• 検索結果がありません。

第3章 人権同和教育・啓発の推進

3 社会における人権同和教育

【現状と課題】

佐久市では、人権尊重社会を目指し、部落差別をはじめあらゆる差別に対 して、市民の正しい理解と認識を培うためにあらゆる機会を捉えて、人権尊 重についての教育・啓発に努めてきました。

市が行った市民意識調査の「人権に関することばのうち、あなたが見聞き したことがあるものはどれですか」(Ⅲ図1)という質問に対し、前回調査 に比べ、すべての項目において認知度が低くなっています。

また、「人権同和問題を解決するために必要と思われることは何ですか」

(Ⅲ図2)という質問に対し、「そっとしておけば差別は自然になくなる」

という回答が上位を占めました。

このように、未だ「同和問題を口に出さず、そっとしておけば差別はなく なる」という“寝た子を起こすな”という考え方

が根強く残っています。

差別は日本の社会の慣行の中や、身近にも、現実にさまざまな形で存在し ており、この考え方では、差別の解消につながらないばかりか、人権意識を 自覚することもなく、かえって差別を招くことにもなります。

この社会に未だ根深く残されている不合理や偏見を取り除くことを、自ら の課題として捉え直し、市民一人ひとりが何をすべきかを考え、行動に移し ていくことが大切です。

さらに「どのようにしても人権侵害はなくならない」という回答が、前回 調査より上回り、「わからない」という回答が増加するなど、人権同和問題 に対する意識が後退しています。

近年における差別事象は、旧来からの偏見と無理解が大きな要因としてあ げられます。この問題の早急な解決は市民共通の課題であり、その解決の根 底をなすものは教育です。

Ⅲ図1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について

「人権に関することばのうち、あなたが見聞きしたことがあるものは どれですか」(複数回答可)

人権週間

憲法週間

人権擁護委員の日 法の日週間 世界人権宣言 国際人権規約

人権教育・啓発に関する基本計画 人権教育のための国連 10 年行動計

佐久市部落差別撤廃と人権擁護に 関する条例

見聞きしたものはない 無回答

74.2 17.2

15.4 9.6

72.8 47.7

40.7 28.1

50.4 18.6

4.9

64.1 13.6

9.4 4.8

47.1 12.8

15.3 5.1

27.6 11.9

4.4

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

平成 17 年度調査 平成 22 年度調査

【今後の施策】

1 市民一人ひとりが人権同和問題を正しく理解するため、家庭・地域・

学校・企業・職場が一体となった研修の機会と充実を図ります。

2 人権週間の取組をはじめ、さまざまな人権に関わる知識や情報を、周 知します。

3 人権侵害は正しい学習と理解により、なくすことができることを自覚 し、人権侵害をなくしていくための学習機会を提供します。

Ⅲ図2 人権同和問題に関する市民意識調査:人権同和問題への関わりにつ いて

「人権同和問題を解決するために必要と思われることは何ですか」

(複数回答可)

人権同和問題に関する啓発・広報

活動を推進する

人権同和問題に関する相談のため の機関・施設を充実する

人権が侵害された被害 者の救済を 充実する

人権同和問題に関する情報の収集 及び提供を充実する

そっとしておけば差別は自然に なく なる

どのようにしても人権侵害はなくな らない

その他 わからない 無回答

28.0 27.4

28.9 19.7

29.8 15.4

9.6 10.9 5.8

25.7 24.7 24.7 16.9

28.5 17.8

7.7 12.4 4.5

0 10 20 30 40 50 60

平成 17 年度調査 平成 22 年度調査

関連したドキュメント