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結論

ドキュメント内 卒業研究論文 (ページ 53-56)

本研究ではまず被撮影者のネットワークカメラに対する「見られていること」への抵抗感 を緩和するための手法として、「見られていることを気づかせる」手法を提案した。「見られ ていること」に気づくことによって、被撮影者は容易にモニタ拒否などの対応策をとること ができる。しかもその対応の判断は被撮影者に委ねられるため、モニタ領域の制限は最小限 に抑えることができ、モニタリングカメラとしての役割を損なう可能性は軽減される。同時 に我々は「見られていることに気づく」ことから誘発されるモニタする側・される側のコミュ ニケーションの可能性を考慮し、それを支援するための両者のインタラクション手法を提案 した。一つはビデオチャットのような対話型コミュニケーション、もう一つは被撮影者がカメ ラに対して能動的にアクセスし、カメラ(画像)を直接的に操作する手法である。

次に我々は提案手法を具体的に実現するネットワークカメラシステム:ComeCamを実装し た。ComeCam Viewerは複数の部屋の同時モニタリングやカメラの視野操作、ビデオチャット のような対話型コミュニケーション環境を提供する。ComeCam Feedbackは被撮影者にモニタ しているユーザ名ならびにズームレベルを提示するフィードバックを行い、被撮影者に「見 られていること」を気づかせる。またComeCamはカメラに対しマーカーを用いたジェスチャ を行うことにより、被撮影者からカメラを呼び寄せたり、画像にモニタを拒否するためのマ スクをかけることを実現する。

我々は本研究における提案手法、ならびにComeCamの試作・運用を通して、ネットワーク カメラに対する「見られていること」への抵抗感を緩和させ、ネットワークカメラを我々の 生活にとって受け入れやすいものにすることができたと考える。同時にネットワークカメラ の利用用途に関して、コミュニケーションツールとしての拡張を考案した。これらの成果は 今後も増大を続けるネットワークカメラの利用シーンや、ユビキタスコンピューティングの 発展に寄与できるだろう。

謝辞

本論文を執筆するにあたり、指導教員である田中二郎先生をはじめ、高橋伸先生、三末和 男先生、ならびに志築文太郎先生には、幾度となく丁寧なご指導と適切な助言を頂きました。

心より感謝申し上げます。

また田中研究室の皆様にもゼミなどを通じて大変貴重なご意見を頂きました。特にユビキ タスチームの皆様には、チームミーティング以外にも日常的に多くのご意見やご指摘を頂き ました。本当にありがとうございました。

最後に、家族や友人、サークルの先輩・後輩にも様々な面で支えて頂きました。この場を 借りて御礼申し上げます。

参考文献

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ドキュメント内 卒業研究論文 (ページ 53-56)

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