4 .1 監視グループの解説
監視グループは、サーバーの監視を分類して管理する方法の1つです。
複数の監視グループを必要とする状況として考えられるのは、下記のようなケースです。
●監視項目を目的別に整理するために、監視グループをWindowsのフォルダーのように使用
1台のサーバー上で社内のさまざまな業務アプリケーションが稼働しており、アプリケーションによってシステム管理者が 異なるため、システム管理者ごとに監視グループを設定し、設定変更時などのメンテナンス性を高めたい
例:
経理システムのバージョンアップを行うため、一定期間イベントログや経理システムが出力するログファイルの監視を強化し、
大きなトラブルが起きなければ不要な監視項目の削除や監視設定を元に戻したいが、管轄外のアプリケーションの 監視項目を誤って削除・変更してしまうリスクは出来るだけ避けたい場合など
●監視グループの監視の有効/無効スケジュール機能を使用
毎週の定期メンテナンスの際には、リソース監視は必ず異常を検知してしまうため定期メンテナンスの決まった時間帯は監視を 止めたいが、リソース監視以外の監視は継続しておきたい
例:
毎週水曜日の22時から木曜日の5時までは定期メンテナンスを行っている関係上、CPU使用率やメモリ使用率などの リソース監視は必ず異常を検知するので監視を自動で止めておきたいが、イベントログ監視などのリソースに直接関係のない 監視項目は定期メンテナンスの作業ミスなどを検知できるため継続して行っておきたい場合など
●監視グループに属するすべての監視項目の監視間隔の設定機能を使用
月末に負荷が集中するサーバーがあり、月末の一定期間だけ不測の事態に備えるためにリソース監視の監視間隔は短くし、
リソース監視以外の監視は監視間隔を長くしておきたい
例:
毎月28日から翌月の初日までは月末締めの各種バッチ処理が日中でも稼働しているためCPU使用率やメモリ使用率などの リソース監視はすべて通常時よりも監視間隔を短くして不測の事態に備えたいが、各種バッチ処理の稼働中はサーバーの 負荷が著しく上昇するため、リソース監視以外の監視間隔は長くすることで、少しでもサーバー負荷を軽減したい場合など
4 .1 .1 監視グループの作成
1. 該当するインスタンスの下にある“監視”ノードをクリックして選択します。
2. “監視”ノードを右クリックし、コンテキストメニューの“新規作成”→“監視グループ”の順にクリックします。
3. “監視グループ”ノードが“監視”のツリー下に新たに作成されます。
新しい監視グループにフォーカスを当てるとBOMマネージャーのリザルトペインに“監視項目”と表示されます。
4. 監視グループの名前を変更するには、下記のどちらかの手段で“プロパティ”画面を表示させます。
●リザルトペインで“監視グループ”をダブルクリック
●スコープペインかリザルトペインのどちらかで“監視グループ”を右クリックし、コンテキストメニューの“プロパティ”をクリック
4 .1 .2 監視グループのコピー
監視グループをコピーすると、監視グループに含まれる全監視項目、アクション項目の設定値等、監視グループのすべての設定が コピーされますので、監視要件が同じか類似の複数のサーバーを監視する場合に、設定時間を節約することができます。
コピーした監視グループは同じ名前とプロパティ設定値を持っていますので、設定値を変更する場合は、該当監視グループの
“プロパティ”画面より行います。
1. 下記のどちらかの手段でコピーを行います。
●コピー元の監視グループを右クリックして、コンテキストメニューの“コピー”をクリック
●監視グループをクリックして選択してから、メニューバーに移動してメニューをクリックし、“操作”→“コピー”の順にクリック 2. コピーした監視グループを貼り付ける“監視”ノードを右クリックし、コンテキストメニューの“貼り付け”をクリックします。
●“監視”ノードを右クリックし、コンテキストメニューの“貼り付け”をクリックすると、グループIDは自動で未使用のIDが 割り振られます。
4 .1 .3 監視グループを有効にする
監視グループに属する監視項目全ての監視の有効/無効を制御することができます。
1. 下記のどちらかの手段で、監視グループの“プロパティ”画面を表示させます。
●リザルトペインで“監視グループ”をダブルクリック
●スコープペインかリザルトペインのどちらかで“監視グループ”を右クリックし、コンテキストメニューの“プロパティ”をクリック 2. 既定で“有効”になっていますので、監視グループを“無効”にしたい場合には、“有効”チェックボックスのチェックを外します。
●監視グループ単位での有効/無効制御のため、監視グループに所属する監視項目レベルで“無効”になっている監視項目の 監視を“有効”にすることはできません。
4 .1 .4 監視グループの ID の変更
監視項目、アクション項目、および通知項目のIDも同じ手順で、変更することができます。
●アクション項目のプロパティ画面で、アクション項目をID番号順に実行するか否か(アクションの逐次処理を行う)を 選択することにより、アクション項目をID番号順に実行させることができます。
詳細は‘7 .7 .3 アクション項目の概要’の項目の‘C.「実行条件」タブ’を参照ください。
1. 該当する監視グループを右クリックし、コンテキストメニューの“IDの変更...”をクリックすると“IDの変更”画面が表示されます。
2. 置き換える“新しいID”を、“1”~“99”の任意の整数の中より入力します。
●この番号は未使用のIDでなければなりません。
●既に使用されているIDを割り当てると“このIDはすでに別の項目で使用されています”というエラーが出力されます。
4 .1 .5 監視グループのスケジューリング
監視が正常に実行されるためには、下記の3カ所の設定ですべて監視が有効になっていることが条件です。
一つでも監視が無効になっていれば監視は実行されません。
●監視グループで設定したスケジュールの監視オン/オフのスケジュールが“ON”である
●各監視グループの有効/無効が“有効”である
●監視グループ下の監視項目の有効/無効が“有効”であり、かつ、開始時刻の設定が該当する時間である 1. 下記のどちらかの手段で、監視グループの“プロパティ”画面を表示させます。
●リザルトペインで“監視グループ”をダブルクリック
●スコープペインかリザルトペインのどちらかで“監視グループ”を右クリックし、コンテキストメニューの“プロパティ”をクリック 2. [設定..]ボタンをクリックし、“スケジュール”画面を表示させます。
既定値では監視グループは常に実行されるようにスケジュールされていますので、必要に応じてカーソルを ドラッグするだけで、監視実行の選択(監視“On”)/選択解除(監視“Off”)をすることができます。
●下記は、毎週水曜日の22時から翌日木曜日の6時まで定期メンテナンスなどで、該当する監視グループの監視を Off(無効)にした例です。
4 .1 .6 監視項目の作成
監視項目は必ず監視グループに所属している必要があるため、監視グループから監視項目の作成を行います。
スコープペインの“監視グループ”を右クリックし、コンテキストメニューの“新規作成”をクリックすると、監視項目を作成することが できます。監視項目の詳細は‘第5章監視項目’を参照ください。
4 .1 .7 監視項目リストのエクスポート
監視グループ内の情報は、タブ区切りのテキストファイルにエクスポートできます。
この情報は、BOMマネージャーのリザルトペインをテキストファイルにしたものです。
1. BOMマネージャーで監視項目リストをエクスポートしたい監視グループを右クリックします。
2. コンテキストメニューの“一覧のエクスポート”をクリックすると、“一覧のエクスポート”画面が表示されます。
3. ファイルを保存するフォルダーを選択して、ファイルに名前を付けます。
4. [保存]ボタンをクリックします。
監視項目リストのエクスポートでは、監視グループを選択した際のリザルトペインに表示されている下記項目が出力されます。
“項目名”、“各監視項目名”、“ID”、“有効/無効”、“監視間隔”、“注意”、“危険の条件”、“ステータス”、
“前回の値”、“前回実行時刻”