(防災、環境、克雪)
1 安全な市民生活の確保
⑴ 防災体制の強化
[現状と課題]
○ 中越大震災の経験と教訓を忘れることなく継承していく必要があります。
○ 中越大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故の教訓から、災害発生時における情報伝達手段 を更に活用していく必要があります。
○ 災害から市民の大切な命や財産を守るため、市民一人ひとりが防災や減災に対する意識や知識を常 に高めていくことが必要です。また、減災につなげるため、自助・共助・公助がそれぞれの役割を果 たすことを啓発していく必要があります。
○ 災害が発生したとき、または災害発生のおそれがあるとき、住民への避難勧告などの的確な発令が 求められています。
○ 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の過酷事故に備え、実効性のある広域避難計画の整備が必要です。
○ 国の国土強靭化アクションプランに合わせて、小千谷市耐震改修促進計画の見直しを行い、耐震化 対策をさらに進める必要があります。
[施策の基本方針]
■防災意識の啓発
中越大震災の経験と教訓を次世代に継承するため、10月23日を「中越大震災の日」と定めました。
その趣旨に基づき、防災訓練や学習会などを通じて防災と減災の意識の高揚を図ります。
■防災拠点施設の整備
災害時の拠点施設となる防災公園を、東小千谷地区に整備します。
■災害時における生活用水の確保
災害時における生活用水を確保するため、災害時協力井戸登録制度の周知を行い、登録数の増加を 図ります。
■災害支援ネットワークの拡充・強化
災害を経験したことにより得た知識と教訓を共有化するため、「中越大震災ネットワークおぢや」
の拡充・強化を図ります。また、災害時相互応援協定の締結自治体との平常時における交流を促進し ます。
■自主防災組織の強化・支援
自主防災組織の強化を図るため、防災訓練及び防災講習会の実施や必要な防災物品の整備などを支 援します。
■ハザードマップの作成・見直し
国、県と連携し、洪水・土砂災害ハザードマップの作成及び見直しを行い、市民へ周知を図ります。
を強化することで、広域避難計画の実効性の向上を図ります。
■原子力防災知識の向上
原子力災害が発生した際に、市民は適切な行動をとることにより被ばくを少なくすることができる ことから、学習会や説明会を実施するなど、原子力防災知識の向上を図ります。
■耐震改修の促進
小千谷市耐震改修促進計画の改訂を行うとともに、耐震化促進の補助制度の周知及び普及の促進を 図り、耐震化を進めます。
■各種計画の見直し
小千谷市地域防災計画、小千谷市国民保護計画、小千谷市水防計画、小千谷市新型インフルエンザ 等対策行動計画など各種計画の見直しを行い、非常時における体制の強化に努めます。
[主要事業]
事 業 名 事 業 概 要
防災公園整備事業(再掲) 防災公園の整備
防災行政無線更新事業 防災行政無線設備のデジタル化
防災訓練実施事業 総合防災訓練・地区別防災訓練・原子力防災訓練の実施 原子力災害における広域避
難計画の見直し 国や県、関係市町村と広域的な避難体制の整備を図り、より実効性の ある広域避難計画への見直し
木造住宅耐震診断・改修・
設計等補助事業 木造住宅耐震診断費補助、耐震改修設計・工事費補助、部分補強・地 震保険等加入促進事業費補助
[5年後の目標値]
○緊急情報メール配信サービス登録件数
年 度 登録件数
平成26年度 3,000件 平成32年度(目標年度) 5,000件
○災害時協力井戸の登録件数(平成27年度開始事業)
年 度 登録件数
平成26年度 - 平成32年度(目標年度) 300件
○戸建住宅の耐震化率
年 度 耐震化率
平成26年度 73.7%
平成32年度(目標年度) 85.0%
⑵ 消防・救急体制の充実
[現状と課題]
○ 建物の構造変化や豪雪・豪雨などに起因する災害・事故に的確に対応し、市民の生命・財産を守る ため、また、中越大震災や東日本大震災などの大規模災害時の活動を教訓とした、消防施設・装備の 充実が必要です。
○ 救急出動件数は増加傾向にあり、重度傷病者の救急搬送も増加しています。救命率や社会復帰率を 高めるため、プレホスピタルケア(病院前救護)体制の充実と、医療機関や新潟県ドクターヘリとの 連携強化が必要です。
○ 本市の平成22年から平成26年までの火災による死傷者数は9人で、そのうち7人が60歳以上と なっています。高齢化が進み、一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増加していることから、高齢 者を対象とした防火啓発が必要です。
○ 少子化や高齢化、また過疎化による人口減少に伴う消防団員の減少などにより、地域防災力の低下 が懸念されています。
[施策の基本方針]
■消防施設・装備の充実
局地的な集中豪雨や中高層建物火災、車両事故などに迅速かつ的確に対応するため、消防車両の充 実を図るとともに、消防力に重要な耐震性防火水槽、消火栓を計画的に整備します。
■救急体制の強化
増加する救急需要に適切に対応するため、計画的に救急救命士を養成するとともに、高規格救急自 動車及び高度救命資器材の整備を進めます。
市民を対象とした救命講習会を開催し、市民との連携による救命率の向上を目指します。
■住宅防火対策の推進
住宅火災による死傷者の発生を防ぐため、一人暮らし高齢者宅への訪問や高齢者を対象とした講演 会を実施します。
住宅防火モデル地区を指定し、市民の防火意識の高揚を図ります。
■消防団の充実
消防団への加入を促進するとともに、地域の実情に即した組織・施設の見直しを行い、団員が活動 しやすい環境整備に取り組みます。
[主要事業]
事 業 名 事 業 概 要
消防施設整備事業 消防・救急車両の充実、消防水利施設の整備 救急業務高度化推進事業 救急救命士の養成、救命講習の推進
住宅防火対策推進事業 高齢者に対する防火指導、住宅防火モデル地区の指定
[参考数値]
○火災発生状況と損害額
年 発生
(件)件数
原 因 別(件)
(千円)損害額
死傷者数(人)
暖房器具 厨房
器具 電気
関係 たばこ たき火 その他 うち60
歳以上
平成22年 13 2 1 1 2 2 5 17,612 2 2
平成23年 7 - - 1 1 2 3 1,533 2 1
平成24年 20 1 2 1 - 5 11 10,751 - -
平成25年 19 2 - 2 1 6 8 37,819 3 2
平成26年 13 2 3 - - 3 5 14,098 2 2
資料:消防本部(小千谷市内の事案のみ)
○救急出動状況 単位:人
年 総 数
救 急 搬 送 人 員 ※救急
特定行為救命士 実施者数
急 病 交通事故 一般負傷 労働災害 運動競技 自損事故 加 害 火 災 水 難 自然災害 その他 高速道路
22年平成 1,215 703 101 183 21 8 13 4 1 3 0 163 15 57
(4.7%)
23年平成 1,341 734 99 246 16 8 22 4 0 1 0 182 29 61
(4.6%)
24年平成 1,366 725 134 246 14 4 23 2 0 2 1 187 28 49
(3.6%)
25年平成 1,308 698 95 248 21 5 17 7 2 0 0 195 20 55
(4.2%)
26年平成 1,366 756 94 234 15 6 24 7 2 0 0 217 11 81
(6.0%)
資料:消防本部(川口地域分を含む)
○救助出動状況 単位:件
年 総 数 事 故 種 別
火 災 交通事故 水 難 その他
平成22年 32 1 21 3 7
平成23年 32 0 20 3 9
平成24年 30 1 22 1 6
平成25年 24 1 15 0 8
平成26年 23 0 12 2 9
資料:消防本部(小千谷市内の事案のみ)
備考 ○暖房器具:ストーブ、豆炭炬燵、温風暖房器、火鉢 ○厨房器具:ガスコンロ、排気ダクト、油鍋加熱 ○電気関係:コンデンサ、配線
○たき火 :ごみ焼却、枯草焼き、たき火
○その他 :風呂かまど、取灰、放火、落雷、玩具花火、不明など
※救急救命士特定行為:医師の指示のもとに救急救命士が行う医療行為 (気道確保・静脈路確保・除細動・薬剤投与など)
[5年後の目標値]
○火災出火率
年 度 ※出火率 出火件数 死傷者数(死者数)
平成26年度 3.43件/1万人 13件 2人(0人)
平成32年度(目標年度) 2.37件/1万人 9件 0人(0人)
※出火率=年間火災件数÷住民基本台帳(各年度3月31日現在)×1万人
○住宅用火災警報器設置率
年 度 ※設置率(※条例適合設置率)
平成26年度 97%(81%)
平成32年度(目標年度) 100%(97%)
※設置率:小千谷市火災予防条例において設置が義務付けられている住宅部分のうち、一箇所以上設置されている世帯 の占める割合
※条例適合設置率:小千谷市火災予防条例において設置が義務付けられている住宅部分全てに設置されている世帯の割 合
消防・救急出動に備える小千谷市消防署
⑶ 交通安全と防犯の推進
[現状と課題]
○ 本市の交通事故発生件数は減少傾向にありますが、依然として高齢者による事故の占める割合が高 くなっています。今後も高齢者に対する交通安全活動を重点的に進める必要があります。
○ 本市の刑法犯認知件数は年々減少していますが、高齢者が被害者となる特殊詐欺が発生しており、
その手口も多様化しています。関係機関と連携を図り、被害防止に取り組んでいく必要があります。
○ 消費者行政においては、悪質商法をはじめ、特にインターネット関連のトラブルなどの相談が増加 しています。消費者問題の解決や未然防止のため、相談体制の充実や関係機関との連携、啓発活動を 推進する必要があります。
[施策の基本方針]
■交通安全の推進
交通安全協会、警察、学校などと連携し、交通安全意識の高揚に努めます。また、特に事故の当事 者になりやすい子どもや高齢者に重点を置いた交通安全教育を推進します。
■交通安全施設の充実
道路区画線や防護柵の設置など、交通安全施設の整備を進めます。
■防犯の推進
多様化する犯罪被害を防止するため、防犯協会、警察等の関係機関や町内会などと連携を図り、防 犯意識の高揚に努めます。また、犯罪から子どもを守るため、学校・家庭・地域が一体となった防犯 活動を推進します。
■消費者行政の推進
消費生活に関する情報発信を行うとともに、悪質商法やインターネット関連の被害など、複雑かつ 多様化する消費者問題に対応するため、相談体制の充実に努めます。また、被害を未然に防ぐため、
関係機関との連携を強化するとともに、消費者に対しての啓発活動に努めます。
[主要事業]
事 業 名 事 業 概 要
交通安全推進事業 交通安全教室の実施、交通安全運動の実施等啓発活動 交通安全施設整備事業 カーブミラー資材支給、道路区画線整備、防護柵設置・修繕
防犯対策事業 防犯灯設置・防犯活動に対する補助、犯罪被害防止のための啓発活動 消費者行政事業 消費生活相談・無料法律相談の開設、消費生活被害防止のための啓発
活動