5.6 発言 発言の 発言 発言 の の数量的評価 の 数量的評価 数量的評価と 数量的評価 と と と考察 考察 考察 考察
5.6.3 発言回数 発言回数 発言回数 発言回数
発言回数とは、グループディスカッション時に誰が何回、発言をおこなったかを計 る指標である。システム使用時とシステム未使用時を比較することで、発言回数が多 いほどディスカッションが活発化したことが示唆できる。また、F 検定で分散の有意 差を調べることにより、一人が一方的にしゃべっていないか、発言の機会が均等化さ れたかどうかを調査することができる。
発言回数のカウント方法は前述の発言の書き起こし方法(5.6.1 節を参照)に挙げた が、発言1回を一行としており、行数をカウントすることにより、発言回数を調べる。
たとえば、書き起こしの一部(図 27)を例にすると、日本人 B は 5 回、留学生 C は 4 回となる。
以下、受講者 8 人の発言回数(表 10,図 28)、日本人学生 4 人の発言回数(表 11,図 29)、留学生 4人の発言回数(表 12,図30)、教員の発言回数(表13,図 31)に別けて結 果を載せる。全発言回数のデータは付録3-2から抜粋を行い、講義の回によってディ スカッションタイムが違うため、全てのデータに回数/ディスカッション(分)で補正 を行う。なお、背景に色が付いている箇所は発表当番学生であり、空白は欠席である。
受講者8人の発言回数(表10,図28)の結果
受講者8人の全体の平均値を見ると、システム使用時が0.482/分回であり、システ ム未使用時は0.252/分回であり差はシステム使用時の方が0.230/分回増となった。
T検定の両側検定においても有意水準5%で平均値に有意差がある。
表10:受講者8人の発言回数(1分間あたり)
背景色:黄色は第一発表者、水色は第二発表者
回 日A 日B 日C 日D 留A 留B 留C 留D
第9回 0.43 0.02 1.42 0.04 0.04 0.41
第10回 0.53 0.07 0.14 0.50 2.11 0.57 0.02 第11回 0.18 0.41 0.22 0.78 1.37 0.33 第12回 0.31 0.41 0.29 0.84 0.89 0.60 0.53 第13回 0.29 0.16 0.51 0.95 0.62 0.42 第14回 0.07 0.52 1.53 0.20 0.27 0.16
注:日A~留Dは日本人学生A~留学生Dを指す
0.482 0.482 0.482 0.482
0.252 0.252 0.252 0.252
0.100 0.200 0.300 0.400 0.500 0.600
*(t両側両側両側両側)
日本人学生4人の発言回数(表11,図29)の結果
日本人学生4人の平均値を見ると、システム使用時が0.300/分回であり、システム 未使用時は0.254/分回であり差はシステム使用時の方が0.046/分回増となった。
表11:日本人学生4人の発言回数(1分間あたり)
背景色:黄色は第一発表者、水色は第二発表者
回 日本人学生A 日本人学生B 日本人学生C 日本人学生D
第9回 0.43 0.02
第10回 0.53 0.07 0.14 第11回 0.18 0.41 0.22 第12回 0.31 0.41 0.29
第13回 0.29 0.16 0.51 0.95
第14回 0.07 0.52
図29:日本人学生4人の発言回数の平均 0 .3 0 0
0 .3 0 0 0 .3 0 0 0 .3 0 0
0 .2 5 4 0 .2 5 40 .2 5 4 0 .2 5 4
0.0 00 0.0 50 0.1 00 0.1 50 0.2 00 0.2 50 0.3 00 0.3 50 0.4 00 0.4 50 0.5 00
システ ム 使用 システ ム 未使用
留学生4人の発言回数(表12,図30)の結果
留学生4人の平均値を見ると、システム使用時が0.638/分回であり、システム未
使用時は0.244/分回であり差はシステム使用時の方が0.394/分回増となった。
T検定の両側検定においても有意水準1%で平均値に有意差がある。
表12:留学生4人の発言回数(1分間あたり)
背景色:黄色は第一発表者、水色は第二発表者
回 留学生A 留学生B 留学生C 留学生D
第9回 1.42 0.04 0.04 0.41
第10回 0.50 2.11 0.57 0.02 第11回 0.78 1.37 0.33 第12回 0.84 0.89 0.60 0.53 第13回 0.62 0.42 第14回 1.53 0.20 0.27 0.16
0 .6 3 8 0 .6 3 8 0 .6 3 8 0 .6 3 8
0 .2 4 4 0 .2 4 4 0 .2 4 4 0 .2 4 4
0 .0 0 0 0 .1 0 0 0 .2 0 0 0 .3 0 0 0 .4 0 0 0 .5 0 0 0 .6 0 0 0 .7 0 0
**(t両側両側両側両側)
教員の発言回数(表13,図31)の結果
教員の平均値を見ると、システム使用時が 2.823/分回であり、システム未使用時
は2.517/分回であり差はシステム使用時の方が0.306/分回増となった。
表13:教員の発言回数(1分間あたり)
回 教員
第9回 1.56
第10回 3.60 第11回 2.55 第12回 3.46 第13回 2.46 第14回 2.39
2 .8 2 3 2 .8 2 3 2 .8 2 3 2 .8 2 3
2 .5 1 7 2 .5 1 72 .5 1 7 2 .5 1 7
0 .0 00 0 .5 00 1 .0 00 1 .5 00 2 .0 00 2 .5 00 3 .0 00 3 .5 00 4 .0 00 4 .5 00 5 .0 00
システム 使用 システ ム未使用
図31:教員の発言回数の平均