(1) 旧第8通学区(第3通学区)
○ 箕輪工業高校に上伊那農業高校定時制を統合し、多部制・単位制に転換した。転換に伴い、
箕輪進修高校に校名変更した。[平成 20 年度]
【実施した計画】
1 対象校 箕輪工業高校、上伊那農業高校(定時制) 2 募集開始年度 平成 20 年度
3 活用する校地校舎 箕輪工業高校
4 設置課程・学科 定時制 Ⅰ部 普通科1学級、工業科1学級(クリエイト工学)
及び募集学級数 Ⅱ部 普通科1学級
Ⅲ部 普通科 1 学級
【現在の状況】
1 志願倍率の変化
時期 年度 学校 学科
志願倍率
募集定員
入学者 合計 前期選抜 後期選抜
統 合 ・ 転 換 前
H18
箕 輪 工 業
普 通 1.33 1.20 80 81 総 合 工 学 1.60 1.10 40 40 機 械 ( 定 時 ) - 0.13 40 6 上 伊 那 農 業 普 通 ( 定 時 ) - 0.60 40 23
現 在 H24 箕 輪 進 修
普 通 Ⅰ 部 2.15
1.23 80
46
普 通 Ⅱ 部 2.00 34
普 通 Ⅲ 部 0.70 0.25 40 18 工 業 Ⅰ 部 1.45 0.95 40 39
2 学校の状況
入学の状況
・多部制・単位制への転換にともない、個々のライフスタイルや学習ペース に合わせて授業を選択できることから、中学校で不登校を経験した者が入 学してくる割合が増加した。Ⅰ部については、転換前後で大きな変化はな いが、Ⅱ部・Ⅲ部はその割合が高い。また、Ⅲ部は工業科から普通科に変 わったため、女子の割合が増加した。
学習の状況
・多部制・単位制への転換により、意欲が上がり、勉強時間も増えた。箕輪 進修高校への入学目的で、「ゆっくりと」「分かりやすく」「学び直す」
という観点から、「勉強の進め方が合う」と答える生徒が増えた。
・多部制・単位制により、少人数学級と少人数授業が可能になり、学力差の ある生徒にきめ細かに対応できるようになった。
・職員研修に力を入れ、ユニバーサルデザイン化した授業を行うなどの工夫 を行っている。
・単位制であるため、学校外の学修等による単位認定が有効に活用しやすい という利点があり、箕輪進修高校では、技能審査や就業体験等の単位認定 の制度を積極的に活用している。
・生徒の学習意欲が高まり、新たな取組として、夏期補習等も実施するよう になった。
・クリエイト工学科では、グループ別に課題研究に熱心に取り組んでいる。
更に、キャリーロボットコンテストやマイクロロボットコンテスト出場を 目指し活動している。
・日本語が不自由な外国籍の生徒に対して、生活支援相談員による取り出し 授業を実施している。
進路の状況
・多部制・単位制への転換にともない、学習に前向きに取り組もうとする生 徒も入学してきており、7年ぶりに国立大学へ2名の合格者が出た。
・障害のある生徒の就職については、障害者枠の雇用を利用して、就業体験 を繰り返すなど、生涯にわたる就労の継続を目指している。
生徒の概況
・中学校時代に不登校を経験した生徒の多くが、箕輪進修高校でのアットホ ームな雰囲気の中、不登校を克服している。
課外活動
・運動系クラブでは、バドミントン部、水泳部、平成22年から復活したフェ ンシング部等の活躍が見られる。
・多部制・単位制への転換にともない、おとなしい生徒が増え、比較的活動 が容易な文化系クラブへの加入が増えている。特にⅡ部の生徒にこの傾向 が強い。
・生徒会が中心となったペンキ塗りやワックスがけ等の学校環境整備活動を 実践している。
時期 年度 学校 運動系 文化系
統 合 ・ 転 換 前
H17 箕 輪 工 業 ( 全 日 ) 33.1% 5.5%
現 在 H24
箕 輪 進 修 ( Ⅰ ・ Ⅱ 部 )
31.6% 26.6%
学校運営
・職員は、特別支援、発達障害についての研修を積み重ね、授業の工夫・改 善、生徒への対応を丁寧に行っている。その結果、地域では、大変面倒見 のよい学校であるという評判が定着している。
・多部制・単位制への転換にともない、スクールカウンセラー、生活支援相 談員、発達障害支援専門員、就職活動支援専門員等を配置し、特別支援教 育コーディネーターを中心とする生徒の相談体制の充実を図った。また、
そのことが、かつて不登校を経験した生徒が多い箕輪進修高校の教育活動 によい影響を与えている。
地域との連携
・日本工業大学と連携し、生徒が大学で講義を受けたり、また、大学教員が 高校で出張講義を実施したり、地域の人々を対象とした公開講座を開催し ている。
・箕輪進修高校の職員が、地元の団体と共同で、地域の人々を対象にCAD に関する講座を毎年数回開催している。
・生徒会執行部が中心となり、地元の祭りに参加したり清掃等の奉仕活動を 行っている。