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上記 3) の場合:9-2-98 温室効果ガスを相当量削減した施設で生産される商品の購入

6.1 申請手続について

登録申請は以下の手順によって行う。

①対象エコアクションと対象領域の設定

原資提供事業者は、登録を希望するエコアクションを明確化するともに、当該エコアク ションが環境負荷低減効果を有する対象領域を設定する。

②カテゴリーおよび該当コードの選定

原資提供事業者は、当該エコアクションのカテゴリーと本基準における該当コードを選 定する。該当するコードが無い場合は、(9)その他における、9-1-99~9-3-99 を選定する ことができるが、環境負荷低減効果が同等であることを立証する必要がある。

③本基準への適合性の確認

原資提供事業者は、登録を希望するエコアクションに関する情報を収集し、本基準への 適合性を確認する。なお、判別が困難な場合にはプラットフォーム等と相談する。

【解説・注釈】

・対象エコアクションの明確化にあたっては、本基準におけるエコアクションと同様に、

消費者等の立場からの記述とすること。

例:省エネ家電の販売 → 省エネ家電の購入

・対象領域は 1)温暖化対策、2)生物多様性・自然保護、3)廃棄物対策・3R、4)公害対策・

化学物質管理、の4領域から設定する。複数の領域としてもよい。

・カテゴリーは、1)共通、2)飲食、3)居住、4)被服、5)交通・通信、6)教育、7)教養・娯 楽、8)資産運用、9)その他、という9カテゴリーを定めているが、登録しようとするエ コアクションにうまく適合するものが無い場合には、 関連しそうなカテゴリーに分類し、

プラットフォームに相談する。

・適合する該当コードを見いだせない場合には以下の3コードを選定することができる。

但しその場合には、審査に時間がかかる等が想定されることに留意する必要がある。

・9-1-99 本基準における対象エコアクションと同等の環境負荷低減効果が期待される「商品の購入」

・9-2-99 本基準における対象エコアクションと同等の環境負荷低減効果が期待される「サービスの 利用」

・9-3-99 本基準における対象エコアクションと同等の環境負荷低減効果が期待される「その他の行

④環境負荷低減効果の定量化

原資提供事業者は、登録を希望するエコアクションの環境負荷低減効果を可能な限り定 量化して、申請書に記載する。また、効果の定量化が非常に困難な場合は、定性的な効果 の把握でも可とする(ただしこの場合、環境負荷低減効果はゼロとカウントされる) 。この 場合も、原資提供事業者およびその他関係者は、環境負荷低減効果の定量化に向けた努力 を継続することとする。

プラットフォームは、原資提供事業者が定量化したエコアクションの環境負荷低減効果 に関する情報を、会員へ提供する。

【解説・注釈】

・環境負荷低減効果の定量化にあたっては、以下の指標を用いることとする。

1)温暖化対策に資するエコアクション:温室効果ガス削減量(単位:kgCO2)

2)生物多様性・自然保護に資するエコアクション:

保護される土地面積(単位:ha)

※「保護される土地面積」とは以下のようなものを指す。

例)森林保全活動(植樹、間伐等)を行った面積 養殖・保護活動を行ったサンゴ礁の面積 ビオトープ保全活動を行った面積 湿地保全活動を行った面積 3)廃棄物対策・3Rに資するエコアクション:

天然資源投入量削減量、廃棄物等発生量削減量、最終処分量削減量(単位:kg)

・効果の定量化にあたっては、以下の点に留意する必要がある。

1)算定に用いるパラメータについては、可能な限り最新のデータを使用する。

2)再生可能エネルギー利用や輸送距離のように、時期により数値が変動しうる場合は、

ポイント発行期間における平均値をもって評価するものとする。期間が限定されて いない場合は、年平均値をもって評価する。

・廃棄物対策・3Rに資するエコアクションの効果の定量化にあたっては、 「3R行動見え る化ツール」 (平成 24 年 4 月、環境省廃棄物・リサイクル対策部)を活用することもで きる。

・原資提供事業者が当該商品の生産者と異なる等により、本基準への適合性に関する情報 を保有しない場合、当該商品の生産者等の情報保有者に対し、情報提供に協力するよう 求める必要がある。

・登録申請書の記載内容はプラットフォームのホームページなどで公開される。 そのため、

事業者の秘密情報などは記載しないよう心がける必要がある。なお、申請書に記載され

た内容は秘密情報とはみなされない。

⑤登録申請書類の作成と登録申請

原資提供事業者は、申請者名、申請するエコアクションの名称、ガイドラインにおける 該当コード、対象領域と環境負荷低減効果等を記載した「登録申請書」を作成し、サブプ ラットフォームに提出する。サブプラットフォームは、その内容の妥当性を確認し、メイ ンプラットフォームのエコ・アクション・ポイント登録事務局に提出する。

⑥登録

エコアクション登録事務局は、申請されたエコアクションについて、本基準への適合性 を所定の手続(→6.2(p.71)参照)に沿って審査し、その結果について申請者に通知す る。また、登録承認された場合には、申請書の内容(環境負荷低減効果を含む)について、

一般会員等に対しメインプラットフォームのホームページ等で公開する。

⑦登録内容の修正・変更

原資提供事業者は、登録承認された内容に変更が生じた場合には、速やかに「変更申請 書」を作成し、サブプラットフォームに提出する(以降の手続は上記⑤、⑥と同様)。メイ ンプラットフォームは、変更申請されたエコアクションについて、再度、本基準への適合 性を審査するとともに、その間、ホームページ等での当該エコアクションに関する情報公 開を一時中止する。

また、メインプラットフォームおよびサブプラットフォームは、登録承認された内容と の違いが生じたことを見つけた場合には、申請者に対し変更申請書の作成を求めることが できる。その場合、サブプラットフォームは、登録内容に変更が生じた旨を速やかにメイ ンプラットフォームに報告すること。

【解説・注釈】

・ 「登録・変更申請書(登録申請者用) 」および「登録・取消通知書(登録審査者用) 」の標 準様式をp.69 以降に示す。

・申請内容と登録内容は必ずしも一致しないことがある。最終的に「登録・取消通知書」

に記載される内容が登録内容となる。

・特段の理由がない限り、エコアクション登録事務局は、申請から登録までの期間が2か 月(申請書の不備等による手戻りの期間を除く)を超えないように配慮しなければなら ない。

・登録承認された内容と違いが生じた時点から変更申請までに一定以上の期間が経ってい る場合や、メインプラットフォームやサブプラットフォームからの変更申請依頼に一定 期間以上応じない場合は、 その理由の如何に関わらず、 登録取り消しとなることがある。

・原資提供事業者による変更申請から再登録までの間、メインプラットフォームはホーム

⑧登録の取り消し

以下の場合には、エコアクションの登録が取り消しとなることがある。

1)登録承認されたエコアクションに事実と異なる内容があったとき(意図的か非意図的であるか を問わない)

2)登録エコアクションの「段階」を度外視するなど、登録エコアクションに応じないロゴマーク 表示を行ったとき

3)法令や公序良俗に反するような方法での名称及び関連ロゴの表示や、エコ・アクション・ポイ ントプログラムの信用を損ねる恐れのある行為をしたとき

4)ポイント発行に際しての留意事項に反し、著しく高率のポイントを発行する等したとき 5)本基準の見直しにより、過去に登録承認されていたエコアクションが基準を満たさないことと

なったとき

6)「環境表示ガイドライン」(平成 20 年 1 月、環境省)に合致しない環境情報の表示を行ったと き

登録取り消しとなった場合、原則として当該商品等に関して「エコ・アクション・ポイント」

の名称及び関連ロゴを表示することはできなくなる。なお、5)本基準の見直しにより登録取り消 しとなった場合に限り、既に製造している商品や企画しているイベント等への影響を考慮し、移 行猶予期間は最大で1年間とする。

【解説・注釈】

・2)について、原資提供事業者は、登録されたエコアクションに応じた表示を行う必要がある。

以下の場合には当該エコアクションの登録が取り消しとなり、名称及び関連ロゴ等の使用が中 止されることがある。詳しくは、ガイドライン「参考: 「エコ・アクション・ポイント」事業実 施に際しての名称及び関連ロゴ規程」 (p.55)を参照のこと。

1.登録されたエコアクションと合致しない表示

例:輸送段階に関するエコアクションとして登録承認を受けているにも関わらず、あたかも 商品全体がエコアクションの対象であるような表示

例:対象エコアクションとなる製品シリーズの中に対象外の製品が含まれる場合、当該シリ ーズ全体への名称及び関連ロゴ使用。

2.十分なエコアクションが期待できないと判断されるイベント等への表示

例: 「森林保全活動への参加」として登録承認されているにも関わらず、間伐作業などの森林 保全活動は極めて短時間であるなど、実質的に一般的な活動とほとんど変わらないイベ ントへの表示。

3.その他、誤解を与えるような表示

・登録取消となった場合、プラットフォームに著しい過失等がない限り、損害賠償としてプラッ トフォームにロゴの消去などに要する費用を請求することはできない。原資提供事業者の責任 および費用でロゴの消去を行うこと。

・環境省がメインプラットフォームに対して名称及び関連ロゴの使用取消等を行った場合に、 個々

の原資提供事業者に影響が生じたとしても、環境省はその責を負わない。

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