式の結果が
“
偽”
の時条件判定によって2方向(真or偽)に分岐され、それぞれ別の処理を実行する際には、
次のように記述します。
if文(2)
制御文
switchの後の( )の中に記述される1つの式によって多方向分岐を行う制御文です。
式に対応するcaseが実行されます。
switch文を記述するときには以下のいくつかの点について注意が必要です。
① case( )のあとにはコロンをつけます。
② default文はどのcase文にも該当しない場合に実行するブロックです。
③ case文のあとには複数の文を記述できます。
④ break文を記述しない場合、実行している処理より以下にかかれている プログラムを実行します。
switch文(1)
制御文
式の値による判定
実行文A 実行文B 実行文C
式の結果が 定数式Aの時
式の結果が 定数式Bの時
式の結果が その他の時 switch(式)
break;によりそれぞれの 処理が終了するとswitch case(定数式A)
実行文A;
break;
switch(式){
case(定数式A):
処理A;
break;
case(定数式B):
処理B;
break;
default:
処理C;
}
switch文(2)
条件判定によって3方向(定数式A,定数式B,それ以外)に分岐され、それぞれ別の処理 を実行する際には、次のように記述します。
制御文
繰り返す回数が決まっている場合にfor文を使用します。for文ではカウンタ変数を 使用し、繰り返し回数の制御を行います。
代入式:カウンタ変数の初期値を設定 条件式:カウンタ変数の終了条件を設定 増減式:カウンタ変数の増減値を設定
代入式:カウンタ変数の初期値を設定 条件式:カウンタ変数の終了条件を設定 増減式:カウンタ変数の増減値を設定for( 代入式 ; 条件式 ; 増減式 ) { 処理
・ }
for( ; ; ) { 処理
・ }
初期値、条件式、増減式を省略した場合、無限ループが生成されます。
for文(1)
制御文
条件判定 i < 4 ? 繰り返し処理の
初期値入力 i = 0
実行文A
i = i + 1
“
真”
の時“
偽”
の時for ( i = 0 ; i < 4 ; i++ ) { data = data+3 ; data2 = data ; }
for文(2)
4回実行文Aの内容を実行し、5回 目には実行文Aを実行せず次の処 理に移動する例を以下に示す。
制御文
実行文
条件判定
式の結果が
“真”の時
式の結果が
“偽”の時
繰り返す回数が不定である場合に使用します。
処理を行う前に条件判定を行います。
条件式に1を記述した場合、無限ループになります。
while(条件式) { 処理
・ }
while文
制御文
条件判定 実行文A
式の結果が
“真”の時
式の結果が
“偽”の時
繰り返す回数が不定である場合に使用します。
do {
処理
・ } while(条件式) ;
処理を行ってから条件判定を行います。
つまり、条件の真/偽に関わらず、
最低一度は処理を実行したい場合に用います。
do-while文
制御文
繰り返し文には、for, while, do-whileの3種類があり、いずれの方法でも記述できる場 合がありますが、その使い分けにプログラムで一環としたルールを設けると、読みや すくなります。
たとえば、以下のようなルールがあげられます。
ループ回数をカウンタの変数で表現できる → for文 ループ回数をカウンタの変数で表現できない、または複雑 → while文
繰り返し文のポイント
C 言語入門のまとめ
各項目のポイント