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第 5 章 提案システム適応による位置同定検証 25

5.6 結言

本章では, 提案したRFIDシステム適応による位置同定法に対して行った検証について記 述した.

観察者の相対位置同定に関する検証では, 相対位置同定精度とRFIDタグリーダ・ライタ の配置間隔による同定精度の変移について行った. また, 観察者の視点位置推定に関する検 証では, 伝播強度値を用いる視点位置推定の可能性についての検証を行った.

検証結果として, 相対位置同定法はセル単位での位置同定よりも同定精度が高いというこ とが示された. また, 伝播強度値を用いた視点位置推定は検証結果として可能であることが 示された.

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第 6

まとめ

本研究では, 遠隔地点間での情報伝達に利用する通信形態として, 従来の通信形態よりも 近傍感や隣接感, 空間情報の伝達量の増加が図れる通信形態を適応した空間間接続システム を提案した. この空間間接続システムには, 大きく分けて二つのシステムが必要であり,一つ はシステム使用者に対して相手空間の撮像を提供するシステムと, 撮像提供の元となる使用 者の位置を同定するシステムである.

そこで, 本研究ではその空間間接続システムに適応する位置同定システムについての検討 を行った. 検討対象としては無線LAN, 赤外線カメラ, GPS, RFIDが挙げられたが, 空間間 接続システムが要求するシステム使用者の位置情報を提供できる位置同定システムとして, RFIDが最も適切であると判断した.

そして, RFID適応による位置同定システムを提案した. この位置同定システムは, RFID

システムの持つ機能と特性を利用するもので, 平面座標上での位置同定には検出・不検出と いう二値情報を用い, 空間上の高さを推定するために, RFIDシステムの伝播強度値を用い た. 提案した位置同定システムは空間間接続システムの要求するシステム使用者の位置情報 を提供し, またそのシステム使用者が誰であるかの個人識別も提供可能である.

また, 本研究では, 提案した位置同定システムの検証を行い, その有効性と実現性を示すこ とが出来た.

第6章 まとめ

6.1 課題

空間間接続システムは隣接感の提供を主題としているため, 空間と空間は1空間対多空間, もしくは1空間対1空間での接続しか想定されていない. そのため, 複数の空間を連結し, あたかもそれが同一空間であるという複数空間での連結間は得られない. そこで, 複数空間 同士による接続を主題としたシステムの提案が挙げられる.

また, 位置同定は空間に存在する複数人を特定することが可能であるが, 相手空間を表示 するディスプレイは複数の人間に対する表示機能を持たないため, 現状の空間間接続システ ムでは, システム利用者は1人しか想定されていない. そこで, 複数人によるシステム利用を 考慮した表示制御の提案が今後の課題として挙げられる.

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謝辞

本研究を行うに際し, 多大なるご指導, ご鞭撻を頂いた本情報システム工学科の島村和典 教授, ならびに親切なる助言を頂いた福本昌弘助教授, 酒居敬一講師をはじめとする諸先生 方に心より感謝いたします.

同研究室修士1年の酒巻隆宏先輩には熱心なご指導を頂きましたことを心より感謝いたし ます. また, 修士2年の大崎友義先輩, 高橋翔太先輩, 松本拓也先輩には, グループの垣根を 越えた親切なご指導とご意見を頂きましたことを心より感謝いたします.

参考文献

[1] 西崎 新悟, 酒巻 隆宏, 山口 巧, 島村 和典, 観察者位置検出によるVirtual Window 表示の制御 , 電気関係学会四国支部連合大会論文集, p.170, 2006.

[2] Shingo NISHIZAKI, Takahiro SAKAMAKI, Takumi YAMAGUCHI and Kazunori SHIMAMURA, ”A study of Virtual Window system with connects the remote spaces”, NEINE’06 pp240-243, 2006.

[3] 堀江 尚晃, 高橋 翔太, 山口 巧, 島村 和典, ”パッシブRFIDのアンテナ間通信品質の向 上に関する研究, 高知工科大学学士学位論文, 2005.

[4] Naoaki Horie, Syota Takahashi and Kazunori Shimamura, ”A Commnication qual-ity improvement of passiv type RFID tag”, NEINE’05, 2005.

[5] 赤松 仁, 高橋 翔太, 小松 義幸, 山口 巧, 島村 和典, ”2.5GHz帯RFIDタグの通信保障 環境およびリーダ間通信品質に関する研究”,高知工科大学学士学位論文, 2004.

[6] Akamatsu Jin, Syota Takahashi and Kazunori Shimamura, ”A Basic study on Com-munication Capabilly of 2.45GHz Band REID Tag and ComCom-munication quality with a reader”, NEINE’04, 2004.

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[8] 小野 昌之, 福井 潔, 柳原 健太郎, 福永 茂, 原 晋介, 北山 研一, ”無線を使った位置検 出”, 沖テクニカルレビュー 2005年10月/第204号Vol.72 No.4, 2005.

[9] 森嶋 健平, 今野 貴洋, 渡辺 修平, ”RFIDによる位置情報技術”, 特集/ユビキタス社会 を支えるRFID技術 NTT COMWARE TECHNOLOGY 2004, p.12

[10] 坂田 宗之, ”ALTAIR:アクティブIRタグを用いた複数ユーザ位置同定システム”, 奈 良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報処理学専攻 修士論文, NAIST-IS-MT0151046, 2003年2月7日.

参考文献

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[12] NTT アドバンステクノロジ株式会社, ”微弱電波規格のアクティブ型 RFID タグ

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[13] Copyright IBM Corporation, ”RFID and Wireless Solution Center / RFID Solution Laboratory”, RFID Solution Services Offering 2006.

[14] Copyright 2007 Apple Inc. All rights reserved. ”Apple - Mac OS X - iChat AV-”, http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070215/yamaha.htm, 2007.

[15] (C)2007 Microsoft, ”Windows Live メ ッ セ ン ジ ャ ー”, http://messenger.live.jp/, 2007.

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