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精度良く LOC を導出する上での問題点

第 2 章 問題点の分析

2.3.4 精度良く LOC を導出する上での問題点

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図2-13 FPからLOCへの変換 Figure 2-13 Conversion from FP to LOC.

そこで,図2-13に示すように,基本設計(外部設計:External design)で計測されたFP を利用し,詳細設計(内部設計:Internal design)を参考に補足を加え(Reference to design

documents),LOCが算出出来れば良い.

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しかし,前述したようにLOCはプロジェクトの後半で必ず利用される指標である.プ ロジェクトの初期段階ではFPによる規模計測を行うが,ソースコードを管理対象とする 工程からは,現物から直接計測可能なLOCがマネジメント上優れていると考え,FPから LOCへの変換精度向上に取り組んだ.

2.4 本研究で解決すべき課題

この章では,1.2で述べた本論文の3つの主題である(1)マルチアーキテクチャに対 応出来るアプリケーション構造の提案,(2)モデルベース開発と反復型開発を実現する開 発ツールの実現,(3)モデルベース開発がもたらすソフトウェア見積の精度向上の3つの テーマについて,それぞれに対応する形で現状の問題点を分析した.以降の章でこれらの 問題解決に取組むための本研究が取組む課題を明確にする.

2.1では,現在開発されているエンタプライズシステムが,マルチアーキテクチャで構 成されていることをデータで示した.特に大規模エンタプライズシステムの開発に利用さ れるツールを提案するには,マルチアーキテクチャへの対応が必須である.

そこで第3章ではマルチアーキテクチャへの対応として,長期利用されるエンタプライ ズシステムの特徴を考慮し,フィールドで多く採用される処理形態,システムアーキテク チャ,プログラミング言語の組合せで示す8つの基本的なシステム構成を定義する.これ ら8つのシステム構成への対応可能な開発ツールがマルチアーキテクチャへの実現である.

次に多くの技術者が理解しやすいP層,F層,D層と命名した単純な3層のソフトウェ ア構造を提案し,この3層に分けたソフトウェア構造で8つのシステム構成を実現する方 法を述べる.

2.2では,生産性に最も寄与する施策が再利用であることから,再利用を促進するモデ ルベース開発と,再利用資産を継続的に成長させる反復型開発の組合せが有効であると主 張した.

そこで第4章で多くの技術者が習得しやすく対峙するユーザにも理解しやすい仕様記述 のレベルと,目的とするソフトウェア構造を自動生成することが可能な仕様記述のレベル を調整して仕様を記述するモデルを選定し,次にモデルベース開発と反復型開発が共存で

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きる開発プロセスとツールの関係を明確にして体系化し,さらにツールが生成すべきソフ トウェア機能について明らかにする.

2.3では,特に大規模なエンタプライズシステム開発の大きな課題として,ソフトウェ ア規模の見積問題があり,それぞれ特長と適用上の課題があるFPとLOCを組合せて利 用することがソフトウェア開発プロジェクトのマネジメントに寄与することを述べた.

そこで第5章では,私の提案するモデルベース開発ツールが,ソフトウェア規模の見積 精度向上に寄与するとの仮説を掲げ,実際に変換精度の向上に取組んだ結果について報告 する.

第6章では,これまで述べた(1)から(3)までの研究成果を実現したツールの具体的操作を 示し,第 7 章では,これまで適用してきたシステム開発におけるツールの実績と成果を,

さまざまなシステム構成に対する適応性,長期に渡る反復型開発の実践,生産性,品質の 観点から述べる.

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第 3 章 マルチアーキテクチャへ対応可能なソフトウェア構造の