VOICE CSR
1. 自工程保証活動 2. 品質管理教育
3. グローバル品質監査
全社品質活動を支える3つの活動 基本的な考え方
QR-1運動の展開
品質と信頼性の向上を目指しQR-1運動を展開しています
クレームゼロを目指す「自工程保証活動」
保証度評価と保証度向上の活動を グローバルに展開しています
当社グループでは、製品・サービスの品質をより高いレベ ルに向上・安定させることを目指し「SEIユニバーシティ(詳細は P52「人材育成」参照)」による社員の品質管理教育を実施してい ます。2019年12月からは、品質保証部門の基幹職を対象に、 住友電工グループの「モノづくり力強化・品質改善の加速」と
「品質コンプライアンスの徹底」を目的とした品質保証機能強 化研修を新たに開講しました。2020年3月時点で206名が 受講しています。今後もこれらの研修を継続し、品質保証 機能の強化を図っていきます。
また、全員対象の階層別研修、専門的業務や特命事項に応 じた指名型研修、知識習得のための選択型研修、さらに実践 型教育であるQR-J*やMKP*、GKP*等の国内教育の充実を 図るとともに、海外では、北米モノづくり委員会活動や中国地 区品質管理部会のモデル交流会や自工程保証活動教育など を実施してきました。2019年度は海外含めて計6,492人が 品質管理教育を修了し、2010年度からの受講者累計は 50,989人になりました。
今後も各種の品質管理教育を通じて「品質第一」の文化醸 成を進めます。
「品質管理教育」の強化
「品質第一」の文化醸成のための品質管理教育を 海外含めグループグローバルに展開しています 良品
良品 良品
検 査 出 荷 工 程
作らない 流さない
工 程
作らない 流さない
品質管理部 主幹 小宮 健雄
住友電工グループの
ゆるぎないブランド力をグローバルな
「品質」活動で支えていきます
住友電工グループがグローバルに活動を続けるなか、
グループ全体の品質管理は、当社ブランド価値の維持・向上 に大きく貢献するものとして、極めて重要です。
このため、私たちは国内だけではなく海外拠点を直接訪問 して、「グローバル品質監査」と「グローバル品質管理教育」
を展開しています。「グローバル品質監査」では、住友電工 グループ品質管理基準への整合性をBRや標準などの書面と 製造工程の両面から審査します。さらに、指摘事項の是正を 通して、スタッフ自らが問題を掘り下げ、“気づき”を得ること を狙いとします。監査後の改善活動および報告会では、現地 訪問とグループウエア等を併用してサポートしています。
また、「グローバル品質管理教育」では、海外拠点に対して もe-ラーニング等による基礎知識の習得と多言語化した教材 を使用するキーパーソンを中心とした現地での演習等による 実践を通して、住友電工グループの品質に対する考え方の 定着を図っています。
品質強化の取り組みは、これからの当社グループ の持続 的な成長において欠かせません。従来、中国およびASEAN 地区を中心に活動してきましたが、今後は、欧米地域にも 展開し、さらなるグローバルでの品質管理の徹底に努めてい きます。
CSR重点テーマ
製品品質・製品安全
品 質
CSR重点分野お客さまとの企業間取引が大半である当社グループにとっ て、何よりも品質のさらなるレベルアップがCS(顧客満足)
向上につながります。顧客重視・品質重視の経営理念に立脚 した「信頼性向上活動」を1975年から全社活動としてスター トし、その時々の状況に対応した重点課題を設定して活動を
推進してきました。2002年度から は「お客さま視点でクオリティを高 め、品質リスクを未然防止するとと もに、競争に打ち勝つ品質・信頼性
(Quality& Reliability)体質を確立 すること」を目指して、QR-1運動を 開始しました。
QR-1運動の中で2010年度から継続して取り組んでい る「自工程保証活動」は『各工程で不良を作らない(発生防 止)』と『後工程に流さない(流出防止)』を総合的に進める取 り組みです。設計段階では不良を作らず、流さないための
「良品条件を設定」し、量産段階では「良品条件を維持」する 工程管理を行います。それでも発生する不良・不具合に対し ては、原因を解明して品質を改善すべく「良品条件の追究」
を行います。
さまざまな種類の製品群を擁する当社グループの各部門 では、日夜、それぞれの製品の自工程保証に取り組んでい ます。さらにコーポレート部門の品質管理部が、活動実践者 の教育や部門間の交流をはじめとした支援活動を通じて、
自工程保証活動のさらなる活性化を推進しています。
また、工程内不良ゼロへ向けた活動として、品質リスクを 見える化する「保証度」の活用を進めています。「保証度」は、
不良の種類ごとに発生防止と流出防止の確からしさを、そ れぞれ1級(十分に防止できている状態)から4級(防止でき ていない状態)で評価し、その組み合わせを6段階(S~E)で 表した指標です。
クレーム発生を防ぐには、その不良の保証度をB以上とす ることが求められます。例えば、発生防止が2級(通常の 作業では不具合の発生は防止された状態)で流出防止が 4級(不具合の流出を防止できない状態)の場合、保証度は Cに留まります。このままでは、不良がお客さまに流出する 恐れが残っているので、各工程において保証度をB以上にす る活動が求められます。
保証度を用いることで、品質リスクを客観的に評価できる ようになり、リスクを低減する活動を効果的に進めることが できるようになりました。今後も、この「自工程保証活動」を、
グループグローバルに展開していきます。
ランク
1級 2級 3級 4級
工程・作業の状態 ポカヨケが十分で不具合の 発生/流出が防止された状態 通常の作業では、不具合の 発生/流出が防止された状態 不具合の発生/流出の 可能性がある状態 不具合の発生/流出を 防止できない状態
流出防止ランク
保証度 1級 2級 3級 4級
S S A A
S A B C
A B C D
A 1級 2級 3級
4級 C D E
発生防止ランク
QR-1運動ロゴマーク QR:Quality & Reliability
(品質と信頼性)
製品品質・製品安全
経営の基盤住友電工グループの事業住友電工グループのCSRガバナンス品
質
サプライチェーン人
材
環境保全社会貢献重点分野
住友電工グループは、製造業を営む企業群として「顧客 重視」、「品質重視」の考え方のもと、お客さまに、安全、安心 で高品質の製品を安定して提供することを基本的理念とし ています。これを実現し続けるため、基盤となるモノづくり力 を強化するとともに、日々の業務を仕組みとして体系化し、
それを着実に実践し、さらに仕組みを改善していく取り組みを 続けています。
モノづくり力強化については、これまでの当社の歴史の なかで全員参加、継続的改善などの基本的な考え方のもと 脈々と取り組んできました。これらの活動をさらに強力に進め ていくため、2015年から全社組織として「モノづくり強化委 員会」を設置し、全社横断的にモノづくり強化活動を推進して います。
業務の仕組みの体系化では、2013年にグループ内の各 部門が守るべき共通の枠組みとして「住友電工グループ品質 管理基準」を制定しました。さらにそれ以降も、随時、内容の 見直しを進めています。当社グループの各部門は、お客さま が安心して製品をお使いいただけるように、この品質管理 基準に基づいて、自部門の品質保証体系の整備と強化に継続 的に取り組んでいます。また、全社品質活動であるQR-1 運動では、「自工程保証活動」「品質管理教育」および「グロー バル品質監査」の3つの活動を通じて、従業員一人ひとりの品 質に対する意識を高める取り組みを続けています。
1.
自工程保証活動2.
品質管理教育3.
グローバル品質監査全社品質活動を支える3つの活動 基本的な考え方
QR-1運動の展開
品質と信頼性の向上を目指しQR-1運動を展開しています
クレームゼロを目指す「自工程保証活動」
保証度評価と保証度向上の活動を グローバルに展開しています
当社グループでは、製品・サービスの品質をより高いレベ ルに向上・安定させることを目指し「SEIユニバーシティ(詳細は P52「人材育成」参照)」による社員の品質管理教育を実施してい ます。2019年12月からは、品質保証部門の基幹職を対象に、
住友電工グループの「モノづくり力強化・品質改善の加速」と
「品質コンプライアンスの徹底」を目的とした品質保証機能強 化研修を新たに開講しました。2020年3月時点で206名が 受講しています。今後もこれらの研修を継続し、品質保証 機能の強化を図っていきます。
また、全員対象の階層別研修、専門的業務や特命事項に応 じた指名型研修、知識習得のための選択型研修、さらに実践 型教育であるQR-J*やMKP*、GKP*等の国内教育の充実を 図るとともに、海外では、北米モノづくり委員会活動や中国地 区品質管理部会のモデル交流会や自工程保証活動教育など を実施してきました。2019年度は海外含めて計6,492人が 品質管理教育を修了し、2010年度からの受講者累計は 50,989人になりました。
今後も各種の品質管理教育を通じて「品質第一」の文化醸 成を進めます。
「品質管理教育」の強化
「品質第一」の文化醸成のための品質管理教育を 海外含めグループグローバルに展開しています 良品
良品 良品
検 査 出 荷 工 程
作らない 流さない
工 程
作らない 流さない