクトの8割にBIMを 適用することをめざし、取り組みを進めていきます。
BIM の推進
BIM(Building Information Modeling)は、従来のような 建物の2次元の図面情報だけでなく、使用材料や性能など の仕様情報も加えた3次元の建物モデルをコンピュータ上 で構築し「見える化」するものです。
■「見える化」による早期合意形成
3次元の建物モデルを活用することで、計画から設計、施 工管理、維持管理までのすべてのプロセスや完成した姿が 分かりやすくイメージできます。これにより関係者間の情 報共有と相互理解を促進し、プロジェクトの早い段階からお 客様、設計者、施工者との合意形成が可能となります。
■「見える化」による品質管理の向上
意匠、構造、設備が統合されたBIMを活用することで、施 工前に干渉チェックなどのシミュレーションが可能となり整 BIM適用実績と今後の展開
BIMの情報統合イメージ
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
フェーズ 1 試行 プロジェクト指定
の推進
フェーズ 4 フェーズ 2 定着
ノウハウの蓄積 プロジェクト指定
の拡大
フェーズ 3 展開
一般化 適用の拡大
15%
25% 35%
50%
65%
80%
2011年度 実績 29%
適用率(%)
(年度)
統合モデル
意匠
構造
設備
TOPICS 「
BIM
」のグローバル展開でアジア全域の受注拡大へ米国の大手オイルフィールドサービス会社から、シンガポールにおける工場施設の新築工事を受注しました。
当社は、海外においても積極的な事業展開を進めるため、BIMの有効活用を進めています。今回、アジア地域の中でもBIMの先進国であ るシンガポールで外国法人から受注を獲得した背景には、設計者である米国大手設計事務所のGENSLER社(本社:カリフォルニア州サンフ ランシスコ)らと、現地においてBIMをプラットフォームとした円滑な情報伝達と連携を行い、効率的な施工工程を提案できたことが挙げら れ、お客様から高い評価をいただきました。
BIMは、ファーストトラック*1やプレコンストラクションサービス*2などといった、設計完了前から施工者の技術が要求される海外特有の契 約形態に非常に適しています。プレコンストラクションサービスの中でBIMを活用することで、お客様の要求に的確かつスピーディーに応え ることが可能となりました。BIMの特長を活かした本事例を基に、今後の海外事業展開にもBIMを積極的に活かしていきます。
*1 ファーストトラック:設計が終わった部分から順に工事を始める方式です。
*2 プレコンストラクションサービス:契約前の計画初期段階から、施工性・工期やコスト面などのアドバイスを有償で提供することをいいます。
近年注目されているスマートシティの発展に必要なサー ビス提供のプラットフォームとして、街全体を「見える化」する SCIM(Smart City Information Modeling)を構築しました。
スマートシティを実現するためには、行政や設計会社、建 設会社に加えて、エネルギー事業者や商社、電気設備メー カー、通信キャリアなど多様な業種との協働が必要となり、
これらをつなぐ情報共有ツールが不可欠となります。
SCIMは、BIMの3次元情報を駆使し、地上の建物の情報 だけでなく、地盤・造成情報、地下に埋設される上下水道、
くる多様な情報を一元化し、街のインフラを「見える化」しま す。街の計画や建設のみならず、運営・更新といったライフ サイクルのあらゆるフェーズ
で行政や企業が情報を共有 することが可能となります。
当社では、国内に加え、新 興国をはじめとした海外の都 市開発にもSCIMを提案して いきます。
iPad
®を利用した新たな施工管理システムの実現
米Apple社の「iPad(アイパッド)」とデジタルカメラを 連携させた「配筋検査システム」「設備検査システム」を開 発、運用を開始しました。検査記録を電子化し品質管理 状況を「見える化」することにより、業務効率を大幅に改善 し、品質管理の向上を実現
します。
今後、全国の現場に展開 し、お客様に満足していた だける良質な建設物を提供 していきます。
※ Apple、iPadは、米Apple, Inc.の登録商標です。
iPadの画面
ランドスケープ建築・
エネルギー ネットワーク ネットワーク情報
ウォーター ネットワーク 地盤・造成
お客様とともに
お客様のニーズは、安全・安心、環境配慮、快適・利便性 の向上など多種多様であり、これらをより低いコストと短い 期間で実現することが求められます。当社は「お客様がど のような問題を抱え、その解決にはどのような技術が必要