第 6 章 総 括
総括
今後の課題 謝辞
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総括
以上、「公立文化ホールjの設置条例に示される設置目的に着目し、多様な「公立文化ホ ールJを類型化し、その総体としてのあり方を明らかにした。
その過程をあらためてみると、まず設置目的の条文中の目的を示す部分を(対象〉と(作 用〉に分けて整理し、類型化を行った結果、「芸術J型、「学術教育」型、「交流j型、「集会 その他活動」型の4つの類型を導いた。それら類型を「基盤類型」とし、設置目的の条文中 に含まれる基盤類型の数を「目的数jとし、最後に基盤類型の組合せにより、公立文化ホー ルを 15の類型を得た。さらに、それら類型のうち目的数1のものを「単一目的型」、目的が 複数あるものを「複数目的型j とした。
導出した類型の経年変化をみた結果、単一目的型(目的数 1)では「芸術」型が 1990年 代までの増加傾向を示し、「集会その他活動J型は減少傾向を示した。複数目的型である目 的数2では「芸術+学術教育」型が増加傾向を示した。次に単一・複数目的型の経年変化を みた結果、目的数 1の単一目的型が年代を追って減少傾向、目的数 2以上の複数目的型が 増加傾向であり、公立文化ホールにおける近年の多様化が確認された口
次に施設類型左建築の実態がどのように対応しているかをみた。まず類型と施設機能の 関係をみると、「芸術j型では創造的な活動が行われる練習室機能との関連性がみられ た。「学術教育J型では学習活動に必要な図書・情報サービス機能と生涯学習関連機能と の関連性がみられたD 「集会その他活動J型では集会室機能との関連性がみられた。次に 複数目的型の経年変化について施設機能との対応をみた結果、目的数と施設機能数の比例 的な関係、が明らかとなったo 複数目的型の経年変化について施設の複合との対応をみた結 果、複合施設の中でも併設施設保有施設との関連がうかがえ、目的数と併設施設数の関係、
をみた結果、明確な比例関係はみられなかった。
最後に施設類型の運営の実態がどのように対応しているかをみた。まず管理運営主体に ついては、指定管理の場合「財団Jの割合が「芸術J型から類型の序列に従って減少したD 直営の場合「教育委員会jの割合が「芸術j型から類型の序列に従って減少した。次に計画 性については、計画期間が長いほど「定めている」の割合が低くなったa また、「定めてい るj施設の割合は「芸術」型から類型の序列に従って減少していた。各事業を比較すると全 類型で貸館事業がほとんどを占めていた。自主事業の割合は「芸術j型から類型の序列に従
つての減少傾向がみられたD
・70・
山た芋た学三人: 工学おi
第6章 総 括 今後の課題
本研究では公立文化ホールの設置目的による類型化を行い、各類型のハード、ソフトに ついてみた。
設置目的による類型化の過程で(作用〉についてさらに分析していくことでより精徴な 類型化を行えると考える。
各類型のハード、ソフトの傾向をみる過程では既往研究の調査票調査で得られたデータ を参照したが、その調査票調査は平成20年度に実施されたものであるため、平成19年度 のデータであるD よって全国公立文化施設協会名簿などの最新の公立文化ホールの情報が 掲載されているデータベースを用いる必要があると考えるD
同7l ・・
大学大学 r;A~ r学 研
謝 辞
本論文の審査をしていただきました三重大学大学院大月淳准教授、ならびに副査を引き 受けていただいた浦山益郎教授、毛利志保助教授に御礼申し上げます。大月淳准教授には本 研究を進めるにあたり、大変丁寧なご指導をいただきました。深く感謝しております。
また本年度研究室で共に学んだ江藤朔太さん、加藤早妃さん、十河圭佑さん、吉田有佑さ んに、昨年度では石川郁弥さん、加藤拓之さんには研究データの入力や集計など様々な場面 で助けていただきました口ここに感謝の意を表します。
最後に、以前から支えていただいている仲間に、学ぶ機会を与えてくれた両親に深くお礼 申し上げます。
国ウワ当
一仁学研:交
2016年3月 鈴木友紀子
付録
付録
−付録ー
三 重 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科
ホ ー ル
ホールの経年変化
ホール数1 ホーjレ数2 ホーjレ数3 ホール数4
合計
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
1950白60年代 44 80.0% 10
。
108..02%% 1.8% 55 100.0%表 1ホール数の経年変化 1970年代 1980年 代
39 68.4% 39 48.1弘 16 28.1% 38 46.9弘 2 3.5% 4 4.9%
。
0.0%。
0.0% 57 100.0% 81 100.0%1990年代 2000
・
10年代 7140 14
。
125
56.8% 209 72.1% 32.0% 70 24.1%
11.2% 11 3.8% 0.0%
。
0.0% 100.0% 290 100.0%・ホール数4
・ホール数3
・ホール数2
・ホール数1
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図1ホール数の経年変化
−付録−
三 重 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科
付録
表2ホール①の経年変化
, 1950・60年 代 1970年 代 1980年 代 1990年 代 2000・ 10年 代 講堂
プロセニアム形式ホール コンサートホール 平土間型ホール(可変機構有り)
平土間型ホール(可変機構有無し)
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
合 計
14 29
。
8 5 5625.0% 1.8% 51.8% 46 82.1%
14.3% 7 12.5% 0.0%
。
0.0% 8.9% 2 3.6% 100.0% 56 100.0%や や や や や
j合 政 吹 吹 吹も も ら
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61 15 4 81
図2ホール①の経年変化
イ寸録−
0.0% 5 4.0% 11 3.8% 75.3% 63 50.4% 179 61.7%
18.5九 30 24.0% 64 22.1% 4.9% 21 16.8% 26 9.0% 1.2% 6 4.8% 10 3.4% 100.0% 125 100.0% 290 100.0%
平土間型ホール(可変機構 有無し)
・平土間型ホール(可変機構 有り)
際コンサートホール
・プロセニアム形式ホール
・講堂
三 重 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科
表3ホール②の経年変化
1950・60年代 1970年代 1980年 代 19'90年代 2000・10年代 講堂
プロセニアム形式ホール コンサートホール 平土間型ホール(可変機構有り)
平土間型ホール(可変機構有無し)
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
合計
。
6
。
2 3 110.0% 2 11.8% 54.5% 6 35.3%
18.2% 2 11.8% 0.0% 3 17.6% 27.3% 4 23.5% 100.0% 17 100.0%
や や や や や
1会 政 改 J会 J会
匂 ぺ Q勺コ Eち へ手 ,..c;, .... <::> .... aJ
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17 5 7 12 42
図3ホール①の経年変化
−付録−
2.4出 6 11.3% 2 2.5% 40.5% 12 22.6% 27 33.3% 11.9% 17 32.1% 11 13.6%
16.7% 10 18.9% 13 16.0% 28.6% 8 15.1% 28 34.6% 100.0% 53 100.0% 81 100.0%
平土間型ホール(可変機構有無 し)
・平土間型ホール(可変機構有 り)
爾コンサートホール
鐙プロセニアム形式ホール
・講堂
三 重 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科
付 録 施設類型とホール
表4ホール数・類型別集計結果
芸 術
主盤整宣
交 流
集会その他活動 芸術+学術教育 芸術+交流
芸術+集会その他活動 学術教育+交流
学術教育+集会その他活動 交流+集会その他活動 芸術+学術教育+交流
芸術+学術教育+集会その他活動 芸術+交流+集会その他活動 学術教育+交流+集会その他活動 芸術+学術教育+交流+集会その他活動
ホール数1 古 寸 言6%
120 I 12.7%
33 I 71.7九 28 I 82.4犯 52 I 75.4% 12 I 38.7% 6 I 46.2九
17 I 81.0%
15 I 100.0%
12 I 70.6% 5 I 62.5% 3 I 75肌 o I 0.0%
2 I 4o.o九
1 I 100.0先
100.0% 一 、 ,
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
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