舞台装置としては、30cm角の5面体のアクリルボックスを6つ用いた。ボック スの中に、LEDとともに造花やキラキラと光るクリスタル等をいれることで装飾 をした。さらにボックス自体にもミラーフィルムを用いて加工を施した。舞台装 置については、LED、ボックス内の装飾、ボックス加工、音楽・効果音について それぞれ述べる。
図4.5: 通常状態 図4.6: インタラクション生起状態
LED
LEDは、Neo Pixel RGB LEDモジュールを使用した。1本に50ユニットついて おり、LED1個単位での制御が可能ということが選定理由である。これをArduino Unoにつなぐことで制御をした。ボックス1個に対し、Neo Pixel RGB LEDモ ジュールとArduino Unoを1セットとしてセッティングした。LEDは、ボックス 側に貼り付けることも考えたが、それではあまり綺麗に演出できなかったため、
その他の装飾である造花に巻き付けるような形で、配置を行った。下側に重点を おき光らせることによって、ボックス内の全体がぼうっと光るようにした。また LEDは、パターンA、B、Cによってそれぞれ光り方や色を変えている。
実 装 と 検 証 4.2 舞台装置の設計
図4.7: ArduinoとつないだNeo Pixel
図4.8: 各パターン時のLEDのカラー 上からパターンA, B, C
実 装 と 検 証 4.2 舞台装置の設計
ボックス内の装飾
ボックス内は、薔薇とユリと蘭の造花を中心に装飾をした。使用した造花は、
LEDの光が映えるようすべて白で揃えた。花を飾るときに用いる、吸水性スポン ジ・フローラルフォームに造花を挿していくことで安定性のあるブーケを作った。
さらに、クリスタルやアクリルジュエルを用いて、光の乱反射を狙った。これらを 作る際には、ボックスの内側が見えた時に、女の子のテンションがあがるような キラキラしたもので構成することを意識した。また配線などが見えてしまうと世 界観が崩れる原因となるので、Arduinoはフローラルフォームの近くにいれ、フ ローラルフォーム自体をミラーフィルムで覆うことにより外目には見えないよう に隠した。Neo Pixelも配線部分が赤緑白とカラフルだったため、目立たないよう スプレーで黒くした。
図4.9: ボックスを被せる前の内側の装飾 図 4.10: 造花を中心とした装飾
ボックス加工
女の子の身体動作によって非日常感を演出することを目指したので、舞台装置 は一見しただけでは無機質で地味なものである必要があった。最初からボックス 内の装飾が見えていては、たとえLEDや音による演出があったとしても、非日常
実 装 と 検 証 4.2 舞台装置の設計
性は半減してしまう。そこで、ミラーフィルムを貼ることで通常時は、図4.12の ように鏡面になるようにした。これにより、ボックスの内側はLED点灯時以外は 見えないようにすることができた。ミラーフィルムは、ブレインテックウィンド ウフィルムのスパッタシルバー15を使った。スペック的には、可視光透過率14
%、可視光反射率57%であり、よりリアルな反射をするマジックミラーのガラス フィルムを用いた。
図 4.11: ミラーフィルム貼り作業風景 図4.12: ミラーボックス
音楽・効果音
インタラクション開始とともに流れるBGMは、パターンA、B、Cのそれぞれ によって決まっている。ゴールドのハイヒール、パターンAは、アップテンポな 曲を用意し、かわいらしいイメージで曲にノッて歩けるようなものにした。シル バーのハイヒール、パターンBは、クールでかっこいい感じをイメージし、曲は 単調でファッションショーのランウェイを歩いているかのように格好つけて歩ける ものを選定した。また、2足が同時に機能している際に起こるパターンCは、そ れぞれの曲をミックスしたようなリズム感のものを用いた。BGMのほかに、加 速度センサによって効果音も鳴る仕組みとした。効果音はきらんきらんなど、高 音で聞き取りやすい音を用いた。なお、BGM・効果音ともに、パソコンからつな いだ同一のスピーカーから流れる仕組みとなっている。
実 装 と 検 証 4.3 ソフトウェアの設計