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算定方法

ドキュメント内 3 (ページ 50-53)

第2部 算定方法の解説

1.2 エネルギー起源の間接排出(Scope2)

2.7.2 算定方法

(1) 算定方法

各交通機関(旅客航空機、旅客鉄道、旅客船舶、自動車)による移動距離、又は、移動のため に消費された燃料使用量が把握できる場合には、下記の方法で算定します。

<旅客航空機、旅客鉄道、旅客船舶、自動車>

CO2排出量 = (輸送モード別)Σ(旅客人キロ ×排出原単位) ・・・(7-1) ここで、旅客人キロ=(経路別)∑(旅客数×旅客移動距離)

<自動車>

【燃料法】

CO2 排出量 =Σ{燃料使用量×排出原単位(=単位発熱量×排出係数×44/12)}

・・・(7-2)

【燃費法】

CO2排出量 =Σ{移動距離/燃費×排出原単位(=単位発熱量×排出係数×44/12)}

・・・(7-3)

ここで、燃料、電気及び輸送モード別の排出原単位は、燃料の燃焼時の排出に基づく原単位で もライフサイクルでの排出に基づく原単位でも構いませんが、本カテゴリを通じて可能な限り一 貫して適用し、適用した排出原単位の考え方を明示してください。

第2部 算定方法の解説

CO2排出量 =(エネルギー種類別)Σ(燃料使用量×排出原単位)

+電気使用量×排出原単位 ・・・(7-5)

(7-1)から(7-5)の方法による把握、算定が難しい時は、常時使用される従業員数・年間の 営業日数に基づき算定します。

CO2排出量 =(勤務形態・都市階級別)Σ(従業員数×営業日数×排出原単位)

・・・(7-6)

なお、排出原単位については、「排出原単位について」を参照ください。

(2) 活動量

従業員の通勤に伴う排出量の算定では、各交通機関(旅客航空機、旅客鉄道、旅客船舶、自動 車)による移動距離、又は、移動のために消費された燃料使用量、もしくは、その交通費支給額 が活動量となります。テレワークに伴う排出量を算定する場合には、エネルギー使用量が活動量 となります。

なお、上記の活動量の把握が難しい場合は、常時使用される従業員数・年間の営業日数が活動 量となります。

Ⅱ-27

2.8 【カテゴリ8】リース資産(上流)

2.8.1

算定対象範囲

自社が賃借しているリース資産の操業に伴う排出を算定対象とします。ただし、算定・報告・

公表制度では、自社が利用するリース資産の操業に伴う排出は全て算定対象としているため、既 に算定・報告・公表制度で算定対象としているリース資産についてはScope1,2での算定対象とし てください。一方で、短期リースしている車両など算定・報告・公表制度で対象としていないリ ース資産については、以下の考え方に基づきScope1,2の排出とするかScope3の排出とするかを 判断してください。

リース資産の運用に伴う排出を算定する際には、賃貸事業者と賃借事業者における各Scope間 でダブルカウントが生じないようにすることが重要です。具体的には、表 2-5、表 2-6に基づい

てScope1,2,3のどこで算定対象とするかを判断してください。なお、リース資産を保有し、他者

に賃貸している場合については、カテゴリ13で算定します。

ここで、ファイナンス/資本リースおよびオペレーティングリースとは以下のように定義します。

なお、以下の考え方はCorporate Value Chain (Scope 3) Accounting and Reporting Standard

(Scope3排出量算定基準)に準拠しています。

ファイナンス/資本リース:賃借事業者は資産を運用することができ、資産の保有にかかわるす べてのリスクの責任や利益の権利を有します。資本リースまたはファイナンスリースに基づきリ ースされた資産は、財務会計上では賃借事業者が全面的に保有する資産とみなされ、貸借対照表 に記載されます。

オペレーティングリース:賃借事業者は資産(建物、車両など)を運用することができるが、

資産の保有によるリスクの責任と利益の権利を持ちません。ファイナンスリースまたは資本リー ス以外のリースは、オペレーティングリースに分類されます。

表 2-5 リース契約の種類と算定対象範囲の考え方(賃借事業者から見た場合)

選択した 組織境界基準

リース契約の種類

ファイナンス/資本リース オペレーティングリース 出資比率基準ま

たは財務支配力基

賃借事業者はリース資産に対して 所有権と財務支配力を有している。よ

賃借事業者はリース資産に対して 所有権または財務支配力を有してい

第2部 算定方法の解説

表 2-6 リース契約の種類と算定対象範囲の考え方(賃貸事業者から見た場合:カテゴリ13の対象)

選択した 組織境界基準

リース契約の種類

ファイナンス/資本リース オペレーティングリース 出資比率基準ま

たは財務支配力基 準

賃貸事業者はリース資産に対して 所有権または支配力を有していない。

よって、燃料の燃焼および購入した電 力の使用による排出量はScope3(リ ース資産(下流))である。

賃貸事業者はリース資産に対して 所有権と財務支配力を有している。よ って、燃料の燃焼にによる排出量は

Scope1、購入した電力の使用による

排出量はScope2である。

経営支配力基準 賃貸事業者はリース資産に対して 所有権または支配力を有していない。

よって、燃料の燃焼および購入した電 力の使用による排出量はScope3(リ ース資産(下流))である。

賃貸事業者はリース資産に対して 所有権または支配力を有していない。

よって、燃料の燃焼および購入した電 力の使用による排出量はScope3(リ ース資産(下流))である。

(出典)Corporate Value Chain (Scope 3) Accounting and Reporting Standard, WRI/WBCSD

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