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糸= 人 ( FIO = PESSOA )

ドキュメント内 2016_turn_turn-in-brazil (ページ 61-72)

感性織

(Tecitura do Afeto)

憩の園の入所者をそっと抱きしめて型をつくった「籠」。素材を柔らか いテープにすることで、握力の弱い入所者だけでなく、リオ会場への来 場者の多くが編む作業に参加できた。はじめは適当な長さのテープを 編み込むだけだったが、会期中盤からは、来客者それぞれが自分の身 体の一部をテープで測り、そのテープを未完成の籠に織り込んでいく ワークショップに変化した。

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共有する時 ... 花開く瞬間

(Tempo de Partilhar....momento de florescer)

伝統のつまみに用いる「羽二重」に加えて、「シィタ」と呼ばれるブラジル の布を使用し、大小さまざまな花をサンパウロのこどものそので制作。

施設では、つまみの花の種になる部分も陶芸で制作した。

ブラジルの女神をモチーフにした人形はつまみを連ねた「さがり」を縫い 付け、自身のアトリエにてリオ行き直前に完成。リオでは、1時間ずつ交 代でつまみを制作し、人形の周りにつけていくワークショップを行った。

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122 リオデジャネイロ編 設営から最終日までのドキュメント 8/11– 9/7

来場者を迎えたのはモンチアズールでつくったテーブルクロスがか かった大きなテーブル。切り貼りしてつくったきりこが天井から吊りさ がる空間で、きりこのストーリーを語った。南三陸4神社20種のきりこ の型の中から1つを選び、ひとりひとつきりこを作成するもの、子供を 対象に、気仙沼に伝わる赤い「鯛飾り」をつくるものの2種類のワーク ショップを実施。伝統の形を刻みながら、それぞれが何かと向き合う時 間を過ごした。

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2階では神棚に見立てたスぺースに全協力神社から預かった本来のき りこを神社ごとに展示し、映像で神職の言葉と東北の様子を届けた。

また、会期終盤のカンファレンスは、この会場で催された。

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8/20  

来場者数は6,937人、WS参加者数は1,504人。

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糸巻きのワークショップをやる人数が次第に多くなり、30 人、2重の輪になって行うようになっていた。この日は、目の 不自由なカップルが来場。参加者みなが、糸を介してそれぞ れが持っている呼吸やリズムを合わせるようになる。

各作品をモチーフにしたスタンプを集めるスタンプラリー が大人気。用紙があっという間になくなり、ブラジルで増刷 するのは金額が折り合わず、この日で一旦スタンプラリー は終了。どうしてもやりたい人は用紙をトレースしてもらうこ とに決まる。最終週に日本から印刷した用紙が届けば再開。

8/21  

来場者数は3,638人、WS参加者数は1,262人。

8/23  

来場者数は1,018人、WS参加者数は528人。

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サンパウロからPIPA卒業生のケントが家族と共にリオデ ジャネイロまでやってきた。五十嵐と久しぶりに糸巻きをす る。カンファレンスにも参加してくれ、両親からコメントもも らった。

8/27  

つくったきりこを、中庭で風にそよがせるワークショップを 行うことにした。風にそよぐきりこに向き合うことを通して、

きりこの意味をより伝えようとした。

8/24  

来場者数は1,234人、WS参加者数は584人。

来場者数は2,960人、WS参加者数は1,049人。

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132 リオデジャネイロ編

当初から毎日きりこをつくりにきてくれている職場が近所の ヘナト。みんなに会いたいからと通うペースが朝夕の1日2 回になる。彼の常連間のあだ名はプロフェッソー(先生)。新し いお客さんには、切り方を指導してくれる。常連になると、み なで大きなきりこを切り出すことにも挑戦するようになった。

もともとは同じ長さのテープが用意されていたが、一人ひと りに向けて切る方法に変更。さらに、参加者が腕や頭の長 さなど自分の身体の一部を測り、その長さに合わせて切っ たテープを作品に編み込むという方法に変化していった。

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来場者数は1,121人、WS参加者数は363人。

9/4  

来場者数は1,428人、WS参加者数は800人。

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9/6

来場者数は1,036人、WS参加者数は514人。

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9/7  

最終日は2,728人が来場。WS参加者は1,305人だった。

のべ来場者数は、40,134人、のべWS参加者数は14,591人を記録した。

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私は精神科医で、

リオデジャネイロ州立大学で教鞭を執っています。

高齢者やアルツハイマーの人に携わっていますが、

一般的な活動や科学は、人に行動を促したり、

その人を改善させたりしようとするけれど、

その人そのものは見ようとしない。

自閉症の人は、通常よりも、

感情の表出の仕方にタイムラグがあります。

感情は動いているけれど、それを頭で考え、

さらに表に出すにはズレがある。

組紐は、人と向かいあって目の前の人を

感じ取りながら行うような仕組みになっています。

自閉症の人にとって非常によくできている。

PIPAにも行ってみようと思います。

50代男性

私はもともと心臓に関わるケアを専門とした医師でしたが、

病院のディレクターを務めていたこともあり、

自閉症や生活が困難な人とも深く関わってきました。

PIPAの映像では、

子供が五十嵐さんにハグしているように見えました。

自閉症の人は大抵の場合、

自分だけのテリトリーや世界を持っているため、

そこに誰かが入ってくるのを望みません。

どうやって子供たちが体に触れることを許したのですか?

70代女性

ブラジルには、アンケートを書くという習慣はないのに、

こんなに来場者が書いてくれるということに驚いた。

通常、美術館などの施設では受身で終わりますが、

さまざまな刺激を受けて、

それを出したいという思いがあるのではないでしょうか。

30代男性/会場スタッフ

普段、同時に多くのことをしようとする自分がいるため、

とてもストレスを感じています。

今回、組紐プロジェクトを通して、

改めて自身や生活について考えさせられました。

一つひとつに、時間をかけて向き合いたい。

「わからないことを知る」ということばを通して、

知らないことを知り、

少しずつ学んでいくことの大切さに気づかされました。

20代男性

私は、自閉症やダウン症など専門施設で働いていて、

21歳の息子は自閉症です。息子がギターを弾いて、

それに合わせて盲目で自閉症の子供が歌う楽しそうな様子を見て、

さまざまなかたちで交感することができる可能性を感じました。

いろいろな人が共に活動できることが非常に大事で、

TURNの活動にとても共感します。

彼らをめぐる問題は、その人を巡る人との関係性。

家族も含め、人との関係性について考えることが大事だと思います。

40代女性

ある12歳の少年は、企画の説明を聞きながら携帯をいじっていて、

わたしの説明が終わったあとに

「この企画は何なの?」という質問をしてきました。

「もう一度説明するから、

知りたいのであれば聞いてほしい」と答えると、

携帯をポケットに入れ、集中して聞きはじめました。

ふたつのことを同時に行おうとしていたことに、

彼自身が気がついた瞬間だと思います。

TURNは、それぞれが気づきを持つことが根幹にあると思うので、

こうした現場に立ち会えたことを嬉しく思います。

30代男性/会場スタッフ

このプロジェクトが世界中で継続されていき、

人生に変化をもたらしていくことを願っています。

小さな活動は、大きな結果をもたらさないようにも思えますが、

大きな結果をもたらすためには、

このように小さくても何か

変化しはじめる必要があるのだと思います。

20歳

はじめはもどかしい気持ちで

「たったそれだけ?」「どのように機能するの?」

などと考えていたのですが、

次第にリラックスしはじめ、そして最後には、

この作業が人にどのような影響を与えるのかを 理解しようとしていました。

41歳

私たちは人から与えられること、

人に要求することばかり

気にかけていることに気づかされました。

必要としている人のために心をひらいて 愛情や幸せを与え、

友情の手を差し伸べていくべきだと思いました。

30歳

それぞれがこの新しい人生のかたちを、

自身の家庭内や地域に 植えつけていくことは可能で、

それがブラジルで継続していけば すばらしいことだと思います。

53歳

TURNとは何?

25歳

ドキュメント内 2016_turn_turn-in-brazil (ページ 61-72)

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