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5.6 異なるジオメトリ間のフィールドマッピング
mapFields
ユーティリティは,別のジオメトリに対応するフィールドに与えられたジオメトリに関連する一つ以上のフィールドをマップします.フィールドが関連するジオメトリの間のど んな類似性も必要とされないほど完全に一般化されています.しかしながら,ジオメトリが一 貫している場合は,マッピングの過程を簡素化する特別なオプションを用いて
mapFields
を実 行できます.mapFields
について述べるために,いくつかの用語を定義する必要があります.まず,データがソースからターゲットまでマップされるといいます.ソースとターゲットフィールドの両方 の幾何形状と境界タイプ,あるいは条件がまったく同じであるなら,フィールドは一貫してい ると考えられます.
mapFields
がマップするフィールド・データは,ターゲットとなるケース のcontrolDict
のstartFrom/startTime
によって指定された時間ディレクトリの中のフィールド です.データは,ソースとなるケースの同等な時間ディレクトリから読み込まれて,ターゲッ トとなるケースの同等な時間ディレクトリに写像されます.5.6.1
一貫したフィールドのマッピング一貫したフィールドのマッピングは,以下の
-consistent
コマンドラインオプションを使用 しながら,mapFields
を(ターゲット)ケース上で実行することによって,簡単に実行されます.mapFields <source dir> -consistent
5.6.2
一貫しないフィールドのマッピングフィールドが図5.16のように一貫していないとき,
mapFields
はターゲットとなるケースのsystem
ディレクトリにmapFieldsDict
ディクショナリを必要とします.以下の規則がマッピングに適用されます.
• フィールド・データはどこでも,可能である限り,ソースからターゲットにマップされ ます.すなわち,私たちの例では,代替されないままで残っている網掛け領域を除いて,
ターゲットとなる幾何形状に含まれるすべてのフィールド・データがソースからマップ されます.
• 別の方法で
mapFieldsDict
ディクショナリで指定されない限り,パッチフィールド・デー タは代替されないままです.mapFieldsDict
ディクショナリは,パッチデータに関するマッピングを指定する二つのリストを 含んでいます.最初のリストは,図5.16のように幾何形状が一致するソースとターゲットとな るパッチの組の間のデータのマッピングを指定するpatchMap
です.リストは,ソースとター ゲットとなるパッチの名前のそれぞれの組を含んでいます.2
番目のリストは,ターゲットとな るパッチの名前を含むcuttingPatches
です.そのターゲットのパッチの値は,ターゲットと なるパッチが切断するソースの内部のフィールドからマップされます.私たちの例における左 下のターゲットとなるパッチにように,ターゲットとなるパッチがソースの内部のフィールド の一部を切断するだけの状況では,内部のフィールドに含まれるそれらの値はマップされ,外 部にある値は変わりません.mapFieldsDict
ディクショナリの例は以下に示します.cuttingPatches
ソースフィールド形状 ターゲットフィールド形状内側のターゲットパッチには
を使ってマップできる
一致するターゲットパッチには を使ってマップできる
patchMap
図5.16 一貫しないフィールドをマップする
17
18 patchMap ( lid movingWall );
19
20 cuttingPatches ( fixedWalls );
21 22
23 // ************************************************************************* //
mapFields <source dir>
5.6.3
並列なケースのマッピングmapFields
を実行するとき,並列計算のためにソースとターゲットとなるケースのどちらかもしくは両方を分解するなら,追加オプションが必要になります.
-parallelSource
ソースケースが並列計算のために分解される場合-parallelTarget
ターゲットケースが並列計算のために分解される場合第 6 章
後処理
本章では,
OpenFOAM
での後処理のオプションについて述べます.OpenFOAM
にはオー プンソースの可視化アプリケーションであるParaView
を用いた後処理のユーティリティであるparaFoam
が提供されており,これについては6.1節で述べています.後処理の別の方法としては,
EnSight
やFieldview
等のサードパーティから供給されている製品を使う方法やFluent
の 後処理を使う方法があります.
ドキュメント内
OpenFOAM User Guide
(ページ 162-165)