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第38条:

ドキュメント内 税法I(第01回) (ページ 46-58)

取得費調整

取得費調整

イン側

アウト側

100

(収益)

2年目

248.69

(譲渡収入)

3年目 4年目 5年目

100

(収益)

1年目

316.99 248.69 379.08

時価に等しい額で 売却

全額取得費算入なら,

130.39

の譲渡損失が 発生

取得費を償却費合計 だけ減算し,二重計上

を防止

取得費調整(経済的減価償却)

収益 償却費 利益 取得費

(調整後) 資産価値

0

年目末 379.08

1

年目末 100.00 62.09 37.91 316.99 316.99

2

年目末 100.00 68.30 31.70 248.69 248.69

3

年目末 100.00 75.13 24.87 173.55 173.55

4

年目末 100.00 82.64 17.36 90.91 90.91

5

年目末 100.00 90.91 9.09 0.00 0.00

48

• 償却費の計上が実際の減価と一致する場合には,調整後の取得費は 当該減価償却資産の時価と一致

どの時点で売却しても,利益も損失も出ない

• 逆に言えば,償却費の計上が実際の減価と乖離する限り,そのズレは 譲渡利益又は譲渡損失として計上される

(注)小数点第

2

位で四捨五入

2014年度(香川大学)

取得費調整(減価償却(定額法))

収益 償却費 利益 経済的利益 取得費

(調整後) 資産価値

0

年目末 379.08

1

年目末 100.00 75.82 24.18 37.91 303.26 316.99

2

年目末 100.00 75.82 24.18 31.70 227.45 248.69

3

年目末 100.00 75.82 24.18 24.87 151.63 173.55

4

年目末 100.00 75.82 24.18 17.36 75.82 90.91

5

年目末 100.00 75.82 24.18 9.09 0.00 0.00

• 償却費の計上が加速的な場合,譲渡利益が計上される(譲渡所得発生)

事業などの利益(事業所得に分類)として発生したはずのもの

– 1

年目末:経済的利益と利益との差額=資産価値と調整後取得費との差額

• 所得税法は譲渡所得としての扱いを容認

法令上の償却方法(定額法など)を加速償却と見ていないことの帰結?

(注)小数点第

2

位で四捨五入

支出があった年に全額 費用化を認める

(最も極端な加速)

加速償却の意味

収入側

費用側

50

収益(400)

0

年目

1

年目

工場機械 購入(100)

工場機械 収益獲得への貢献は

専ら翌年

2014年度(香川大学)

加速償却の意味

収益 費用 利益 税

0

年目末 0 0 0

1

年目末 400 100 300 120

合計 400 100 300 120

• 費用収益対応の有無は,合計額に差異をもたらさない

どの年に利益を計上するか(利益の計上を繰り延べるか否か)の問題

• この投資に係る所得税額も(適用税率が同じ場合には)変わらない

しかし,利回りに着目すると

? 費用収益対応あり

収益 費用 利益 税

0

年目末 100 (100) (40)

1

年目末 400 0 400 160

合計 400 100 300 120

費用収益対応なし(即時償却)

(適用税率40パーセント)

加速償却の意味

収益 費用 利益 税 キャッシュ・フロー

(税引後)

0

年目末 100 (100) (40) (60)

1

年目末 400 0 400 160 240

合計 400 100 300 120 180

52

• 即時償却の利回りは,非課税の場合の利回りと同一!

費用収益対応なし(即時償却)

収益 費用 利益 税 キャッシュ・フロー

(税引後)

0

年目末 100 (100) (100)

1

年目末 400 0 400 400

合計 400 100 300 300

所得税なし(非課税)

300

パーセント の利回り

300

パーセント の利回り

2014年度(香川大学)

加速償却の意味

収益 費用 利益 税 キャッシュ・フロー

(税引後)

0

年目末 0 0 0 (100)

1

年目末 400 100 300 120 280

合計 400 100 300 120 180

• 費用収益対応ありの場合の利回りは,適用税率だけ減少

費用収益対応あり

収益 費用 利益 税 キャッシュ・フロー

(税引後)

0

年目末 100 (100) (100)

1

年目末 400 0 400 400

合計 400 100 300 300

所得税なし(非課税)

180

パーセント の利回り

300

パーセント の利回り

ちょっとまとめ

• ある期間の収入に対応した費用(期間対応)

– 店舗の賃料,電気代,償却費など

– 理論上は個別収入と対応するが,把握が困難な ため,一定の見積もりに基づき機械的に処理

• 費用収益対応の意味

– 各期の利益を適正に計算するためのもの – 所得税の負担を実際に課すためにも必要

• 早すぎる費用化は,非課税と同等の効果が生じる

2014年度(香川大学) 54

繰延資産

第2条1項第 20 号:

繰延資産 不動産所得,事業所得,山林所得又は雑所得を生ずべき業務に関し 個人が支出する費用のうち支出の効果がその支出の日以後一年以上に及ぶもので 政令で定めるものをいう。

令第7条1項:

法第二条第一項第二十号

に規定する政令で定める費用は,個人が支出する費用

(資産の取得に要した金額とされるべき費用及び前払費用を除く。)のうち次に掲げ るものとする。

一 開業費(不動産所得,事業所得又は山林所得を生ずべき事業を開始するまで の間に開業準備のために特別に支出する費用をいう。)

二 開発費(新たな技術若しくは新たな経営組織の採用,資源の開発又は市場の開 拓のために特別に支出する費用をいう。)

三 前二号に掲げるもののほか,次に掲げる費用で支出の効果がその支出の日以 後一年以上に及ぶもの

• 処分価値を欠く(ことが多い)もので,資産の本質が最も現れている

引当金

イン側

アウト側

56

収益 2年目

収益 3年目

収益 4年目

収益 5年目 収益

1年目

将来ほぼ確実に発生 また,過去の収益にも

一定程度対応

給与 給与 給与 給与 給与

退職

退職金

各年収益に対応する 支出。債務も確定

2014年度(香川大学)

引当金

イン側

アウト側

収益 2年目

収益 3年目

収益 4年目

収益 5年目 収益

1年目

将来ほぼ確実に発生 また,過去の収益にも

給与 給与 給与 給与 給与

退職

退職金

将来の支出に備えて,

一定額を費用として

引当金

ドキュメント内 税法I(第01回) (ページ 46-58)

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