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男⼥共同参画社会基本法

ドキュメント内 第2次男女共同参画プラン(案)[修正後] (ページ 64-68)

会の対等な構成員として、国若しくは地方公共 団体における政策又は民間の団体における方針 の立案及び決定に共同して参画する機会が確保 されることを旨として、行われなければならな い。

(家庭生活における活動と他の活動の両立)

第六条 男女共同参画社会の形成は、家族を構成 する男女が、相互の協力と社会の支援の下に、

子の養育、家族の介護その他の家庭生活におけ る活動について家族の一員としての役割を円滑 に果たし、かつ、当該活動以外の活動を行うこ とができるようにすることを旨として、行われ なければならない。

(国際的協調)

第七条 男女共同参画社会の形成の促進が国際社 会における取組と密接な関係を有していること にかんがみ、男女共同参画社会の形成は、国際 的協調の下に行われなければならない。

(国の責務)

第八条 国は、第三条から前条までに定める男女 共同参画社会の形成についての基本理念(以下

「基本理念」という。)にのっとり、男女共同参 画社会の形成の促進に関する施策(積極的改善 措置を含む。以下同じ。)を総合的に策定し、及 び実施する責務を有する。

(地方公共団体の責務)

第九条 地方公共団体は、基本理念にのっとり、

男女共同参画社会の形成の促進に関し、国の施 策に準じた施策及びその他のその地方公共団体 の区域の特性に応じた施策を策定し、及び実施 する責務を有する。

(国民の責務)

第十条 国民は、職域、学校、地域、家庭その他 の社会のあらゆる分野において、基本理念にの っとり、男女共同参画社会の形成に寄与するよ うに努めなければならない。

(法制上の措置等)

第十一条 政府は、男女共同参画社会の形成の促 進に関する施策を実施するため必要な法制上又 は財政上の措置その他の措置を講じなければな らない。

(年次報告等)

第十二条 政府は、毎年、国会に、男女共同参画

社会の形成の状況及び政府が講じた男女共同参 画社会の形成の促進に関する施策についての報 告を提出しなければならない。

2 政府は、毎年、前項の報告に係る男女共同参 画社会の形成の状況を考慮して講じようとする 男女共同参画社会の形成の促進に関する施策を 明らかにした文書を作成し、これを国会に提出 しなければならない。

第二章 男女共同参画社会の形成の促進に 関する基本的施策

(男女共同参画基本計画)

第十三条 政府は、男女共同参画社会の形成の促 進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図 るため、男女共同参画社会の形成の促進に関す る基本的な計画(以下「男女共同参画基本計画」

という。)を定めなければならない。

2 男女共同参画基本計画は、次に掲げる事項に ついて定めるものとする。

一 総合的かつ長期的に講ずべき男女共同参画 社会の形成の促進に関する施策の大綱 二 前号に掲げるもののほか、男女共同参画社

会の形成の促進に関する施策を総合的かつ計 画的に推進するために必要な事項

3 内閣総理大臣は、男女共同参画会議の意見を 聴いて、男女共同参画基本計画の案を作成し、

閣議の決定を求めなければならない。

4 内閣総理大臣は、前項の規定による閣議の決 定があったときは、遅滞なく、男女共同参画基 本計画を公表しなければならない。

5 前二項の規定は、男女共同参画基本計画の変 更について準用する。

(都道府県男女共同参画計画等)

第十四条 都道府県は、男女共同参画基本計画を 勘案して、当該都道府県の区域における男女共 同参画社会の形成の促進に関する施策について の基本的な計画(以下「都道府県男女共同参画 計画」という。)を定めなければならない。

2 都道府県男女共同参画計画は、次に掲げる事 項について定めるものとする。

一 都道府県の区域において総合的かつ長期的 に講ずべき男女共同参画社会の形成の促進に 関する施策の大綱

二 前号に掲げるもののほか、都道府県の区域 における男女共同参画社会の形成の促進に関 する施策を総合的かつ計画的に推進するため に必要な事項

3 市町村は、男女共同参画基本計画及び都道府 県男女共同参画計画を勘案して、当該市町村の 区域における男女共同参画社会の形成の促進に 関する施策についての基本的な計画(以下「市 町村男女共同参画計画」という。)を定めるよう に努めなければならない。

4 都道府県又は市町村は、都道府県男女共同参 画計画又は市町村男女共同参画計画を定め、又 は変更したときは、遅滞なく、これを公表しな ければならない。

(施策の策定等に当たっての配慮)

第十五条 国及び地方公共団体は、男女共同参画 社会の形成に影響を及ぼすと認められる施策を 策定し、及び実施するに当たっては、男女共同 参画社会の形成に配慮しなければならない。

(国民の理解を深めるための措置)

第十六条 国及び地方公共団体は、広報活動等を 通じて、基本理念に関する国民の理解を深める よう適切な措置を講じなければならない。

(苦情の処理等)

第十七条 国は、政府が実施する男女共同参画社 会の形成の促進に関する施策又は男女共同参画 社会の形成に影響を及ぼすと認められる施策に ついての苦情の処理のために必要な措置及び性 別による差別的取扱いその他の男女共同参画社 会の形成を阻害する要因によって人権が侵害さ れた場合における被害者の救済を図るために必 要な措置を講じなければならない。

(調査研究)

第十八条 国は、社会における制度又は慣行が男 女共同参画社会の形成に及ぼす影響に関する調 査研究その他の男女共同参画社会の形成の促進 に関する施策の策定に必要な調査研究を推進す るように努めるものとする。

(国際的協調のための措置)

第十九条 国は、男女共同参画社会の形成を国際 的協調の下に促進するため、外国政府又は国際 機関との情報の交換その他男女共同参画社会の 形成に関する国際的な相互協力の円滑な推進を

図るために必要な措置を講ずるように努めるも のとする。

(地方公共団体及び民間の団体に対する支援)

第二十条 国は、地方公共団体が実施する男女共 同参画社会の形成の促進に関する施策及び民間 の団体が男女共同参画社会の形成の促進に関し て行う活動を支援するため、情報の提供その他 の必要な措置を講ずるように努めるものとする。

第三章 男女共同参画会議

(設置)

第二十一条 内閣府に、男女共同参画会議(以下

「会議」という。)を置く。

(所掌事務)

第二十二条 会議は、次に掲げる事務をつかさど る。

一 男女共同参画基本計画に関し、第十三条第 三項に規定する事項を処理すること。

二 前号に掲げるもののほか、内閣総理大臣又 は関係各大臣の諮問に応じ、男女共同参画社 会の形成の促進に関する基本的な方針、基本 的な政策及び重要事項を調査審議すること。

三 前二号に規定する事項に関し、調査審議し、

必要があると認めるときは、内閣総理大臣及 び関係各大臣に対し、意見を述べること。

四 政府が実施する男女共同参画社会の形成の 促進に関する施策の実施状況を監視し、及び 政府の施策が男女共同参画社会の形成に及ぼ す影響を調査し、必要があると認めるときは、

内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、意見を 述べること。

(組織)

第二十三条 会議は、議長及び議員二十四人以内 をもって組織する。

(議長)

第二十四条 議長は、内閣官房長官をもって充て る。

2 議長は、会務を総理する。

(議員)

第二十五条 議員は、次に掲げる者をもって充て る。

一 内閣官房長官以外の国務大臣のうちから、

内閣総理大臣が指定する者

二 男女共同参画社会の形成に関し優れた識見 を有する者のうちから、内閣総理大臣が任命 する者

2 前項第二号の議員の数は、同項に規定する議 員の総数の十分の五未満であってはならない。

3 第一項第二号の議員のうち、男女のいずれか 一方の議員の数は、同号に規定する議員の総数 の十分の四未満であってはならない。

4 第一項第二号の議員は、非常勤とする。

(議員の任期)

第二十六条 前条第一項第二号の議員の任期は、

二年とする。ただし、補欠の議員の任期は、前 任者の残任期間とする。

2 前条第一項第二号の議員は、再任されること ができる。

(資料提出の要求等)

第二十七条 会議は、その所掌事務を遂行するた めに必要があると認めるときは、関係行政機関 の長に対し、監視又は調査に必要な資料その他 の資料の提出、意見の開陳、説明その他必要な 協力を求めることができる。

2 会議は、その所掌事務を遂行するために特に 必要があると認めるときは、前項に規定する者 以外の者に対しても、必要な協力を依頼するこ とができる。

(政令への委任)

第二十八条 この章に定めるもののほか、会議の 組織及び議員その他の職員その他会議に関し必 要な事項は、政令で定める。

附 則(平成十一年六月二十三日法律第七十八号)

(施行期日)

第一条 この法律は、公布の日から施行する。

(男女共同参画審議会設置法の廃止)

第二条 男女共同参画審議会設置法(平成九年法 律第七号)は、廃止する。

附 則(平成十一年七月十六日法律第百二号) 抄

(施行期日)

第一条 この法律は、内閣法の一部を改正する法

律(平成十一年法律第八十八号)の施行の日か ら施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、

当該各号に定める日から施行する。

(施行の日=平成十三年一月六日)

一 略

二 附則第十条第一項及び第五項、第十四条第 三項、第二十三条、第二十八条並びに第三十 条の規定 公布の日

(委員等の任期に関する経過措置)

第二十八条 この法律の施行の日の前日において 次に掲げる従前の審議会その他の機関の会長、

委員その他の職員である者(任期の定めのない 者を除く。)の任期は、当該会長、委員その他の 職員の任期を定めたそれぞれの法律の規定にか かわらず、その日に満了する。

一から十まで 略

十一 男女共同参画審議会

(別に定める経過措置)

第三十条 第二条から前条までに規定するものの ほか、この法律の施行に伴い必要となる経過措 置は、別に法律で定める。

附 則(平成十一年十二月二十二日法律第百六十 号) 抄

(施行期日)

第一条 この法律(第二条及び第三条を除く。)は、

平成十三年一月六日から施行する。ただし、次 の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日か ら施行する。

(以下略)

ドキュメント内 第2次男女共同参画プラン(案)[修正後] (ページ 64-68)

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