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第1条(この特約の付帯条件)

この特約は、この保険契約に普通保険約款対物賠償責任条項の適用がある場合で、保 険証券にこの特約が記載されているときに付帯されます。

第2条(保険金を支払う場合)

当社は、普通保険約款対物賠償責任条項および基本条項(これらの条項について適用 される他の特約を含みます。)の規定により対物賠償保険金が支払われる場合であって、

対物事故(注)によって滅失、破損または汚損した他人の財物が自動車であり、かつ、当社 が相手自動車の損害の調査を行った結果、相手自動車の修理費が相手自動車の価額を上 回ると認められるときは、普通保険約款対物賠償責任条項第5条(費用)の費用のほか、

被保険者が負担する対物超過修理費用は、これを損害の一部とみなし、この特約に従い、

対物超過修理費用保険金を支払います。

(注)対物事故

普通保険約款対物賠償責任条項第1条(保険金を支払う場合)に定める対物事故をいいます。

第3条(被保険者の範囲)

この特約における被保険者は、普通保険約款対物賠償責任条項第2条(被保険者の範 囲)に規定する被保険者とします。

第4条(支払保険金)

当社は、普通保険約款対物賠償責任条項第4条(支払保険金)(1)に定める対物賠償保 険金に加えて、対物超過修理費用を対物超過修理費用保険金として支払います。ただし、

1回の対物事故(注)により対物超過修理費用が生じた相手自動車1台につき、次のいずれ か低い額を限度とします。

① 次の算式により算出される額

対物超過修理費用×

② 50万円

(注)対物事故

普通保険約款対物賠償責任条項第1条(保険金を支払う場合)に定める対物事故をいいます。

第5条(相手自動車の車両保険等がある場合の取扱い)

相手自動車に生じた損害に対して相手自動車の車両保険等によって保険金または共済 金が支払われる場合であって、次の①の額が②の額を超えるときは、当社は、対物超過

相手自動車の価額について被保険者が 負担する法律上の損害賠償責任の額

相手自動車の価額

険金)の規定を適用します。この場合において、既に次の①の額が②の額を超える額に 対して対物超過修理費用保険金を支払っていたときは、その返還を請求することができ ます。

① 相手自動車の車両保険等によって支払われる保険金または共済金の額(注)。ただし、

相手自動車の修理費のうち、相手自動車の所有者以外の者が負担すべき金額で相手自 動車の所有者のために既に回収されたものがある場合において、それにより保険金ま たは共済金の額が差し引かれるときは、その額を差し引かないものとして算出された 保険金の額とします。

② 相手自動車の価額

(注)相手自動車の車両保険等によって支払われる保険金または共済金の額

相手自動車の修理費以外の諸費用等に対して支払われる額がある場合は、その額を除いた額とします。

第6条(他の保険契約等がある場合の支払保険金)

他の保険契約等がある場合は、当社は次に定める額を対物超過修理費用保険金の額と します。

区分 支払保険金の額

① 他の保険契約等から保険金また

は共済金が支払われていない場合 この保険契約の支払責任額(注)

② 他の保険契約等から保険金また は共済金が支払われた場合

支払責任額(注)のうち最も高い額から、他の保 険契約等から支払われた保険金または共済金の 合計額を差し引いた残額。ただし、この保険契 約の支払責任額(注)を限度とします。

(注)支払責任額

それぞれの保険契約または共済契約について、他の保険契約または共済契約がないものとして算出し た支払うべき保険金または共済金の額をいいます。

第7条(保険金の請求)

(1)対物超過修理費用保険金の請求権は、普通保険約款対物賠償責任条項第10条(先取特 権)(1)および(3)の保険金請求権には含めません。

(2)当社に対する対物超過修理費用保険金の請求権は、普通保険約款基本条項第16条(保 険金の請求)(2)②に規定する判決が確定した時、または裁判上の和解、調停もしくは書 面による合意が成立した時から発生し、これを行使することができるものとします。

第8条(普通保険約款との関係)

この特約については、普通保険約款基本条項第11条(重大事由がある場合の当社に よる保険契約の解除)の規定を次のとおり読み替えます。

① (4)の規定中「対人賠償責任条項または対物賠償責任条項」とあるのは「対人賠償責 任条項もしくは対物賠償責任条項または対物超過修理費用特約」

② (注4)の規定中「対人賠償責任条項または対物賠償責任条項」とあるのは「対人 賠償責任条項もしくは対物賠償責任条項または対物超過修理費用特約」、「対人賠償責 任条項第5条(費用)または対物賠償責任条項第5条(費用)に規定する費用」とあ るのは「対人賠償責任条項第5条(費用)もしくは対物賠償責任条項第5条(費用)

に規定する費用または対物超過修理費用特約「用語の説明」に規定する対物超過修理 費用」

第9条(準用規定)

この特約に規定しない事項については、この特約の趣旨に反しない限り、この保険契 約の普通保険約款およびこれに付帯される他の特約の規定を準用します。

(2)危険物積載「対物賠償」限度額(10億円)特約

「用語の説明」

この特約において使用される用語の説明は、普通保険約款「用語の説明」による場合 のほか、次のとおりとします。

用語 説明

危険物

道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)第1条(用 語の定義)に定める高圧ガス、火薬類もしくは危険物、道路運送車 両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第6 19号)第2条(定義)に定める可燃物、または毒物及び劇物取締 法(昭和25年法律第303号)第2条(定義)に定める毒物もし くは劇物をいいます。

第1条(この特約の付帯条件)

この特約は、次に定める条件をすべて満たしている場合に付帯されます。

① この保険契約に普通保険約款対物賠償責任条項の適用があること。

② この保険契約の対物保険金額が10億円を超えていること。

第2条(危険物積載事故の限度額)

(1)当社は、この特約により、普通保険約款対物賠償責任条項第4条(支払保険金)(1)た だし書の規定にかかわらず、借用自動車に危険物を業務(注1)として積載すること、また は借用自動車が、危険物を業務(注1)として積載した被けん引自動車をけん引することに 起因する対物事故(注2)により、被保険者(注3)が法律上の損害賠償責任を負担することに よって被る損害に対しては、1回の対物事故(注2)につき当社の支払う対物賠償保険金の 限度額を10億円とします。

(2)当社は、(1)の規定を適用する対物事故(注2)に対しては、10億円を対物保険金額とみ なして、普通保険約款対物賠償責任条項第7条(当社による解決)(3)①、第8条(損害 賠償請求権者の直接請求権)(6)、第9条(仮払金および供託金の貸付け等)(1)および 第11条(損害賠償請求権者の権利と被保険者の権利の調整)の規定を適用します。

(注1)業務

家事を除きます。

(注2)対物事故

普通保険約款対物賠償責任条項第1条(保険金を支払う場合)に定める対物事故をいいます。

(注3)被保険者

普通保険約款対物賠償責任条項第2条(被保険者の範囲)に定める被保険者をいいます。

(3)対航空機「対物賠償」限度額(10億円)特約

第1条(この特約の付帯条件)

この特約は、次に定める条件をすべて満たしている場合に付帯されます。

① この保険契約に普通保険約款対物賠償責任条項の適用があること。

② この保険契約の対物保険金額が10億円を超えていること。

第2条(対航空機事故の限度額)

(1)当社は、この特約により、普通保険約款対物賠償責任条項第4条(支払保険金)(1)た だし書の規定にかかわらず、借用自動車の運転に起因して他人の航空機を滅失、破損ま たは汚損することにより、被保険者(注1)が法律上の損害賠償責任を負担することによっ て被る損害に対しては、1回の対物事故(注2)につき当社の支払う対物賠償保険金の限度 額を10億円とします。

(2)当社は、(1)の規定を適用する対物事故(注2)に対しては、10億円を対物保険金額とみ なして、普通保険約款対物賠償責任条項第7条(当社による解決)(3)①、第8条(損害 賠償請求権者の直接請求権)(6)、第9条(仮払金および供託金の貸付け等)(1)および 第11条(損害賠償請求権者の権利と被保険者の権利の調整)の規定を適用します。

(注1)被保険者

普通保険約款対物賠償責任条項第2条(被保険者の範囲)に定める被保険者をいいます。

(注2)対物事故

普通保険約款対物賠償責任条項第1条(保険金を支払う場合)に定める対物事故をいいます。

(4)搭乗者傷害(入通院/2区分)特約

第1条(この特約の付帯条件)

この特約は、保険証券にこの特約が記載されている場合に付帯されます。

第2条(保険金を支払う場合)

当社は、次のいずれかに該当する急激かつ偶然な外来の事故により被保険者が身体に 傷害を被り、その直接の結果として、治療を要し、かつ、入院または通院した場合は、

この特約に従い、被保険者に医療保険金を支払います。

① 借用自動車の運行に起因する事故

② 借用自動車の運行中の、飛来中もしくは落下中の他物との衝突、火災、爆発または 借用自動車の落下

第3条(被保険者の範囲)

(1)この特約における被保険者は、記名被保険者または指定被保険者が借用自動車を運転し ている間において、借用自動車の正規の乗車装置(注1)またはその装置のある室内(注2)

に搭乗中の者とします。ただし、極めて異常かつ危険な方法で借用自動車に搭乗中の者 は含みません。

(2)この特約の規定は、それぞれの被保険者ごとに個別に適用します。

(注1)正規の乗車装置

乗車人員が動揺、衝撃等により転落または転倒することなく安全な乗車を確保できる構造を備えた道 路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)に定める乗車装置をいいます。

(注2)その装置のある室内

隔壁等により通行できないように仕切られている場所を除きます。

第4条(保険金を支払わない場合)

(1)当社は、次のいずれかに該当する事由によって生じた傷害に対しては、医療保険金を支 払いません。

① 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事 変または暴動(注1)

② 地震もしくは噴火またはこれらによる津波

③ 核燃料物質(注2)もしくは核燃料物質(注2)によって汚染された物(注3)の放射性、爆 発性その他有害な特性の作用またはこれらの特性に起因する事故

④ ③に規定した以外の放射線照射または放射能汚染

⑤ ①から④までの事由に随伴して生じた事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づい て生じた事故

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