• 検索結果がありません。

表 2 アンケート結果

1モデルの質が落ちた  2最適化前と変化が感じられない  35数値が高いほど最適化の効果が高い

3.11

1.22

3.58

4.31

4.56

0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 4.50 5.00

VRML Lighting Cult3D Shading-Constant

Cult3D Shading-Ground

Cult3 DShading-Phong

VRML Texture

最適化の必要性が感じられなかったViewpointとShockWave3Dについては、簡素なモ デルと精細なモデルを見比べてもらい、簡素なモデルの画質を5段階で評価してもらった。

1は簡素なモデルの画質が明らかに劣っている、5は精細なモデルとの差がわからない。以 上の項目からViewpointとShockWave3Dに最適化の必要性がないことを客観的に評価し

響はなく、様々な最適化手法を模索しなくとも高品質な画像が提供できることが示された。

表 3 ViewpointとShockWave3Dの簡素なモデルと精細なモデルの比較結果 1精細なモデルと簡素なモデルとの質感の差が明らか 〜 5両モデルの違いが判別できない

4.33

3.36

4.20 4.37

0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 4.50 5.00

Viewpoint Clock Viewpoint Fish ShockWave3D Clock ShockWave3D Fish

照明の効果による最適化は大きな効果を持つものではなかったが、VRML・Cult3Dでは 表面を滑らかに見せることが可能であった。モデルに金属などの光沢を持つ部分がある場 合には光沢が不自然になることが多く、照明に工夫を凝らす必要が生じるが、光沢の無い プラスチックなどをモデリングした場合には有効な手段である。ShockWave3Dでは照明を 追加しないとモデルを見せることができないので、照明の追加という行為自体が必要であ

る。Viewpointについては照明の追加が必要ない。表現方法の1つとして照明を追加するこ

とになるだろう。

シェーディングによる最適化は、Cult3Dにおいて最も大きな効果が期待できる。VRML ではシェーディングの選択の余地が無く、Viewpoint、ShockWave3Dでは表現手法の一環 としてコンテンツの表現力を高めることができる。Viewpointについては、シェーディング

によって大きく質感が変化することはないが、シェーディング方法を変更することで、よ り目的に即したWeb3Dコンテンツが制作できる。いずれのシェーディング手法を選択した 場合でも、シェーディングの処理は相当軽く、どのシェーディングを施しても処理速度に 大きな差は見られない。従ってシェーディングの処理によってコンピュータへの負荷が大 きくなることは考えなくても良いと言える。Cult3Dのシェーディングは大きく質感を変化

させ、 Ground 、 Phong シェーディングを用いることで精細な画像を提供できる。ただ

し、画質を向上した Ground 、 Phong については Constant 、 Flat と比較すると 極端に処理が重くなり、Web 上で閲覧することに問題が生じる可能性がある。 Ground での処理は1つのモデルを表現する場合にはあまり問題ないが、広い3D空間やシミュレー ションに用いた場合の動作は高速な三次元描画能力を持つグラフィックボードなしでは厳 しい。マシン環境によって大きく左右されるので具体的な記述はできないが、おおよそ 3 万ポリゴンを超えるモデルや空間を現行のノートパソコンで扱うのは非常に難しい。

Phong についても同様のことがいえるが、こちらは狭い3D空間でも処理が重く感じら

れる。ShockWave3Dについても、Viewpoint同様に表現手法としてシェーディングを変更

する場合が多い。ほとんどの場合、モデルの質感は損なわれることになるが、モデルの見 た目が大きく変化することで簡素なモデルでも画像の粗さが目立たなくなる。

マッピングについては、すべての Web3D技術において質感の向上を図ることができる。

ただし、テクスチャ画像によってファイルサイズが増加することになる点のみ注意を払う 必要がある。

最適化機能はそれぞれのWeb3D技術が独自に備えており、VRMLやShockWave3Dは 閲覧時の負荷を軽減する機能、Viewpointは少ない情報量でモデルを精細に表現する機能を 備えている。Cult3Dは内部に多くの機能を備えており、最適化機能としてはファイルの圧 縮機能がある。

節に挙げた環境はビューワーの動作環境なので、実際にWeb3Dコンテンツを閲覧する場合 にはこれを大きく上回る環境が推奨される。

ファイルサイズについては、Viewpointと圧縮したVRMLのサイズを小さくまとめられ る。ファイルサイズが大きくなるClut3DとShockWave3Dだが、1つのスクリプトや機能 を複数のモデルに適用できる点や、別ファイルのモデルを読み込むことが可能な点から、

Web3Dシーンが複雑な3D空間など場合には、Viewpointよりも小さなファイルサイズに

まとめることができると考えられる。

関連したドキュメント