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紙おむつ大人用 8,000

生理用品 8,200  ―

食料

生活

物資  ―

③生活物資

生活必需品も、避難者想定の36,500人に基 づき、各々のニーズに対応して、品目を分別 し、目標数量を定めている。衛生面を考慮し て定期的に購入する(図表5-2-2)。

(ア)毛布・レスキューシート

36,500 人×1枚=36,500枚。長期保存がで きるように真空パックした毛布を購入する。

また保温対策としてレスキューシートを活用 する。

(イ)紙おむつ

乳幼児用として、対象は0~3 歳で、36,500 人×2.90%×3 枚×3 日≒9,500 枚。寝たきり の高齢者のうち在宅介護の方を対象に、

36,500 人×2.46%×3 枚×3 日≒8,000枚。大 人用の仕様は汎用性の高いものを購入する。

(ウ)生理用品

対象は10~55歳女性で、36,500 人×

28.05%×3/30×8 枚/日×1 日≒8,200枚。

(エ)その他

図表5-2-3に示した品目を集中備蓄倉庫1 か所あたりに備蓄する。

図表5-2-3 その他備蓄物資

(平成28年4月1日時点)

品目名 数量

ポリ食器 300個

ポリ水タンク 300個

ゴミ袋 1,500個

ライト 3個

肌着セット(男・女) 各300着

卓上コンロ 5台

ローソク 300本

飯重缶 2個

避難所用間仕切りセット 10セット

スプーン 300組

タオル 300枚

メガホン 3個

リヤカー 3台

やかん 5個

ガスボンベ 15本

釜戸セット 2個

両手鍋 2個

避難所用マット 5本

④資機材

図表5-2-4に示した資機材を、集中備蓄倉 庫(防災倉庫)10 か所に備蓄する。なお、災 害用救急セットは、備蓄倉庫も含む24か所で 備蓄する。図表5-2-5 に示した資機材を、分 散備蓄倉庫148か所に備蓄する。

図表5-2-4 集中備蓄倉庫に備蓄された 資機材(平成28年4月1日時点)

資機材名 数量

テント(2間×3間) 5張

担架 3巻

ヘルメット 15個

バール 10本

スコップ 10本

ハンマー 5本

発電機 1台

三脚・コード 2台

ポータブルトイレ 6台

長机 3台

キャビネット 2台

延長コード 2本

カッター 2本

折り畳み椅子 10脚

自転車 3台

トラロープ 3巻

バケツ 10個

ノコギリ 5本

鉈 5本

土のう袋 1000枚

投光機 4台

トイレハウス 3台

ポータブルトイレ薬剤 3箱

燃料缶 3個

脚立 2個

給水装置(山ノ内除く) 1式

消防用ポンプ 1式

卓上ガスボンベ 15本

災害用救急セット(備蓄倉庫含む) 1セット

第5章被災者・避難者への対応

図表5-2-5 分散備蓄倉庫に備蓄された 資機材(平成28年4月1日時点)

資機材名 数量

トランジスタメガホン 2個

メガホン(大) 1台

発電機 1台

投光機 2台

コードリール 2巻

カセットコンロ用ボンベ 10本 災害用救急セット 1 セット

折畳式リヤカー 1台

鍋・釜(炊事器具)セット 1式 カセットガスコンロ 2台

担架 1巻

乾電池(単1・単2・単3) 各10 個

懐中電灯 1台

紙コップ・紙皿等

-間仕切り 1 セット

⑤家庭内備蓄

「自助」の視点から、家庭における非常持 ち出し品等の備蓄が重要であり、本市では「わ が家の防災マニュアル」の配付や出前講座な どで市民への啓発を継続的に行ってきた。ま た、自主防災クラブ等の平常時の活動でも広 報を行ってきた。避難に際して、防寒、寝具、

食料、生活必需品等の持参を促してきた。

備蓄に適した食料として、主食ではレトルト、

米、包装もち、アルファ米、乾パン、即席め ん、乾めんなど、主菜では魚・肉缶詰、レト ルト肉料理、シチュー類缶詰、飲料水ではミ ネラルウォーター、お茶など、乳児用に粉ミ ルクなどを周知してきた。

⑥企業内備蓄

企業等は、地震等の災害が発生した場合に、

応急処置を迅速かつ的確に講じることができ るように3 日分以上の食料・飲料水、資機材 の備蓄が求められる。また災害発生時は、住 民と協力し、周辺地域における防災活動を行 うことが求められ、これらの企業内備蓄の充 実に向けて、出前講座などで啓発を行ってき

た。なお、資機材に関しては、医薬品、携帯 トイレ、防水シート、テント、ラジオ、乾電 池、ヘルメット、軍手、長靴、自転車などの 備蓄を推奨してきた。

(2)備蓄物資の活用状況

4月14 日の前震後には、集中備蓄倉庫、分 散備蓄倉庫は、地元消防団等によって開放さ れた。避難者の多かった東区では、学校、公 園、集会所等の避難場所から多いところでは 200 枚の毛布の要請があり、配送用に確保し ていた区の公用車(5台)で各避難所へ配送 された。ただし、軽自動車が含まれていたた め積載量に限界があり、時間を要した。

4月15 日の最大避難者数が26,164 人(午 前4 時)で、午後になると5,000 人前後に推 移し、この段階で民間企業との災害協定等に よる物資要請で、おにぎりやパン等の食料を 87,690 食、ミネラルウォーターやお茶のペッ トボトルなどの飲料水53,016 個を確保する などの対応をとった。

しかし16 日未明の本震後、最大避難者数 110,750 人(4月17 日6 時)と備蓄物資の想 定人数36,500人を大きく上回る避難者数が 出たことで、備蓄物資は瞬く間に欠乏したと 推測される。また、備蓄物資の避難所への配 送計画がなかったために、物資の行き先、配 送経路など把握できていなかった。

(3)震災後の備蓄状況

①防災行動計画における暫定備蓄計画 前震、本震後も余震が頻発し、再々度の大 地震の発生を想定して、平成 28 年 5 月に、「『平 成28 年熊本地震』を踏まえた防災行動計画」

を策定した。その中に暫定備蓄計画として、

初動期における避難者支援のための物資の備 蓄を暫定的に定めた。既に家屋や地盤等が疲 弊しているため、再々度大地震が発生した場 合、最大避難者数約11 万人の約2 倍の避難者 が発生すると見込み、避難者数を20 万人と想 定した。非常食を20 万人×2 食×2 日分=80 万食、水を20万人×2ℓ×2日分=80 万ℓを備

蓄することとした。なお、備蓄期間は平成28 年7 月末日までとした。

備蓄場所は、市立の小中学校、高校の139 校に、最大避難者実績数(約11 万人)に応じ た数量を分散して備蓄した。公設公民館には、

避難所閉鎖後に、最低500人分以上で避難者 実績の2 倍相当数を備蓄し、その他上記以外 の指定避難所、指定外避難所へ物資を補充す るために、既存の防災倉庫、備蓄倉庫に地域 防災計画での規定以上に増量して備蓄し、そ れでも収まりきらない分についてはスポーツ 施設に備蓄することとした。

②地域防災計画改定に伴う備蓄計画 平成29 年度に改定予定の地域防災計画で は、備蓄計画の項目の中に、物資供給計画を 新たに入れ、詳細は別途に対応マニュアルを 定めることとした。備蓄物資は、110,000 人

×2 食×1 日分=220,000 人分を用意すること とした。

③家庭内・企業内備蓄

引き続き、家庭内・企業内備蓄については、

自助、共助の考えに基づき、3 日以上の食料、

飲料水を備蓄するとともに非常持出品の準備 について、市HP、市政だより、TV・ラジ オ等で広く呼びかけてきた。

家庭内備蓄では、「ローリングストック法」

(日常的に備蓄した非常食を定期的に飲食し、

使用分を補充することで常に新たな非常食を 備蓄する方法)の活用等の備蓄を推奨してい る。企業内備蓄では、管理施設の耐震性、防 火性の強化や事業所内収容物の転倒防止など に取り組み、災害発生時に応急処置を迅速、

的確に講じることができるように、資機材の 備蓄、防災訓練の実施、また地域住民との協 力による防災活動を行うことを求めている。

2.物資の支援

(1)物資の支援要請・要請外の物資支援 4月14日の前震直 後の支援物 資要請 で は 、 不足物資については、危機管理防災総室、地 域政策課が物資支援の協定企業を中心に要請 し、政策企画課が政令市・東京都23 区他に支 援物資の要請を行った。

前震翌日、4 月15 日の午後には、避難者も 5,000 人程度におさまり、翌日分として、パ ン、弁当、おにぎりなどを協定企業などから 3万食以上手配ができ、支援物資の調達にか かわる担当部署であった市民局としては、食 料は十分と判断していた。

しかし、4 月16 日未明の本震では、想定避 難者数を大きく上回る約11 万人の避難者が 出た。手配先の工場も被災したために、食料 が供給できなくなり、在庫のパンも限られて いた。当初、農林水産省から、おにぎりが2 万食送られてくる予定だったが、全県規模で 食料が不足する中、県内の被災自治体にも配 布され、本市に届いたのは7,000 食となるな ど食料調達に苦慮した。県庁にあった1万食 以上のパンを市職員の自家用車で運ぶなどの 対応をとったが、避難者数にはるかに及ばな かった。

4月16 日の災害対策本部会議で、個人、企 業、自治体等からの支援物資は何でも受け入 れることを決定し、市HPやSNS、報道な どで広く呼びかけた。その後、自治体、個人、

企業等から支援物資が続々と送られた。

また、本震直後から国によるプッシュ型支 援も開始され、17 日から19 日の3 日間で90 万食の支援が発表された。あわせて、災害救 助用米穀の供給については、「米穀の買入れ・

販売等に関する基本要領(平成21 年5月29 日付け21 総食第113 号・総合食料局長通知)」 第4 章第10 に基づき、災害救助法が発動され た場合における特例が適用された。

本市からの要請によって、4月20、22、23 日に、各区物資集積所に政府備蓄の精米と民 間会社からの精米が、合計で105.3t供給さ れた(図表5-2-6)。

第5章被災者・避難者への対応

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