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良好な景観形成の実現に向けて

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1)景観法の活用 

(1)届出および勧告、変更命令の措置について 

・届出および勧告制度の適切な運用を図ります。届出対象行為が景観計画に適合しない場合 は、事業者などに対して、設計の変更を勧告、さらに変更命令を行うなど、必要な措置を 講じていきます。 

・勧告、変更命令を行う際には、景観審議会の意見を聴取します。 

(2)景観協定 

・良好な景観形成を図るうえで、景観形成基準で定める建築物の建築等に関するルールだけ でなく、例えば、住民自ら植栽の維持管理や清掃方法などのルールを定めるなどし、良好 な景観形成のための取り組みを行っている場合があります。 

・景観協定は、住民自ら地域のよりよい景観形成を図るために自主的な規制を行うことがで きる制度です。区では、景観協定の普及・啓発に努め、住民合意によるきめ細やかなルー ルづくりを促します。 

(3)景観整備機構 

・区内で良好な景観形成に関する活動を行う NPO 法人や公益法人等の団体で、良好な景観形 成に関する住民の取り組みへの情報提供などの支援や所有者と協定を結び、景観重要建造 物・樹木の管理を行うなどの業務を適正かつ確実に行うと認められる団体について、景観 計画の主旨を踏まえて、景観整備機構に指定することを検討します。 

 

2)他の法制度の活用 

(1)都市計画法の活用 

①地区計画、景観地区の活用 

・ 既存の地区計画を見直す場合や新たに地区計画を定める場合は、景観計画を踏まえて、景 観形成の視点を取り入れます。既存の地区計画を見直す場合は、地区整備計画の建築物等 に関する事項の中の形態及び意匠に関する内容について、充実させることを検討します。

また新たに地区計画を定める場合は、具体的に目標とする景観を実現するように、形態及 び意匠に関する記載内容を検討します。ただし、地区計画は景観形成を主目的とする制度 ではないことから、景観形成を重視すべき地区については、景観地区を指定します。 

②高度地区の活用 

・スカイラインや街並の高さを揃えるため、必要に応じて絶対高さ制限などを導入するなど、

周辺区市との調和を図りつつ、市街地の特性に応じたルール内容を検討します。 

③開発許可との連動 

・開発行為の許可に際し、景観計画への適合を条件とします。 

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・良好な景観形成に資する屋外広告物の表示を誘導するため、東京都屋外広告物条例の地域 ルール等の制度の活用を検討します。 

 

3)公共施設等の景観整備の方針 

(1)公共施設等における景観形成の考え方 

・公共施設による先導的かつ模範となるような景観形成を行うため、区独自の公共施設の景 観誘導の制度等をつくり、関係部署と連携を図り公共施設整備に努めます。 

・区独自の制度等とあわせて、景観法に基づく景観重要公共施設制度を積極的に活用しま す。 

(2)区独自の制度による公共施設の景観誘導 

・(仮称)大田区公共施設景観ガイドラインを作成し、公共施設の計画設計に活用すること で景観形成を図ります。 

・国や東京都が管理する公共施設の整備、改修については、(仮称)大田区公共施設景観ガ イドラインへの配慮を求めます。 

・協議の際は、景観アドバイザーを活用し、良好な景観形成への助言を行います。 

(3)鉄道・バス事業の施設の景観誘導 

・鉄道事業やバス事業の施設(駅舎や高架、橋梁等)は、区内外の多くの人の目に触れるも のであり、景観の1つの大きな要素となっています。そのため、鉄道事業者やバス事業者 に対し、区内の良好な景観形成への協力を求めます。 

 

4)景観づくりの推進 

(1)地域ごとの特色を捉えた景観づくり 

・第2章4)(2)地域ごとの特色を捉えた景観づくりにおいて示した地区については、区民 や事業者と共に景観まちづくりに取り組みます。 

・景観まちづくりを進めるにあたって「地域力を生かした大田区まちづくり条例」を活用す るとともに、特別出張所を単位とする 18 地区ごとの景観特性をまとめた「地区カルテ」な どの景観まちづくりに必要な情報を提供するなど、支援していきます。 

・景観形成重点地区として指定した空港臨海部、国分寺崖線、多摩川、呑川の 4 地区以外に おいても、必要に応じて景観形成重点地区を追加指定し、地区の一体的な景観形成を図り ます。 

 

①蒲田駅周辺 

・蒲田駅周辺地区グランドデザインに基づき、地域住民と連携し、良好な景観形成に取り組 めるよう支援していきます。 

・JR 蒲田駅および京急蒲田駅周辺を一体と捉え、区の中心としてにぎわいと活力の感じられ る街並みづくりを推進します。 

・JR 蒲田駅周辺では東西の自由通路の設置や駅前広場の機能向上により、駅ビル、駅前周辺 街区の建替えを促進し、景観誘導として地域住民及び事業者と連携を図っていきます。 

・京急蒲田駅周辺では、駅西口の再開発や建物の共同化等による、駅前の新しい景観を創出 できるよう協力していきます。 

・アプリコや産業プラザなどの主要施設や 2 駅間、呑川緑道の整備や旧逆川道路の無電柱化 やサイン整備、放置自転車の解消等により、快適な歩行空間づくりを進められるよう、関 係主管部と連携していきます。 

②大森駅周辺 

・大森駅周辺地区グランドデザインに基づき、地域住民と連携し、良好な景観形成に取り組 めるよう支援していきます。 

・区の中心としてにぎわいと活力の感じられる街並みづくりを推進します。 

・大森駅西口では、池上通りの拡幅等の再整備を踏まえて上で景観誘導を図ります。また東 口では、地域住民、事業者などと協働し、東口駅前広場の整備を行うととともに、その周 辺の建替えも合わせて景観誘導を図っていきます。 

③美原通り(旧東海道) 

・美原通り(旧東海道)では、道路舗装や街路灯等について、旧東海道の雰囲気や街道沿い の街並みを維持・整備できるよう地域住民と協力していきます。 

・沿道の建築物について、歴史的な意匠による整備に取り組みます。 

④池上本門寺周辺及び山王(南北崖線沿い) 

・南北崖線は、池上本門寺や馬込文士村などの歴史資産が点在するとともに、景観形成重点 地区として指定する国分寺崖線との結節点にあることから、地域特性に合わせた良好な景 観形成に取り組みます。 

・池上本門寺周辺では、崖線沿いに連なる社寺群と樹林地が一体となった趣ある景観づくり を図ります。また、地域住民と連携して門前町としての特色を活かした観づくりを推進し ていきます。 

・大森駅西側の山王周辺においても、崖線沿いや良好な住宅地の緑が歴史資産とともに一体 となるような景観づくりを図ります。 

⑤羽田地区 

・羽田地区では、地域特性に配慮しつつ、漁師町の名残を活かした街並みを形成することを 検討していきます。 

(2)大規模建築・開発を捉えた景観まちづくり 

・大規模な土地利用転換である羽田空港跡地など、主に景観形成重点地区内における大規模 建築・開発の区域内において、区民の意見を取り入れつつ、関係事業者と区が協働し景観 形成に取り組みます。 

 

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