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現 状

5 環状第2号線計画との整合性

築地改修に伴い現計画を変更する場合、以下の課題がある。

(1)幹線道路としての機能の確保

・線形が急曲線となるまたは縦断勾配が急になる場合、設計速度を落とす必要が生じるなど、

幹線道路としての機能に課題。(現在の設計速度は60㎞/h)

(2)新大橋通りにアクセスしない場合、新たな交通渋滞が発生

・地上の道路と接続する環2本線出入口(汐留駅近く)等に交通が集中 ・新大橋通りに向かう迂回交通が、勝どき・晴海周辺に集中

・首都高速都心環状線へのアクセス性が低下

(3)事業期間が長期化 (再設計やアセス等の手続きが必要となる。実績30~50ヶ月)

・修正設計等(幹線道路網計画調査、警視庁・区との協議、概略・詳細設計、測量等)

・都市計画変更及び環境アセスメントの手続

(4)オリンピック・パラリンピック大会時に環状第2号線が使用できない恐れ

・地上部道路、暫定道路を整備しない場合、東京2020大会時の輸送ルートとして、環2が使用 できない恐れがある。

(5)その他

・環状第2号線工事と築地市場再整備工事の優先度を勘案することにより、いずれかの工事の完成 時期が大幅に遅れる。

・環状第2号線本線に側道がない場合、自転車・歩行者ネットワークが寸断、利便性及び防災性 が低下する。

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環状第2号線計画との関係 (道路位置図)

本線は、

新大橋通りと接続

本線は、

側道を整備

凡 例

現本線整備位置(地上部)

現本線整備位置(地下部)

暫定道路位置

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(参考) 環状第2号線のあらまし

環状第2号線全体図

○ 環状第2号線とは

・江東区有明を起点とし、中央区、港区などを経て千代田 区神田佐久間町を終点とする全長約14㎞の都市計画 道路

・これまでに、外堀通りの区間など約9㎞が完成。平成26 年3月に新たに新橋から虎ノ門までの約1.4㎞の区間 が開通

・現在、未開通となっている豊洲から新橋までの約3.4 ㎞の区間で工事を進行中

・環状第2号線の整備により以下の効果が期待されるとと もに、2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリ ンピック競技大会において、晴海の選手村と競技会場 等を結ぶ重要な道路に位置付けられている

環状第2号線の 整備効果

○ 臨 海 部 と 都 心 部 を 結 ぶ 交 通 ・ 物 流 ネ ッ ト ワ ー ク の 強 化

○ 平 行 す る 晴 海 通 り の 渋 滞 緩 和 な ど 地 域 交 通 の 円 滑 化

○ 臨 海 地 区 の 避 難 ル ー ト の 多 重 化 に よ る 防 災 力 の 向 上

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