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中国バングラマレーシアインド台湾その他 デッシュ
さらに,指導学生の身分は,図11.3に示されるように,「大学院生」が41名と最も多く,続い
て「研究生」の23名となっており,この2項目で全体の83%に達する。-139-
図Ⅲ1.3現在の指導学生の身分
回答者数(名)
505050505044332211
学部生大学院生研究生教養部生その他
2指導形態・場面・接する時間
大学における曰本語教育を効果的に行うためには,外国人留学生が専門の学習・研究活動で,ど ういう指導を受けているのか,つまり,どういう日本語能力を必要としているのかを知ることが不 可欠である。したがって,指導教官が担当留学生に,どのような指導形態で,どの程度接している かを知ることは,大きな意味がある。
まず,指導形態の状況は,図Ⅲ、2.1に示した通りである。このデータによると,全体的には
「論文指導」が最も多く54名,次に「演習(ゼミ)」50名,そして「講義」42名となっている。(複 数回答あり)さらに,文系・理系別に見ると,文系では「講義」・「演習」・「論文指導」の3項 目に関して,それぞれほとんど全員の回答者が行っていると答えている。理系では,回答者45名の うち,「論文指導」34名,「演習」31名の次に「実験」29名があげられており,「講義」24名より回答 数が多くなっている。
図Ⅲ2.1留学生に対する指導形態
回答者数(名)鰯文系□理系Zその他
50505050332211
論文指導実験その他
講義 演習
(ゼミ)
どこで留学生と接しているかは,図Ⅲ2.2に示した通りである。この結果によると,文系・理 系にかかわらず,「研究室で」接する教官がもっとも多いということがわかる。また,指導形態の結
-140-
果からも予想されるように,理系では「実験室」と答えた教官が17名いる。
図Ⅲ2.2指導留学生と接する場所
回答者数(名)鰯文系□理系四その他
505050505044332211
42
鈴 ,鮴
研究室実験室食堂自宅その他
授業以外で指導留学生と何時間接しているかでば,文系と理系の違いがかなり明らかに示されて いる。図Ⅲ2.3を参照すると,文系学部ではすべての回答者が週7時間未満と答えていることが
わかる。それに対し,理系学部では2時間未満と答えている教官が13名いるが,週10時間以上と答 えている教官も10名おり,学部・教官によって多様であることがわかる。さらに,この「10時間以
上」という回答例をゑると,「週60時間」あるいは「毎日,一日中」という極端に多いものがいくつか見られる。
図Ⅲ2.3指導留学生と接する時間(週あたり時間数)
回答者数(名)鰯文系□理系Zその他
42086420111
13
11.
末満2時間
鑪鵬:鱗iili臘鵬ill時更無回答
3使用言語
[授業における話し言葉]に関しては,図Ⅲ3.1に示されているように,文系・理系とも「日 本語」の承を使っている教官が過半数を占めている。しかしながら,理系学部では,「英語」の承を 使用しているのが4名,「英語と日本語」を使用しているのが14名で,併せて18名となっており,高
度な日本語聴解能力を必要としない場合も多いことが推測される。-141-
図Ⅲ3.1授業における話し言葉
回答者数(名)鰯文系□理系四その他 30
25 20
505011